東京都あきる野市|エラーコード頻発 パナソニックHE-SU46LQS・HE-D46FQS 2台同時エコキュート交換事例
今回は、東京都あきる野市の2世帯住宅で、1階と2階に設置されていたエコキュート2台を、パナソニック「HE-D46FQS」(床暖房機能付 高圧フルオート460L)と「HE-SU46LQS」(ウルトラ高圧フルオート460L)へ同時交換した事例を紹介します。
既存機器はどちらも約12年使用されており、2階のダイキン製エコキュートでエラーコード「FA」が頻発するというご相談をいただきました。
今回の現場では、建物脇の狭い通路を使った既設2台の搬出と新設2台の搬入、そして隣地のフェンスを一時的に取り外しての動線確保に注意しながら施工を行いました。
事例のポイント・背景
- 2世帯住宅に設置されたエコキュート2台(1階・2階)を、1日で同時交換した事例です。
- 既設は1階がパナソニック「HE-D46FQ」(460L・床暖房機能付)、2階がダイキン「EQN37PFV」(貯湯ユニット形式TU37PFV・370L)。どちらも使用年数は約12年でした。
- 2階の機器でエラーコード「FA」が頻発し、1階とあわせて2台まとめての交換をご提案しました。
- 2階は4人でお住まいのため、370L→460Lへ容量アップ。減圧弁設定圧力325kPaのウルトラ高圧タイプを選定しています。
- 1階は温水床暖房を使用中のため、床暖房機能付のDFシリーズで機能をそのまま引き継ぎました。
- 付帯工事として給水バルブ交換2か所と、蓄熱暖房機1台の撤去・産廃処分を実施しています。
- 建物脇の通路が狭く、搬出入は敷地内右側の通路と、裏の空き地からフェンスを取り外すルートの2系統を確保しました。
- 給湯省エネ2026事業(HE-SU46LQS 1台分+蓄熱暖房機撤去加算)を申請しています。
エコキュート交換の概要
| 交換詳細 | 【2階】ダイキン EQN37PFV(370L)⇒ パナソニック HE-SU46LQS(460L)へ交換
【1階】パナソニック HE-D46FQ(460L)⇒ パナソニック HE-D46FQS(460L)へ交換 |
| エコキュート
(2階) |
【商品名】Sシリーズ ウルトラ高圧フルオート460L
【タイプ】フルオート 【容量】460L(4〜7人用) 【タンク形状】角型(屋外設置用) 【最大使用圧力】370kPa(減圧弁設定圧力325kPa) 【主な機能】ソーラーチャージ/AIエコナビ/ピークシフト設定/おまかせ配管キレイ除菌/キレイキープコート/真空断熱材/無線LAN搭載コミュニケーションリモコン 【メーカー】パナソニック 【品番】HE-SU46LQS(貯湯ユニット HE-SU46LQ + ヒートポンプユニット HE-PSU60L) |
| エコキュート
(1階) |
【商品名】DFシリーズ 床暖房機能付 高圧フルオート460L
【タイプ】フルオート(床暖房機能付) 【容量】460L(4〜7人用) 【タンク形状】角型(屋外設置用) 【最大使用圧力】190kPa(減圧弁設定圧力180kPa) 【主な機能】床暖房機能/AIエコナビ/おまかせ配管キレイ除菌/キレイキープコート/真空断熱材/給湯ガイド/昼間沸き上げ停止 【メーカー】パナソニック 【品番】HE-D46FQS(貯湯ユニット HE-D46FQ + ヒートポンプユニット HE-PD60F) |
| 付帯工事 | 給水バルブ交換 × 2か所/蓄熱暖房機 撤去1台(メクラ処理・産廃処分含む) |
| 交換にかかった時間 | ※要記入(2台同時交換と蓄熱暖房機撤去を含むため、目安は1日) |
| 交換した住宅 | 戸建(2世帯住宅・築12年・オール電化・太陽光発電+蓄電池あり) |
| 備考 | 施工前に搬入経路・設置位置・作業スペースを確認。搬出入は敷地内の右側通路と、裏手の空き地からフェンスを取り外すルートの2系統を想定し、隣地使用とフェンス取り外しの許可をいただいたうえで着工しました。基礎幅と通路幅は事前に採寸し、既存基礎をそのまま使える状態かを確認しています。 |
交換したエコキュートの詳細
【2階】パナソニック HE-SU46LQS(Sシリーズ ウルトラ高圧フルオート460L)
