お風呂が故障したらどうする?修理相場と買い替え目安・エコキュートが選ばれる理由とは?

「お風呂のお湯が出ない」「リモコンが効かない」など、お風呂のトラブルは突然発生します。
修理で直せるのか、それとも買い替えたほうがよいのか悩む方も多いでしょう。
この記事では、お風呂の故障でよくある症状と対処法、修理にかかる費用相場、そして給湯器の買い替え費用をわかりやすく紹介します。
さらに、省エネ性能や災害対策として注目されているエコキュートのメリットも詳しく解説するので、今後の給湯器選びの参考にぜひご覧ください。
お風呂が突然故障!よくある症状と原因とは?
お風呂の故障は突然やってきます。
毎日使う設備だからこそ、不具合が起こると大変です。
特に10年以上近く使用している給湯器は、部品の劣化や機械の寿命によってトラブルが増えることもあります。
お風呂の故障でよくある症状と、主な原因は下記の4点です。
- お湯が出ない・温度が安定しない
- リモコンが反応しない・エラー表示が出る
- 追い焚きができない・時間がかかる
- 異音がする
順にみていきましょう。
お湯が出ない・温度が安定しない
お湯が出なかったり、急に水になったりする場合は、給湯器の不具合が疑われます。
原因として多いのは、給湯器内部の熱交換器の劣化や、温度センサーの不具合、ガスの供給異常などです。
また、寒冷地では、給湯器が凍結してお湯が出ないこともあります。
特に10年以上使っている給湯器は、内部部品の老朽化が進みやすく、不具合の発生リスクが高まります。
給湯温度が安定しない症状も同様で、センサーの不調や基盤のトラブルが影響しているケースが多いです。
リモコンが反応しない・エラー表示が出る
リモコンの操作が効かない場合や、液晶にエラーコードが表示される場合もあります。
リモコンの不具合は、電池切れや接触不良などの簡単な原因から、本体の基盤故障までさまざまです。
特定のエラーコードが表示されているなら、まずは取扱説明書でエラー内容を確認しましょう。
機種によっては、給湯器本体とリモコンが通信できていないだけの場合もあります。
電源のリセットや配線の確認だけで直るケースもあるため、まずは簡単なチェックをおこないましょう。
追い焚きができない・時間がかかる
追い焚き機能が作動しない、またはお湯がなかなか温まらない場合は、追い焚き配管やポンプの劣化・詰まりが原因であることが多いです。
特に、長年使用した給湯器では、追い焚き専用のポンプの劣化や配管内の汚れが蓄積しており、正常にお湯を循環できなくなることがあります。
また、浴槽内に髪の毛やゴミが流れ込むと循環金具が詰まり、追い焚きがうまく作動しないこともあります。
定期的な清掃や配管洗浄をおこなうことで、ある程度予防や改善が可能です。
異音がする
お風呂の給湯器から「ゴー」「カラカラ」「キュルキュル」などの異音がする場合は、内部部品の劣化や汚れ、ファンモーターの不具合などが考えられます。
ポンプやバーナーに異常が発生していると、通常とは違う音が聞こえる場合があります。
配管内に空気が入っている場合も異音がする場合があるため、お湯をしばらく出し続けると改善するケースもあります。
異音が長く続くようであれば、早めに専門業者へ相談しましょう。
修理を依頼する前に試したいセルフ対処法
お風呂の不具合が発生したからといって、すぐに業者を呼ぶのは少し待ってください。
簡単な原因であれば、自分で直せることもあります。
慌てて修理を依頼する前に、自分で確認・対処できる基本的なポイントを紹介します。
基本的なポイントは下記の3点です。
- ブレーカーや電源プラグを確認
- リモコンの電池・設定を確認
- 給湯器のリセット・再起動を試す
順に説明します。
ブレーカーや電源プラグを確認
給湯器やリモコンの電源が入らない場合は、まずブレーカーが落ちていないか確認しましょう。
漏電ブレーカーが作動していることもあるため、分電盤の確認は必須です。
また、給湯器本体の電源プラグが抜けていないか、コンセントの接触不良がないかもチェックしましょう。
落雷後や停電後にブレーカーが落ちたり、コンセント周りのトラブルが起きたりすることは意外と多いので、最初に確認するべきポイントです。
リモコンの電池・設定を確認
リモコンに電池が使われているタイプの場合は、電池切れを疑いましょう。
また、リモコンの設定が「OFF」になっていたり、「ふろ予約」など特殊な設定がされていたりしないかも確認する必要があります。
子どもが知らないうちに触って設定が変わっていることもあります。
取扱説明書があれば、基本操作や初期化方法も確認しておきましょう。
簡単な設定ミスや、電池交換で解決する場合は意外と多いものです。
給湯器のリセット・再起動を試す
給湯器は、リセット機能や電源の入り切りで状態が改善する場合もあります。
リモコンや本体に「リセットボタン」がある機種は、長押しや一定の操作でエラー解除される場合もあります。
また、電源プラグを一度抜いて数分待ってから再度差し込むと、内部リセットがかかるタイプもあります。
機種によって対応が異なるので、取扱説明書を確認しながら実施しましょう。
簡単な操作で復旧するケースも少なくありません。
お風呂の修理にかかる費用相場は?
