エコキュートの悪徳業者の手口と被害とは?騙されないための見分け方と相談先

「エコキュートの点検に来た業者が怪しい」
「近所でエコキュートの悪徳業者が出たと聞いて不安」
「相場より明らかに高い見積りを出されたけれど、これって詐欺?」
エコキュートの設置や修理は、専門知識が必要な分野であるため、その情報格差を悪用した悪徳業者の被害が後を絶ちません。
なかには強引な勧誘に負け、数十万円単位の不要な出費を強いられたケースも報告されています。
そこでこの記事では、エコキュートの悪徳業者が使う最新の手口と、騙されないための見極めチェックリストを徹底解説します。
この記事を読めば、怪しい業者の正体を見抜き、大切なお金と住まいを守るための具体的な方法がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートの悪徳業者による被害を手口とともに解説

まず、エコキュートの悪徳業者による被害とよく使われる手口を解説します。
主な手口は以下のとおりです。
- 法外な費用を請求される
- 故障していないのに修理される
- 不要な設備やオプションを勧められる
- クーリング・オフを不当に断られる
- SNSやネット広告を悪用した「補助金詐欺」の手口
- ずさんな工事が招く「火災」や「建物損壊」の二次被害
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
法外な費用支払いを請求される
まず、工事が終わったあとで法外に高額な費用を請求する手口があります。
エコキュートの工事相場は10万〜50万円、工事と設備込みで40万〜80万円ほど。
しかしこれよりもはるかに高い金額を請求する悪徳業者が存在します。
また工事や設備にかかる費用は一般的でも、何らかの名目をあげて、請求金額を水増しするケースも。
結果として、数十万円以上損をするケースがあります。
エコキュートの工事と設備の相場をきちんと理解し、法外な請求にだまされないようにしましょう。
関連記事:エコキュートの買い替え費用はいくら?交換にも使える補助金やコストを抑える方法を紹介!
関連記事:エコキュートの修理代はいくら?メーカー別の相場と出張費の目安・交換すべき判断基準を解説
故障していないのに修理される
故障していないのに修理して、その修理費を請求する悪徳業者も存在します。
信頼できる業者は、当然ながら故障していない箇所の修理は提案しません。
しかしありもしない故障をでっちあげ、その請求額も法外に高いことが、悪徳業者の手口です。
特に訪問販売の形で「無料点検をやっている」といって接触するケースが多いので注意しましょう。
不要な設備やオプションを勧められる
不要な設備やオプションを勧めてくる悪徳業者もいます。
例えば、浄水器やウォーターサーバーを売り込むケースが多いです。
またその際の営業がしつこく、断るのに苦労する場合もあります。
クーリング・オフを不当に断られる
法的にはクーリング・オフが実施できるにもかかわらず、それに対応しない悪徳業者も存在します。
もしくは、法的には確実にできるにもかかわらずそうではないかのように述べるケースも。
エコキュートの設置は、消費者側が訪問を依頼した場合は別として、クーリング・オフの対象です。
悪徳業者が何を主張しても、クーリング・オフは消費者の権利として法的に認められていることを理解しましょう。
SNSやネット広告を悪用した「補助金詐欺」の手口
近年、訪問販売だけでなくSNS(InstagramやFacebook)の広告や、Googleマップ上の偽レビューを悪用した手口が急増しています。
「〇〇市限定、エコキュート補助金が今月末で終了します」といった緊急性を煽るバナーでサイトへ誘導し、実際には補助金対象外の型落ち機種を相場より高く売りつけるケースが報告されています。
また、自治体の職員を装い、「近隣で点検作業を行っているのでついでに無料で確認します」と電話をかけてくる業者にも注意が必要です。
公的機関が特定の業者に点検を委託することは原則ありません。
2026年のエコキュート補助金については、以下をご覧ください。
関連記事:【最新】給湯省エネ2026事業は継続決定!補助額や前年との違い・併用可能なエコキュート補助金も紹介
ずさんな工事が招く「火災」や「建物損壊」の二次被害
悪徳業者の最大の問題は、単に価格が高いことではなく「工事品質の低さ」にあります。
資格を持たない作業員が施工することで、配線の接続不良による漏電火災や、貯湯ユニットの据え付けが甘いために起こる地震時の転倒・倒壊などのリスクが高まります。
また、基礎工事を簡略化された結果、タンクの重みで地面が沈下し、外壁や配管を傷めるケースも少なくありません。
安易な契約は、将来的に家の修繕費として数百万円の損失を招く恐れがあることを認識しておきましょう。
エコキュートが悪徳業者か見分けるためのチェックリスト7つ