| タイプ | ウルトラ高圧フルオート |
| 容量 | 460L(4〜7人用) |
| タンク形状 | 角型(屋外設置用) |
| 最大使用圧力 | 370kPa(減圧弁設定圧力325kPa) |
| 年間給湯保温効率 | 3.5(ふろ熱回収機能なし) |
| 省エネ基準達成率 | 区分名E(2025年度を目標年度とする省エネ基準) |
| 主な機能 | ソーラーチャージ/AIエコナビ/ピークセーブ・ピークシフト設定/おまかせ配管キレイ除菌/キレイキープコート/真空断熱材/無線LAN搭載コミュニケーションリモコン(専用アプリ対応)/うっかりアシスト |
| 貯湯ユニット寸法 | 高2170×幅600×奥行680mm |
| ヒートポンプユニット寸法 | 高672×幅799(配管カバー含む867)×奥行299mm |
2階は4人でお住まいで、既設は370L。
朝と夜にお湯の使用が重なる時間帯に余裕がない状態でしたので、460Lへ容量を引き上げました。
あわせて、2階の浴室とシャワーで水圧が落ちにくいウルトラ高圧タイプ(減圧弁設定圧力325kPa)を選定し、既設と同じ水準の給湯圧力を確保しています。
このお宅は太陽光発電と蓄電池を設置されているため、昼間の発電に合わせて沸き上げるソーラーチャージ機能との相性がよく、電気代の面でもメリットを見込める組み合わせです。
【1階】パナソニック HE-D46FQS(DFシリーズ 床暖房機能付 高圧フルオート460L)
| タイプ | 床暖房機能付 高圧フルオート |
| 容量 | 460L(4〜7人用) |
| タンク形状 | 角型(屋外設置用) |
| 最大使用圧力 | 190kPa(減圧弁設定圧力180kPa) |
| 床暖房適用畳数 | 合計20畳まで(パナソニック温水床暖房パネル・敷設率60%の場合) |
| 主な機能 | 床暖房機能/AIエコナビ/おまかせ配管キレイ除菌/キレイキープコート/真空断熱材/給湯ガイド/昼間沸き上げ停止/自動お湯はり・自動保温・自動たし湯・追いだき |
| 貯湯ユニット寸法 | 高1890×幅732×奥行810mm |
| ヒートポンプユニット寸法 | 高660×幅799(867)×奥行299(332)mm |
1階は温水床暖房を使用されており、給湯だけでなく暖房の熱源も同じエコキュートでまかなっています。
同じ460Lの床暖房機能付タイプへ入れ替えることで、既存の床暖房パネルと配管をそのまま活かし、リモコンの操作感も大きく変えずに済みました。
今回は床暖房リモコン(HE-RUFC)と戻りヘッダー(MIW340)、循環用の不凍液(AD-WHAFA-405)もあわせて更新しています。
ご依頼の背景
最初のご相談は「2世帯住宅でエコキュートを2台使っているが、2階のダイキン製でエラーコード『FA』が頻繁に出る」という内容でした。
1階のパナソニック製(床暖房対応460L)は問題なく動いている状態でした。
「FA」は、機器が異常を検知して運転を停止したことを知らせる警報です。
漏電遮断器を入れ直せばいったん表示が消える場合もありますが、繰り返し出るようであれば内部に原因が残っている可能性が高く、点検が必要になります。
エラーコードの詳しい内容は、ダイキン工業のエラーコード検索や取扱説明書で確認できます。
Y様のお宅でも「リセットすると数日は使えるが、また出る」という状態が続いていました。
修理ではなく交換をご提案した理由は、大きく2点です。
1点目は使用年数です。既設は約12年経過しており、エコキュートの一般的な寿命とされる10〜15年の後半に差しかかっていました。
2点目は費用対効果です。原因が基板やヒートポンプ側の部品にある場合、修理費が高額になりやすく、直してもほかの部位から不具合が出る可能性が残ります。
また、2台をまとめて交換すれば、搬出入や電気・配管まわりの作業を1日に集約でき、2回に分けるより工事の負担を抑えられます。
あわせて、給湯省エネ2026事業の補助金についてもご案内しました。
今回は2階のHE-SU46LQS 1台分と、蓄熱暖房機の撤去加算が対象です。
もともとご検討されていた蓄熱暖房機1台の撤去も、このタイミングでまとめて実施することになりました。
施工前の状況


