千葉県四街道市のエコキュート補助金を徹底解説！国の制度も合わせて効率的に活用しよう

「そろそろエコキュートを買い替えたい。でも費用が高くて迷っている」そんな方に朗報です。

千葉県四街道市では、令和7年度の省エネ家電製品の導入を支援する補助金制度がスタートしています。

購入費の20％、最大4万円の補助が受けられるうえ、国の給湯省エネ2025事業などとも併用できます。

予算には限りがあり、申請は先着順です。

対象条件や必要書類、申請のタイミングをしっかり押さえて、賢くエコキュートを導入しましょう。

この記事では、制度の仕組みから申請のポイントまでわかりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は、2025年7月時点の千葉県四街道市の情報を参考にしています。

参考：「千葉県四街道市｜四街道市省エネ家電製品等購入補助金事業（令和7年度）」

千葉県四街道市省エネ家電製品等導入補助金事業の概要

千葉県四街道市では、家庭のエネルギー消費を抑えるために、省エネ性能の高い家電製品を導入した世帯を対象とした補助金制度を実施しています。

エコキュートをはじめ、エアコンや冷蔵庫など、複数の家電が対象です。

購入費の一部が補助され、家計負担を軽減できるのが魅力です。

申請にはいくつかの条件や書類が必要なため、制度の概要をしっかり把握しておきましょう。

まずは、下記の2点について説明します。

• 補助の対象となる人の条件
• エコキュートを含む助成対象となる製品および基準

順にみていきましょう。

補助の対象となる人の条件

補助金の対象となるのは、四街道市内に居住し、申請時点でも引き続き住んでいる個人です。

また、市税に滞納がないこと、補助対象製品を令和7年6月1日以降に購入・設置していることが条件です。

補助金の申請は、1世帯につき1回限り。

原則として、領収書や保証書などの提出が求められ、申請内容に不備があると却下される可能性もあるため注意が必要です。

購入時期や申請期限を確認したうえで、早めの手続きを心がけましょう。

エコキュートを含む助成対象となる製品および基準

補助対象となる製品は、統一省エネラベルで星3つ以上（エコキュート、LED照明器具は4つ以上）に該当するものに限られています。

補助の対象製品は、種類（目標年度）ごとに基準を満たした製品です。

基準は、統一省エネラベルの星の数（多段階評価点）です。

対象製品は、エコキュートをはじめ、エアコン、冷蔵庫、テレビ、LED照明器具、温水洗浄便座、電気便座、電気ポットの計8種類です。

対象要件を満たしていても、設置工事費や運搬費、消費税などは補助対象外となります。

製品の購入前には、補助金の要件を満たしているかどうかを確認し、無駄のない申請につなげましょう。

種類	エアコン	テレビ	電気冷蔵庫	電機冷凍庫	LED照明器具	エコキュート	ガス温水機器（エコジョーズ）	石油温水機器（エフィール）
目標年度（※）	2027	2026	2021	2021	2020	2025	2025	2025
基準	3つ星以上	3つ星以上	3つ星以上	3つ星以上	4つ星以上	4つ星以上	3つ星以上	3つ星以上

※省エネ法に基づいて、各機器のメーカーが達成すべき省エネ性能の目標値の基準をいつまでに達成するかを示す年度のこと

エコキュートの省エネの仕組みや効果に関しては、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】エコキュートの省エネ効果は高い？仕組みと省エネ以外の魅力を解説

補助対象経費と補助金額およびその上限

補助対象となるのは、製品本体の購入費用（税抜価格）です。

補助額はその20％で、1,000円未満は切り捨てとなり、1世帯あたりの上限は4万円です。

ただし、設置工事費、消費税、配送費、廃棄費などは補助対象外となります。

例えば、税抜価格が18万円のエコキュートを購入した場合、補助額は3万6,000円です。

申請時には、領収書に明記された本体価格をもとに算出されるため、購入時点で対象となる費用を明確にしておきましょう。

補助金の申請について

補助金を受け取るには、定められた期間内に必要な書類を揃えて申請をおこなう必要があります。

受付は先着順のため、早めの準備が重要です。以下で、重要な項目について解説します。

• 申請受付期間
• 申請方法
• 提出に必要な書類

順にみていきましょう。

申請受付期間

申請の受付期間は、令和7年（2025年）6月2日（月）から9月30日（月）までとなっています。

ただし、受付は「必着」であり、郵送での提出も、9月30日までに到着していなければ無効となるため注意が必要です。

また、申請件数が予算額（2,900万円）に達した場合は、期間内でも早期終了する場合があります。

購入しただけでは補助金を受けられないため、設置が完了したら速やかに申請の準備を進めましょう。

申請方法

申請方法は、必要書類を添えて四街道市役所の「環境政策課」へ郵送または直接持参する方式です。

提出書類に不備がある場合、補助対象外になる可能性があるため、記入例を参考にして正確に作成してください。

提出先の住所は、下記のとおりです。

【四街道市環境部環境政策課】 住所：〒284-8555　 四街道市鹿渡無番地電話：043-421-6131

郵送の場合は、簡易書留などの追跡可能な方法を利用すると安心です。

なお、申請は1世帯につき1回限りなので、対象製品や費用の確認も事前に済ませておきましょう。

提出に必要な書類

申請時に提出が必要な書類は以下のとおりです。

• 交付申請書（3ページ構成）
• 領収書の写し（購入日・店舗名・型番・金額など明記）
• 製造事業者発行の保証書の写し（購入日や氏名が記載されたもの）
• 設置状況が確認できる書類の写し（納品書、現場写真など）