お風呂の修理費用は、故障の原因や交換する部品によって大きく変わります。
軽微な不具合であれば数千円で済む場合もありますが、部品交換や専門作業が必要になると数万円になるケースが一般的です。
あくまでも目安ですが、給湯器の修理にかかる費用相場は下表をご覧ください。
修理内容 | 費用相場 |
お湯が出ない | 20,000~50,000円 |
リモコンの交換 | 10,000~20,000円 |
湯はり機能の故障 | 15,000~50,000円 |
不使用時の水漏れ | 22,000~50,000円 |
温度設定が機能しない | 8,000~50,000円 |
異音の発生 | 8,000~50,000円 |
業者によっては、出張費・点検費が3,000〜8,000円程度かかるため、修理前の見積もり確認が重要です。
給湯器の寿命は、一般的に10年前後とされており、長く使うほど経年劣化により故障しやすくなります。
故障した場合には、修理費用と並行して設置して何年経つのかを確認し、10年前後使用している場合には、買い替えも視野に入れましょう。
給湯器の買い替えにはいくらかかる?種類別の費用比較
給湯器の買い替え費用は、種類や機能によって大きく異なります。
ガス給湯器や電気温水器は、比較的安価に交換できますが、省エネ性能が高いエコジョーズやエコキュートは、本体価格が高めです。
その分、光熱費の節約効果や補助金の対象になるメリットがあります。
ここでは、代表的な4つの給湯器タイプ別に、交換費用の目安を紹介します。
- ガス給湯器
- 電気温水器
- エコジョーズ
- エコキュート
順に説明します。
ガス給湯器
ガス給湯器は、もっとも普及している給湯設備で、交換費用の相場は本体+工事費込みで10〜30万円前後です。
号数(お湯の出る量)や追い焚き機能の有無によって価格が変動します。
都市ガス対応タイプとプロパンガス対応タイプがあり、どちらも価格帯に大きな差はありません。
一般的な家庭で使われる20〜24号タイプであれば、安く交換できるケースが多いですが、設置状況やオプションによっては高額になることもあります。
ガス給湯器に関する交換費用やランニングコストなど、より詳しい情報は下記記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートとガス給湯器のどっちがお得か徹底比較!メリット・デメリットを解説
電気温水器
電気温水器は、電気の力でお湯を沸かし、貯めておくシンプルな給湯設備です。
交換費用は本体と工事費を含めて20〜40万円程度が目安です。
ガス給湯器よりも設置費用はやや高めですが、構造が比較的シンプルなため、メンテナンスや修理がしやすい特徴があります。
容量(タンクの大きさ)や設置スペースによって価格が大きく変わるので、家族構成や使用頻度に合わせた選択が重要です。
夜間電力の利用により、電気代の節約にもつながります。
電気温水器のメリット・デメリットなど、より詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【関連記事】電気温水器とエコキュートは何が違う?電気代や寿命・メリット・デメリットを解説!