エコキュートが悪徳業者かどうかは、一定の知識があればたいてい見分けられます。
以下のチェックリストを利用しましょう。
- 無料交換・点検をうたっていないか
- 必要以上に故障の可能性を匂わせていないか
- 身分証の提示はおこなわれたか
- 専門的な質問に対して答えられているか
- 即決での購入にこだわるか
- 浄水器をはじめとした水回りの設備をすすめてくるか
- 概要書面を提示してクーリング・オフに関して説明しているか
これを参考にすれば、ほぼ確実に悪徳業者を見分けられます。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
①無料交換・点検をうたっていないか
まず、無料交換や点検をうたっているなら、悪徳業者と考えて問題ありません。
悪徳業者は、「アポなしで訪問して無料交換や点検を申し出る→交換が必要と主張する」パターンを好んで用います。
ながお
アポなしでの訪問は実施せず、また無料交換を申し出ることもありません。
アポを取らず訪問する理由や、「無料」とうたう意味を理解し、そのような申し出があっても断るようにしましょう。
②必要以上に故障の可能性を匂わせていないか
必要以上に故障の可能性を匂わせていたら、悪徳業者の可能性が高いです。
例えば「ここも、ここも、さらにここも故障している」などです。
基本的にエコキュートは頑丈に作られており、同時多発的な故障は、あまり考えられません。
故障に関する言及が多い場合には、警戒するべきでしょう。
③身分証の提示はおこなわれたか
身分証の提示がおこなわれなかった場合、悪徳業者である可能性が高いです。
信頼できる業者は、社員証や名刺を用いて、自身の身分をはっきりと示します。
一方で悪徳業者は、自社名でWeb検索などされるのを嫌うため、これらの提示を好みません。
身分証の提示がなければ、何か裏があると考えましょう。
④専門的な質問に対して答えられているか
エコキュートに関する専門的な質問をして、その返答を観察するのも効果的です。
信頼できる業者なら、エコキュートの技術的な特徴やトラブル対応に関する質問にも的確に答えられます。
一方で悪徳業者は知識が不十分であることが多く、ちぐはぐな回答を示す傾向にあります。
腑に落ちない説明をしている場合、悪徳業者の可能性が高いです。
⑤即決での購入にこだわるか
即決にこだわるようなら、悪徳業者の可能性が高いです。
信頼できる業者なら「即決できない」と述べれば、それ以上無理強いしません。
しかし悪徳業者は、持ち帰られて熟考されると悪徳であることが発覚するため、即決にこだわる傾向があります。
「次は価格が上がる」などと言われる場合には、注意が必要です。
⑥浄水器をはじめとした水回りの設備をすすめてくるか
浄水器をはじめ、水回りの設備をすすめてくる場合も、悪徳業者の可能性が高いでしょう。
信頼できる業者が、しつこく浄水器などを勧めることはありません。
お得そうに解説してきますが、契約の縛りなどで消費者側が不利になるよう設定されているので、耳を傾けずキッパリと断りましょう。
⑦概要書面を提示してクーリング・オフに関して説明しているか
訪問営業では、概要書面を提示したうえで、クーリング・オフに関して説明しているかどうかチェックしましょう。
信頼できる業者であれば、契約の内容を示す概要書面を提示し、またクーリング・オフが利用できることも解説します。
しかしそれがない場合は、クーリング・オフをされたくないがため、説明を省略しているかもしれません。
訪問営業である時点でかなり疑わしいですが、上記説明がなければさらに問題があると判断できます。
エコキュートの悪徳業者と遭遇した際の具体的な対処法


