エコキュートを5人家族で使う場合のおすすめの容量は?メリットや注意点も解説

家族の人数に合ったエコキュート選びは、快適な暮らしに直結します。
特に5人家族はお湯の使用量が多いため、容量を誤ると「湯切れしてしまった」「電気代が高くなった」などの不満につながるでしょう。
この記事では、5人家族におすすめのエコキュート容量をはじめ、460Lと550Lの違いや価格差、節約の工夫を解説します。
さらに、導入メリットや注意点も紹介するので、家族に合った最適なサイズを見極めて、毎日の入浴や家事を快適にしましょう。
エコキュートを5人家族で使う場合のおすすめは何Lのサイズ?
5人家族は1日の使用量が多いため、エコキュートの容量選びが特に重要です。
必要なお湯の量を基準に、460Lと550Lのどちらを選ぶべきかの適切な判断が快適な暮らしにつながります。
5人家族が1日に使うお湯の量は約755L
5人家族の1日の標準的なお湯の使用量は、約755Lとされています。
内訳をみてみると、洗面や台所での使用量が1人あたり約35L、シャワーが80L、そして浴槽にお湯を張る場合は1回で約180L必要です。
これを5人分に換算すると、合計でおよそ755Lになる計算です。
もちろん家庭の生活スタイルによって増減はありますが、これがエコキュートのタンク容量を選ぶうえでの目安になります。
家族全員が快適にお湯を使えるようにするため、余裕を持ったサイズ選びが欠かせません。
5人家族で使うエコキュートは460Lタイプか550Lタイプがおすすめ
5人家族に適したエコキュートは、460Lタイプか550Lタイプがおすすめです。

ただし、入浴時間が重なりがちな家庭や、浴槽にたっぷりお湯を張る習慣がある場合には、550Lタイプを選ぶと安心です。
特に来客が多い家庭や使用量が多いライフスタイルでは、大容量の方がストレスなく使えます。
5人家族はお湯切れリスクが高いため、将来を見据えた容量の検討が重要です。
利用環境によりおすすめの容量タンクのタイプは変わる
同じ5人家族でも、お湯の使用頻度や生活リズムによって最適な容量は変わります。
例えば、家族が夜にまとまって入浴し、シャワーも複数回利用する場合は550Lタイプが安心です。
子ども夫婦やお孫さんが頻繁に訪れて、入浴機会が増える家庭でも大容量が適しています。
一方、平均的な使用量であれば460Lタイプでも問題なく、十分な湯量をまかなえます。
460Lでも約900L相当が使えるため、一般的な5人家族には十分対応可能です。
容量を大きくすると設置スペースや費用の負担も増えるため、自宅の環境やライフスタイルを考慮して選びましょう。
5人家族におすすめのエコキュート|460Lと550Lの価格やサイズ差は
三菱電機のSシリーズを例にすると、460Lタイプと550Lタイプの価格差は約7万円(税別)です。
容量が増える分、設置スペースを考慮する必要があります。
550Lはタンクが大型化するため、設置環境に十分な余裕が求められます。
逆に460Lはコンパクトで設置場所を選びやすいのが特徴です。
家族構成や敷地条件に合わせて選択しましょう。
【三菱エコキュートSシリーズ】
機種名 | 容量 | 用途の目安 | 本体価格(税別) | 貯湯ユニットサイズ(高さ×幅×奥行) |
SRT-S467U | 460L | 4~5人家族向け | 1,390,000円 | 約2,160mm× 630mm×760mm |
SRT-S557U | 550L | 5~7人家族向け | 1,460,000円 | 約2,100mm× 700mm×825mm |
価格差は7万円前後ですが、設置スペースに余裕がある場合は550Lを選ぶと湯量の安心感が得られるでしょう。
反対に、敷地が限られる場合は460Lでも十分対応可能です。
参考:三菱電機Web公式サイト|エコキュート製品ラインアップ
460Lで湯量が心配な方のエコキュートの使い方
460Lのエコキュートでも、工夫次第で湯切れのリスクを抑えられます。
460Lで湯量が心配な方のエコキュートの使い方を3つ紹介します。
- シャワーヘッドを節水用に変える
- お湯はりの量を減らす
- お湯を流しっぱなしにしない
順にみていきましょう。
シャワーヘッドを節水用に変える
湯量を効率よく活用するために効果的なのが、節水タイプのシャワーヘッドへの交換です。
最新の節水シャワーヘッドは、従来品と比べて約30〜50%の使用量削減が可能とされています。
水圧を工夫しながら、少ない水量で快適な浴び心地を実現する設計になっており、使い心地を犠牲にせずにお湯の節約が可能です。
家族が多いとシャワーの使用回数が増えがちですが、節水シャワーヘッドを導入すれば、湯量を大幅に節約しながら安心して利用できます。
エコキュートの湯切れ対策として、手軽かつ効果的な方法といえるでしょう。
お湯はりの量を減らす
浴槽にお湯をためる際、満水に近い量を毎回入れてしまうと、タンクの湯量がすぐに消費されてしまいます。



