【2025年最新】千葉県のエコキュート補助金を徹底解説！設置・交換の助成金や条件・手続きの流れを解説

「千葉県でエコキュートを導入したいけれど、できるだけ費用を抑えたい」と感じていませんか。

エコキュートは高い省エネ性能を持つ一方で、初期費用がかかりますが、補助金制度の活用で費用負担を減らせます。

2025年は国の「給湯省エネ2025事業」に加えて、千葉県内の自治体でも独自の補助金制度を設けている地域があります。

この記事では、千葉県で利用できる最新の補助金情報をはじめ、申請条件や注意点、さらに費用を抑えるためのポイントを分かりやすくまとめました。

千葉県でエコキュートの設置・交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

千葉県独自のエコキュート補助金はある？

千葉県でエコキュートの導入を検討している方の中には、「県や市町村独自の補助金制度はあるのか」と気になる方も多いでしょう。

結論として、2025年10月時点では千葉県全体で利用できる統一的なエコキュート補助金制度は存在していません。

しかし、過去には市町村単位で独自に支援をおこなっていた地域もあります。

千葉県全体で使用できる補助金制度はない

千葉県には、県全体で統一されたエコキュート専用の補助金制度は設けられていません。

千葉県でのエコキュート設置時に補助金制度を使用する場合、県単位ではなく、各市町村や国の制度を活用する必要があります。

四街道市のエコキュート補助金は募集終了

千葉県内で過去にエコキュートの設置を支援していた自治体の1つが「四街道市」です。

同市では「四街道市スマートハウス等普及促進補助金」として、家庭用エコキュートや太陽光発電設備の導入に対して補助金を交付していましたが、この制度は2025年10月時点で受付が終了しています。

【関連記事】千葉県四街道市のエコキュート補助金を徹底解説！国の制度も合わせて効率的に活用しよう

ただし、四街道市をはじめとする千葉県内の自治体では、今後再び省エネ機器導入支援がおこなわれる場合もあるため、市の公式サイトを定期的に確認しておくとよいでしょう。

千葉県では経済産業省の「給湯省エネ2025事業」が使用可能

出典：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

千葉県でエコキュートの導入を検討している場合、最も活用しやすいのが経済産業省が実施する「給湯省エネ2025事業」です。

この制度は全国共通で利用でき、対象機種の設置で補助金を受け取れます。

省エネ性能の高いエコキュートの導入は、環境への貢献と同時に家計の光熱費削減にも効果的です。

ここでは、「給湯省エネ2025事業」に関する以下の4点を解説します。

• 補助対象機種
• 補助金額
• 撤去加算額
• 申請スケジュール

各項目を詳しくみていきましょう。

補助対象となるエコキュート

「給湯省エネ2025事業」では、高効率給湯器のうち、エコキュート（ヒートポンプ給湯器）が補助対象に含まれます。

ただし、どのエコキュートでも対象となるわけではなく、補助事業の登録を受けたメーカー・機種である必要があります。

対象製品は公式サイト「給湯省エネ2025事業」内で公表されており、性能基準を満たすことが条件です。

また、エコキュートの各メーカーで補助金対象機器を紹介するページを公開しており、2025年10月時点で確認できている各メーカーのページは、以下のとおりです。

参考：ダイキン「2025年度 エコキュート補助金 – ダイキン工業」
参考：日立「日立エコキュートの対象機種導入で給湯省エネ2025事業の補助金を受けられます！」
参考：パナソニック「高効率給湯器の補助金制度のご紹介」
参考：三菱電機「給湯省エネ2025事業をご存知ですか？」
参考：コロナ「給湯省エネ2025事業の補助金について」

補助金制度の公式サイトと各メーカーのページを確認し、補助金の対象になる製品かチェックしましょう。

補助金額｜最大13万円

「給湯省エネ2025事業」で受け取れる補助金額は、機種や条件によって異なりますが、最大で13万円が支給されます。

補助金額の内訳を以下にまとめました。

設置する給湯器	補助額（基本額）	補助上限
ヒートポンプ給湯器（エコキュート）	6万円/台	戸建て住宅：いずれか2台まで共同住宅：いずれか1台まで

また、エコキュートの性能によっては、以下の額が加算されます。

A要件	インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものであること。	+4万円/台
B要件	補助要件下限の機種と比べて、5％以上CO2排出量が少ないものとして、aまたはbに該当するものであること。（a.2025年度の目標基準値（JIS C 9220 年間給湯保温効率または年間給湯効率（寒冷地含む））＋0.2以上の性能値を有するもの、または、b.おひさまエコキュート）	+6万円/台
A+B要件	A要件とB要件を共に満たす場合。	+7万円/台

参考：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

最大13万円の補助金を受け取るためには、A要件とB要件を同時に満たすエコキュートを設置する必要があります。

撤去加算額

「給湯省エネ2025事業」では、既存の給湯器を撤去してエコキュートに交換する場合、追加の補助として「撤去加算」が設定されています。

撤去加算額と対象の工事内容を以下にまとめました。

工事内容	補助額（加算額）	補助上限
電気蓄熱暖房機の撤去	8万円/台	2台まで
電気温水器の撤去	4万円/台	エコキュート設置で補助を受ける台数まで

参考：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

つまり、通常の補助金（最大13万円）に加え、撤去加算を併用すれば、合計で最大17万円の補助を受けられるケースもあります。

また、撤去加算は予算枠が限られており、他の補助金区分よりも早く上限に達する傾向があります。

2025年10月時点では、撤去加算の予算消化率が88％に達しているため、千葉県でエコキュートを導入する方は、できるだけ早めの申請を心がけましょう。

申請スケジュール・流れ

「給湯省エネ2025事業」の申請スケジュールは、2025年12月31日が受付締切です。

ただし、予算上限に達し次第、早期に終了するため、エコキュートの設置を決めたら、早めに登録事業者へ相談しましょう。

申請の基本的な流れは次のとおりです。

1. 登録事業者に見積もりを依頼し、補助対象機種を選定する
2. 工事実施前に補助金申請の仮登録をおこなう
3. 工事完了後、施工業者が交付申請書類を提出する
4. 書類審査・承認後、補助金が登録事業者に交付される
5. 登録事業者を通じて自身の口座に補助金が振り込まれる