エコキュートを利用した悪徳業者と思われる人物が現れた場合、以下のポイントを踏まえて対応しましょう。
- 即決で購入しない
- アポ無しの訪問を相手にしない
- 相見積もりを取る
- チラシの提供を求める
- 概要書面をきちんと読む
これらを理解しておけば、被害に遭う可能性を下げられます。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
即決で購入しない
まず、何を言われても即決で購入しないようにしましょう。
エコキュートの悪徳業者は、「明日になると割引が効かなくなる(≒今日買わないと高くなる)」と決断を迫ってくることが多いです。
しかし信頼できる業者は、このような手法を使いません。
そもそも割引が効くといって、相場より高い見積もりを出しているケースが多いです。
訪問営業などを受けても、契約前には必ず複数の業者と比較検討し、即決を避けるようにしましょう。
アポ無しの訪問を相手にしない
アポ無しの訪問は、いっさい相手にしないようにしましょう。
信頼できる業者は、基本的にはアポを取ったり、要請を受けたりしてから家庭を訪問します。
そうでない場合には、基本的に悪徳業者だと考えて問題ありません。
またアポ無しの場合は営業担当者がノルマに追われている場合があり、そのプレッシャーからしつこく営業をかけてくることもあります。
強引に購入を迫られる可能性が高いため、アポ無しの訪問は相手にしないようにしましょう。
相見積もりを取る
悪徳業者ではないかと感じたら、相見積もりを取りましょう。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取って、比較検討することです。
複数の見積もりがあれば、その業者の見積もり金額が常識的な範囲かどうか判断できるでしょう。
チラシの提供を求める
「悪徳業者かもしれない」と感じたら、チラシの提供を求めましょう。
悪徳業者は、場合によってはしつこく営業をかけてきます。
そのような場合、「チラシを置いてくれればあとで読んでおく」と伝えると、話を切り上げやすいです。
チラシがない、などと切り返された場合には、キッパリ断るようにしましょう。
概要書面をきちんと読む
契約前には概要書面をきちんと読むようにしましょう。
概要書面には、契約に関してきわめて重要な事項が掲載されています。
一方的に不利な内容が書かれていた場合、一度契約すると大変です。
営業担当者に質問しながら、契約しても問題ないか確認し、納得してから判を押すようにしましょう。
エコキュートの悪徳業者に関するよくある質問


ここでは悪徳業者に関して、よくある質問に回答します。
- 悪徳業者から購入した場合にクーリング・オフは使えるか
- 通報先はどこか?
- どのような業者から購入すればいいか?
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
悪徳業者から購入した場合クーリング・オフは利用できるか?
訪問販売であった場合、契約してから8日間のうちは、クーリング・オフを利用できます。
これは法律で定められているものであり、いかなる事情があっても業者はクーリング・オフを拒否できません。
通報先はどこ?
トラブルがあった場合の相談先としては、政府が運営する消費者ホットラインがあげられます。
国民生活センターから電話できるので、トラブルがあった場合に備えて覚えておきましょう。
【相談時のポイント】
消費者ホットライン(188)に電話する際は、以下の準備をしておくとスムーズです。
- 業者の社名・担当者名・住所(名刺やチラシ)
- 契約日と契約金額
- どのような勧誘を受けたかのメモ



なお明らかな詐欺や脅迫があった場合は、警察へ通報してください。
どのような業者から購入すればいいか?
基本的に、この記事で紹介したチェックリストに該当しない業者なら問題ありません。
もしくは、長年の工事や販売の実績がある業者であれば、安心して依頼できるでしょう。
また、地域密着で営んでいる業者も、信頼できる可能性が高いです。
優良な業者は必ず現地調査を丁寧に行います。
電話や玄関先だけで「今日なら安くなる」と断定する業者は、現場の状況(搬入経路や配管の状態)を無視している証拠です。



まとめ|エコキュートの悪徳業者を見極めて安心・安全な交換を


この記事では、エコキュートの悪徳業者による手口や、騙されないためのチェックリストを解説しました。
悪徳業者は、言葉巧みに緊急性を煽ったり、無料という言葉で近づいてきたりします。
しかし、以下の3点を意識するだけで、被害のリスクは大幅に下げることができます。
- 「今すぐ契約」という言葉には絶対に乗らない
- 必ず「相見積もり」を取り、相場を確認する
- 不審に思ったら、自治体や消費者ホットライン(188)へ相談する
エコキュートは、正しく設置・メンテナンスすれば10年以上も家庭の暮らしを支えてくれる大切な設備です。
安さや勢いに惑わされず、実績が豊富で、どんな些細な疑問にも誠実に答えてくれる業者を選びましょう。
もし、今提案されている内容に少しでも不安を感じたり、「これって相場より高いのでは?」と疑問に思ったりした場合は、お気軽にご相談ください。
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