例えば、浴槽の水位を5cm程度下げるだけで、約20〜30Lの節約が可能です。
小さな工夫ですが、毎日の積み重ねでタンクに余裕をもたせられます。
さらに、残り湯を翌日の洗濯に再利用する習慣を取り入れれば、無駄の防止にもつながります。
こうした工夫によって、460Lタイプでも安心して使えるでしょう。
お湯を流しっぱなしにしない
日常生活で意外と多いのが「お湯の流しっぱなし」です。
台所や洗面所で少しの作業中にお湯を出し続けてしまうと、気付かないうちにタンクのお湯が大量に減ってしまいます。
特に家族が多いと、その積み重ねが湯切れの原因になる場合も少なくありません。
対策としては、必要なときに必要な分だけお湯を出す「こまめな使用」への意識が大切です。
食器洗いでは食べ終わった食器をまとめて洗う、洗顔はあらかじめ水で顔を濡らしてから短時間で仕上げる、などの工夫が有効です。
家族全員が少しずつ意識を変えるだけで、お湯の使用量は大きく改善され、460Lのタンクでも余裕を持って活用できるようになります。
エコキュートを5人家族で利用するメリット
エコキュートを5人家族で利用するメリットは、下記の4点です。
- ガス給湯器からの交換だと年間57,000円も光熱費が節約できる
- 電気給湯器からの交換でも電気代が3分の1に
- 安全で環境にも優しい
- 非常時に生活用水として活用できる
順に説明します。
ガス給湯器からの交換だと年間57,000円も光熱費が節約できる
エコキュートの大きな魅力は、ランニングコストの低さです。