施工日は2026年7月4日です。
朝8時台に現場へ到着し、まずは2台それぞれの設置状況から確認しました。
1階側はパナソニック「HE-D46FQ」(460L・水側最高使用圧力190kPa)、2階側はダイキン「TU37PFV」(370L・水側最高使用圧力340kPa)で、どちらも建物脇の通路に貯湯ユニットとヒートポンプユニットを並べて設置する形でした。
銘板とリモコンの表示を確認し、1階の床暖房リモコンを含め、各リモコンが正常に動作していることをチェックしています。


次に搬入・搬出ルートです。
今回の現場は建物脇の通路が狭く、貯湯ユニットを立てたまま通せる幅がぎりぎりでした。
敷地内の右側から入るルートと、裏手の空き地側からフェンスを取り外して入るルートの2系統を想定し、通路幅をメジャーで実測しています。
裏の空き地の使用とフェンスの一時取り外しについては、事前に許可をいただいていました。

あわせて、既存のコンクリート基礎の幅と高さも採寸しました。
新設機の脚部ピッチが収まるか、アンカーの打ち直しが必要かを判断するためです。
実測の結果、今回は既存基礎をそのまま使える状態でした。


施工中の様子
作業は3名体制で実施しました。


まず2台分の水抜きと電源の遮断を行い、既設の貯湯ユニットとヒートポンプユニットを順番に撤去します。
撤去後は基礎の天端と、保温材で被覆された給水・給湯配管、ドレン配管の状態を確認しました。
長年カバーの内側にあった部分ですので、傷みや漏れの跡がないかをこの段階で見ておきます。
続いて新設機の搬入です。
1階側のHE-D46FQ(貯湯ユニット)と2階側のHE-SU46LQ(貯湯ユニット)、それぞれのヒートポンプユニットを、確保した2系統のルートから人力で運び込みました。
据え付け後はアンカーで固定し、配管を接続していきます。
接続部は銅管を使用し、保温材を巻き直して仕上げました。

電気配線は、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの間の連絡配線・電源結線を1台ずつ確認しながら進めます。
同じタイミングで、付帯工事の給水バルブ交換2か所と、蓄熱暖房機1台の撤去・メクラ処理も並行して実施しました。
1階側は床暖房系統があるため、戻りヘッダーの入れ替えと不凍液の充填まで行っています。
今回の施工で注意したポイント
1.狭い通路での8ユニット分の搬出入
2台同時交換ということは、既設2台の搬出と新設2台の搬入で、貯湯ユニットとヒートポンプユニットを合わせて8ユニット分の出入りが発生します。
今回は通路が狭く、台車を自由に取り回せる幅がありません。
そのため事前に通路幅と段差を実測し、敷地内右側のルートと裏の空き地側のルートを使い分けました。
2.既存基礎をそのまま使えるかどうかの見極め
1階は既設と同じ貯湯ユニット(品番HE-D46FQ・幅732mm)への入れ替えですが、2階はダイキンの370Lからパナソニックの460L(幅600mm)へ変わるため、脚部の位置が既設と同じとは限りません。
基礎からはみ出したり、アンカー位置が端に寄りすぎたりすると耐震上の不安が残るため、施工前に基礎の幅と高さを実測しました。
結果として2台とも既存基礎を流用できる寸法でしたが、ここは現地で必ず確認しておきたい部分です。
3.床暖房系統の引き継ぎ
1階は温水床暖房を使用されているため、給湯配管だけでなく床暖房の往き・戻り配管の処理が必要です。
戻りヘッダー(MIW340)を新しくし、循環液には不凍液(AD-WHAFA-405)を充填しました。
床暖房リモコン(HE-RUFC)も新設し、既存の床暖房パネル側に影響が出ていないかを通水後にチェックしています。
4.蓄熱暖房機の撤去とメクラ処理
蓄熱暖房機は本体が非常に重く、内部のレンガを分解しながらの搬出になります。
撤去後は専用回路の端子部をメクラ処理し、取り外した部材は産業廃棄物として適正に処分しました。
給湯省エネ事業の撤去加算を申請する関係で、銘板や撤去途中の状況についても記録を残しています。
施工後の仕上がり
据え付けと接続が終わったあと、以下の項目を順に確認しました。
- 貯湯ユニット・ヒートポンプユニット2台分の水平と、アンカー固定の状態
- 給水・給湯・ふろ配管の接続部からの漏水の有無(通水後に再確認)
- 新設した給水バルブ2か所の開閉と止水状態
- 1階・2階それぞれのリモコン(台所・浴室)の表示と通話機能
- 1階の床暖房リモコンの動作と、不凍液の循環・エア抜きの状態
- 2階側でエラーコードが再表示されないこと、沸き上げが正常に始まること
- ふろ自動運転による湯はり・保温の動作
- 蓄熱暖房機の撤去跡とメクラ処理部分の安全確認
- 搬入経路として使用した通路・フェンスの復旧と清掃
すべて問題がないことを確認したうえで、施工を完了しております。