なお、補助金申請は個人でおこなうのではなく、登録事業者が代理でおこないます。

千葉県で給湯省エネ2025事業を利用する際の注意点

千葉県で「給湯省エネ2025事業」を活用する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。

ここでは、申請時に押さえておくべき4つの注意点をまとめました。

• 補助対象の条件や申請期限を確認する
• 補助事業に登録している業者に相談する必要がある
• 申請期限よりも早く予算上限に達する可能性がある
• 撤去加算の予算は2025年10月時点で88%に達している

各項目を詳しくみていきましょう。

補助対象の条件や申請期限を確認する

まず確認すべきは、補助金の対象となる条件と申請期限です。

「給湯省エネ2025事業」は、一定の性能基準を満たすエコキュートを設置した場合に補助が受けられますが、登録対象外の機器や施工業者を利用すると申請ができません。

また、申請期限は予算消化状況によって前倒しで締め切られることがあります。

補助金を確実に受け取るためには、以下の3点を事前に確認しておきましょう。

• 対象機器であるか
• 施工業者が登録事業者であるか
• 必要書類を揃えているか

補助対象の条件や申請に関する疑問、不明点がある場合は登録事業者への相談がおすすめです。

補助事業に登録している業者に相談する必要がある

補助金申請は、経済産業省が認定した「登録事業者」を通じておこなう仕組みです。

そのため、一般の販売店や非登録の工務店に依頼した場合、補助金を受け取ることができません。

登録事業者は「給湯省エネ2025事業」公式サイトで検索できます。

千葉県内には多くの登録施工業者がありますが、見積もりや対応範囲は業者ごとに異なります。

複数社から見積もりを取り、補助金活用を前提とした提案を受けるのがおすすめです。

参考：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

申請期限よりも早く予算上限に達する可能性がある

「給湯省エネ2025事業」は全国規模の補助金制度であり、人気が高いため、年度途中で予算が上限に達する場合があります。

そのため「まだ大丈夫」と後回しにすると、申請受付が締め切られてしまいかねません。

エコキュートの設置を検討している場合は、早めに見積もり・申請準備を進めましょう。

また、予算の消化率は公式サイトで随時公開されています。

参考：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

撤去加算の予算は2025年10月時点で88%に達している

前述のとおり、撤去加算の予算枠は2025年10月時点で88％に達しています。

予算上限に達すると、その年度分の申請受付は終了するため、撤去工事を伴う設置を予定している場合は、特に早めの申請が重要です。

千葉県では、冬場に向けて給湯器の交換需要が高まるため、11月以降は受付終了の可能性がさらに高くなります。

「申請が間に合わなかった」といった状態にならないためにも、早めの対応を心がけましょう。

千葉県でのエコキュート補助金に関するよくある質問

ここでは、千葉県でエコキュート補助金を利用する際によくある疑問に回答します。

スムーズな補助金の活用を目指すためにも、不明点をしっかりと解決しておきましょう。

Q1.複数の補助金は併用できる？

A.原則として「給湯省エネ2025事業」と同じ目的で実施される国の補助金は併用できません。

同一の設備導入に対して、二重で補助を受けることは禁止されています。

ただし、国費が財源に充てられていない地方公共団体の補助制度の場合は併用が可能です。

複数の制度を組み合わせる際は、併用が可能かを必ず確認しましょう。

施工業者に相談すれば、最適な補助金の組み合わせを提案してもらえる場合があります。

Q2.補助金の申請方法はどこに相談すべき？

A.補助金の申請は、基本的に施工業者（登録事業者）を通じておこなうため、千葉県内で「給湯省エネ2025事業」に登録している業者を探し、見積もりを依頼しましょう。

登録業者であれば、必要書類の作成や申請手続きまで一括で対応してくれます。

また、補助金に関する一般的な質問は、公式サイトの「よくある質問」ページや、事務局の問い合わせ窓口でも確認できます。

参考：経済産業省資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」

Q3.補助金の使用以外にエコキュートの設置・交換費用を抑える方法は？

補助金を利用しなくても、エコキュートの設置費用を抑える方法はいくつかあります。

例えば、複数の施工業者から見積もりを取ったうえでの比較で、費用相場を把握できます。

また、機能がシンプルなモデルを選ぶことで、初期費用を10万円以上抑えられる場合もあります。

設置業者が実施しているキャンペーンやセット割引を利用する方法もおすすめです。

補助金の使用に加えて、民間の割引制度の上手な活用で、経済的にエコキュートを導入できます。

【関連記事】エコキュートの交換費用は？買い替え時期やメリット・補助金活用について徹底解説！

千葉県でのエコキュート交換は補助金で費用の負担を軽減しよう

千葉県でエコキュートを設置・交換する場合、県による独自の補助制度は現在のところありませんが、国の「給湯省エネ2025事業」を利用すれば、最大13万円の補助を受けられます。

この制度の活用で、初期費用を抑えつつ、省エネ性能の高いエコキュートを導入でき、家計にも環境にも優しい住まいづくりが可能です。

補助金には申請条件や受付期限があり、予算が上限に達すると早期終了となるため、早めの確認と準備が欠かせません。

特に、撤去加算の適用を希望する場合は、事前に必要書類をそろえてスムーズに申請できるよう備えておきましょう。