特に5人家族はお湯の使用量が多いため、節約効果はより顕著です。
月に換算すると約4,700円の負担軽減となり、数年で大きな違いになります。
初期費用は高くても、長期的にはコスト削減効果がしっかりと家計を支えてくれるのがエコキュートの強みです。
参考:給湯光熱費かんたんシミュレーション | はじめてのエコキュート
電気給湯器からの交換でも電気代が3分の1に
従来の電気温水器からエコキュートへ交換した場合も、電気代は大幅に削減されます。
電気温水器はお湯を電気ヒーターで直接加熱するため効率が悪く、同じ量のお湯を沸かすのに高い電気代がかかります。
一方、エコキュートはヒートポンプ技術を利用し、空気中の熱を活用するため、少ない電力で効率的なお湯作りが可能です。
そのため、電気代は従来の約3分の1にまで抑えられるのです。
特に5人家族では年間の使用量が多いため、光熱費の差はさらに大きくなります。
エコキュートの電気代節約について、より具体的な情報は下記の記事をご参照ください。
【関連記事】エコキュートの電気代を節約する方法10選!入浴時のコツや料金の目安を解説
安全で環境にも優しい
エコキュートは、火を使わずにお湯を作るため、ガス機器と比べて火災やガス漏れのリスクがなく、安全性が高い点も魅力です。
さらに、ヒートポンプ技術により消費エネルギーを抑えられるため、二酸化炭素の排出量削減にも貢献します。
家庭の光熱費を節約しながら、環境にも優しい選択肢といえるでしょう。
特に5人家族のように使用量が多い世帯では、省エネ効果と環境配慮の両立を実感しやすく、安心して長く利用できます。
子育て世帯にも安心してすすめられる給湯設備です。
非常時に生活用水として活用できる
エコキュートのタンクには常に数百Lのお湯や水が貯まっており、非常時には生活用水として活用できます。
例えば、断水時にトイレの流し水や洗い物、手洗いなどに利用でき、災害時の心強い備えとなります。
特に550Lタイプであれば、大人数世帯でも数日間分の生活用水の確保が可能です。
災害が多い日本では、この「防災機能」も大きなメリットの1つです。
日常の利便性だけでなく、もしもの時の安心も得られるのは、エコキュートならではの特徴といえます。
エコキュートが災害時に役立つ具体的なポイントなど、より詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートは災害時に大活躍!地震・台風など非常時に役立つポイントを解説
エコキュートを5人家族で利用する際の注意点
便利で省エネ性能が高いエコキュートですが、導入時にはいくつかの注意点があります。
コストや設置条件を理解しておくことで、安心して利用できます。
エコキュートを5人家族で利用する際の具体的な注意点は、下記の4点です。
- 初期費用が高い
- 従来の給湯器に比べで設置に広いスペースが必要
- エコキュートの容量に余裕がないと湯切れを起こすリスクがある
- お湯を沸かす際にある程度の騒音がする
順に説明します。
初期費用が高い
エコキュートを新しく導入する際の費用は、一般的に40~80万円ほどかかります。
ガス給湯器や電気温水器に比べると高額に感じますが、販売店によっては工事費込みの特別価格で提供されていることもあります。
「交換パラダイス」では、ダイキン製460Lタイプが税込37万円で購入可能です。
参考:交換パラダイス|エコキュート Aシリーズ ダイキン EQA46YFTV
さらに、国や自治体の補助金を活用すれば、実際の負担額を大幅に抑えることができます。
導入前には価格と補助金制度を調べ、トータルコストを比較しましょう。
エコキュートを安く交換するより詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートの6つのメリット・4つのデメリットを解説!安く導入するポイントはココ!
従来の給湯器に比べで設置に広いスペースが必要
エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置する必要があるため、従来のガス給湯器よりも広いスペースが必要です。
特に550Lタイプはタンクが大型になるため、設置場所に余裕がないと導入が難しい場合もあります。
設置スペースが限られている住宅では、460Lタイプやスリム型の製品を選ぶと対応しやすくなります。
導入を検討する際には、事前に設置予定場所を業者に確認してもらい、搬入経路や基礎工事の有無も含めて総合的な判断が重要です。
エコキュートの容量に余裕がないと湯切れを起こすリスクがある
エコキュートは深夜電力を利用してお湯を沸かし貯める仕組みのため、容量に余裕がないと湯切れのリスクが発生します。



460Lタイプで十分対応できるケースもありますが、来客が多い家庭や入浴回数が重なる場合には550Lを選ぶ方が安心です。
また、節水シャワーヘッドを導入したり、お湯はりの量を工夫すれば湯切れを防げます。
ライフスタイルを考慮しての容量選択が大切です。
お湯を沸かす際にある程度の騒音がする
エコキュートはヒートポンプでお湯を沸かすため、稼働中には独特の運転音が発生します。
とはいえ、騒音レベルは図書館内程度の40dB前後とされ、日常生活で気になるほど大きくはありません。
ただし、深夜に運転するケースが多いため、設置場所によっては隣家や寝室に音が響く可能性があります。
そのため、業者と相談して設置場所を工夫したり、防振材を利用したりすれば、音の影響を最小限に抑えられます。
導入前に騒音対策も確認しておくと安心です。
家族の人数や環境に合わせたエコキュートを選ぼう!
5人家族でエコキュートを導入する際は、使用量の目安からの容量選びが重要です。
標準的には460Lで十分対応できますが、入浴回数が多い家庭や来客が多い場合は550Lが安心でしょう。
価格差は大きくなく、長期的な光熱費削減効果も魅力です。
さらに、省エネ性能や安全性、防災時の活用などのメリットも多くあります。
設置環境やライフスタイルに合わせた容量と機能を選び、信頼できる専門業者に相談すれば、快適で経済的な湯ライフが実現できるでしょう。
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※1 ※2 ※3 注意事項はこちら
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