2台とも、既存の基礎と通路の幅に収まる形できれいに納まりました。
1階側は分電盤側の動線を塞がない位置に、2階側はフェンスとの間に点検スペースを残す位置に据え付けています。


お客様の声
「2階のエラーが出るたびにブレーカーを入れ直していたので、まずそこから解放されたのが大きいです。問い合わせたその日のうちに連絡をいただけて、修理と交換それぞれの見通しを数字で説明してもらえたので、判断に迷いませんでした。1階のほうはまだ動いていたので迷ったのですが、あとから2回工事をするより1日で済ませたほうが負担が少ないと聞いて納得しました。当日は3人で来ていただいて、狭い通路をどう通すかも事前に決めてくださっていたようで、思っていたより静かに終わった印象です。2階でお湯が足りなくなる感じがなくなったのは、家族全員が気づきました。」
エコキュートの故障や交換に悩まれている方は、お気軽にお問い合わせください。
担当者コメント
今回いちばん気を配ったのは、搬出入の段取りです。
建物脇の通路が狭く、2台分となると貯湯ユニットだけで4台、ヒートポンプを含めると8ユニットの出入りになります。
隣地の使用許可とフェンスの取り外し許可を先に取っておいてもらえたので、当日はルートの判断に時間を使わずに済みました。
事前の採寸で既存基礎をそのまま使えるとわかっていたのも、工程が読める安心材料でした。
1階側は床暖房が絡むため、給湯だけの交換より工程が1段多くなります。
戻りヘッダーの入れ替えと不凍液の充填、床暖房リモコンの設定まで終えて、通水後にエア抜きの状態を確認しました。
2階側は容量が370Lから460Lへ上がりました。
給湯圧力は既設も高圧タイプでしたので大きくは変わりませんが、4人でお使いになるご家庭なら湯量の余裕は出るはずです。
エラー表示に振り回されない状態に戻せたのが、今回いちばんお伝えしたい結果です。
まとめ
東京都あきる野市の2世帯住宅で、約12年使用したエコキュート2台を、パナソニック「HE-SU46LQS」と「HE-D46FQS」へ1日で同時交換した事例でした。
2階のエラーコード「FA」をきっかけに2台をまとめて更新し、蓄熱暖房機の撤去と給水バルブ交換まで同じ日に完了しています。
2世帯住宅や、給湯機が複数台あるお宅では「壊れた1台だけ直すか、まとめて交換するか」で判断が分かれます。
設置時期・使用年数・搬入経路・補助金の対象可否まで含めて比べると、答えが見えやすくなります。
判断に迷われている方は、現地調査とお見積りからお気軽にご相談ください。
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なお、予算上限到達等により給付が確約されるものではありません。
※2 商品保証は10年間33,000円(税込)で付帯可能です。
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