これらの書類を揃えたうえで提出します。

必要な申請書は以下からダウンロード可能です。

・補助金交付申請書
・（記入例）省エネ家電製品等購入事業補助金交付申請書

書類提出の際の注意事項

補助金の申請は、要件を満たしていれば必ず受け取れるわけではありません。

提出のタイミングや書類の不備などで申請が無効となるケースもあるため、事前に注意点を押さえておくことが重要です。

申請期間内であっても応募者数が多ければ終了する可能性がある

四街道市の補助金制度は、予算上限に達し次第受付を終了する「先着順方式」です。

申請期間中であっても、申込件数が2,900万円分に達すれば、その時点で打ち切られます。

2025年7月上旬の時点ですでに約300件の申請があり、今後さらに増加が予想されます。

購入を予定している場合は、製品の設置が完了したらできるだけ早く申請手続きを進めましょう。

申請は1世帯につき1回

省エネ家電製品等導入補助金事業の補助金制度は「1世帯につき1回限り」の申請に制限されています。

複数の対象製品を同時に購入した場合でも、補助を受けられるのは1回のみです。

そのため、申請前には補助対象となる製品や条件をよく確認し、もっとも金額的なメリットが大きいタイミングで申請するのが得策です。

また、すでに申請を終えた世帯が再度申し込んでも無効となるため、重複申請には注意してください。

書類提出の際に注意する点

提出書類に不備があると、審査対象外になる場合があります。

特に多いミスは、領収書に製品名や型番、金額が明記されていないケースや、保証書に購入日・氏名の記載がないパターンです。

申請書の記入例は公式サイトに用意されているため、それを確認しながら記入すればミスを防げます。

郵送の場合は、期日までに必着である点にも注意が必要です。

不安な点がある場合は、事前に市の環境政策課へ問い合わせましょう。

補助金事業の受付状況

令和7年度の四街道市省エネ家電補助金事業は、2025年6月2日から受付が始まり、先着順で申請を受け付けています。

市の発表によると、7月7日時点での申請件数は296件、申請額はおよそ865万円に達しており、予算総額2,900万円のうち約3割がすでに消化された状況です。

このペースが続けば、9月30日の締切を待たずに予算枠に達する可能性もあります。

設置や購入が完了している場合は、早めに申請を済ませておくことが肝心です。

千葉県四街道市のエコキュート助成金は国の補助金制度との併用も可能

四街道市の補助と国の補助金は、併用が可能です。

賢く制度を組み合わせて、節約と省エネを両立しましょう。

• 給湯省エネ2025事業
• 子育てグリーン住宅支援事業

順に説明します。

給湯省エネ2025事業

経済産業省が実施する「給湯省エネ2025事業」は、エコキュートなど高性能給湯器を導入すると国から補助金が得られる制度です。

補助額は基本6万円です。

さらに、A要件（ネット接続＋昼間沸き上げ）を満たせば＋4万円、B要件（CO₂削減または高効率機）で＋6万円、両方クリアなら最大13万円の補助となります。

電気温水器や蓄熱暖房機を撤去すると、さらに4～8万円の加算も可能です。戸建住宅では1～2台、集合住宅では1台まで対象となり、施工業者などが申請を代行します。

給湯省エネ2025事業の最新情報は、下記の記事をご覧ください。

【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説！

子育てグリーン住宅支援事業

国土交通省の「子育てグリーン住宅支援事業」は、省エネ性能を備えた住宅の取得やリフォームを幅広く対象としています。

リフォームでは必須工事2カテゴリ以上で最大60万円（Sタイプなら3つで上限60万円）、新築ではGX志向型住宅なら最大160万円の補助が受けられます。

エコキュートなどの高効率設備もリフォームカテゴリに含まれますが、給湯省エネ事業との併用はできません。

自治体制度との組み合わせは可能であり効果的です。

最新の「子育てグリーン住宅支援事業」に関するさらに詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。

【関連記事】【2025年最新】子育てグリーン住宅支援事業とは？新設された補助金の詳細や注意点を解説

千葉県四街道市の方は効果的に補助金を活用してエコキュートをお得に購入しよう

エコキュートは、省エネ性能に優れ、電気代の削減やCO2排出量の抑制にも貢献できる次世代型の給湯機器です。

千葉県四街道市では、こうした省エネ家電の導入を後押しする補助金制度を設けており、条件を満たせば購入費用の20％、上限4万円の補助が受けられます。

さらに、国の「給湯省エネ2025事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」との併用も可能で、総額で十数万円の支援が受けられるケースもあります。（「給湯省エネ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」との併用は不可）

補助制度は先着順で、予算がなくなり次第終了となるため、できるだけ早めに申請準備を進めることが大切です。

制度の内容を正しく理解し、必要書類を漏れなく整えたうえで申請をおこなえば、家計への負担を軽減しながら、快適で環境に優しい暮らしが実現できるでしょう。