エコジョーズ
エコジョーズは、従来型のガス給湯器よりも高効率でお湯を沸かす省エネタイプの給湯器です。
交換費用は20〜40万円程度が相場です。燃焼時に発生する排気熱の再利用により、ガス使用量を約10〜15%削減できるメリットがあります。
長期間の使用で、光熱費の差が大きくなるため、初期費用はやや高めでも人気があります。
都市ガス・プロパンガスいずれにも対応しており、環境に優しい設備として補助金の対象になることもあります。
エコジョーズとエコキュートを比較した際のメリット・デメリットなど、より詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【関連記事】エコジョーズとエコキュートのメリット・デメリットを徹底比較!特徴や違い・切り替え費用まで解説
エコキュート
エコキュートは、空気の熱を利用して効率的にお湯を沸かす「ヒートポンプ式」の給湯器です。
交換費用の相場は、本体+工事費込みで40〜60万円程度が一般的で、高性能モデルでは80万円を超えることもあります。
初期費用は他の給湯器に比べて高額ですが、深夜電力の利用で光熱費を大幅に節約できます。
さらに、多くの自治体で補助金制度が利用できるのも大きな魅力です。
貯湯タンクがあるため災害時の備えにもなり、10〜15年単位で見ればもっとも経済的な給湯器といえるでしょう。
買い替えるならエコキュートが断然おすすめな4つの理由
給湯器を買い替えるなら、省エネ性・経済性・安全性に優れたエコキュートがおすすめです。
その理由は、下記の4点です。
- 光熱費が節約できる
- 環境に優しく優しく補助金対象になる
- 停電・災害時にも使える貯湯タンクが便利
- エコジョーズよりもランニングコストが安い
順に説明します。
理由①:光熱費が節約できる
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ式」の給湯器です。
従来のガス給湯器や電気温水器と比べると、消費エネルギーが少なく、光熱費を大幅に節約できるのが大きな魅力です。
深夜の安い電気料金を利用してお湯を作り、貯湯タンクに貯めておく仕組みのため、昼間の使用にかかるエネルギーコストが抑えられます。
一般的な家庭では、年間3〜5万円程度の光熱費削減が期待でき、長期的に見ると初期費用の差額を十分回収できる省エネ性能を誇ります。
理由②:環境に優しく補助金対象になる
エコキュートは環境への配慮にも優れた設備です。
従来のガス給湯器と比べて二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、再生可能エネルギーの活用にも貢献します。
このような特徴から、多くの自治体ではエコキュートの導入に対する補助金制度を実施しています。
国の支援制度(給湯省エネ事業)をはじめ、各市町村でも独自の補助金がある場合もあるため、設置前に確認しておくとよいでしょう。
補助金を活用すれば、実質負担額を大きく抑えられるのが嬉しいポイントです。
理由③:停電・災害時にも使える貯湯タンクが便利
エコキュートには貯湯タンクが備わっており、災害時や停電時にもタンク内のお湯(または水)を生活用水として利用できるのが大きな強みです。
万が一の断水時でも、トイレの流し水や洗顔・手洗いなどに活用できるため、防災対策として注目されています。
タンクの容量は370〜460Lが一般的で、家庭によっては2〜3日分の生活用水を確保できる計算です。
非常時の備えが重要視される近年、エコキュートは給湯器としての役割だけでなく、防災設備としても高く評価されています。
理由④:エコジョーズよりもランニングコストが安い
エコジョーズは、ガス給湯器のなかでも省エネ性能に優れたタイプですが、それでもガスを使用するため光熱費はエコキュートより高くなりがちです。
特にプロパンガスを利用している地域では、ガス料金が高いためランニングコストの差はさらに広がります。
一方、エコキュートは夜間の割安な電気を利用し、ヒートポンプの高効率な熱交換でお湯を沸かすため、年間の光熱費は大幅に安く抑えられます。
エコジョーズ | エコキュート | |
月額電気料金 | 3,000〜4,000円 | 1,500〜2,400円 |
エコジョーズと比較して600~2,500円ほど安くなるため、長く使い続けるほど、コストパフォーマンスが高まります。
初期費用は高めでも、10〜15年使用すればエコジョーズとのトータルコストに大きな差が生まれるのが特徴です。
エコキュートのメリットやデメリット、選び方など、より詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートとは?省エネ技術の仕組み・メリット・デメリット・選び方を徹底解説
お風呂の故障は買い替えのサイン!長く使うならエコキュートがおすすめ
お風呂の故障が増えてきたら、それは給湯器の寿命が近づいているサインかもしれません。
修理を重ねても費用がかさむだけで、根本的な解決にはならないこともあります。
長く安心して快適にお風呂を使い続けたいなら、省エネ性や災害時の備えにも優れたエコキュートへの買い替えがおすすめです。
初期費用は高めですが、光熱費の節約や補助金の活用で、長期的には経済的なメリットが大きい給湯器です。
まずは専門業者に相談し、最適な選択を検討してみましょう。
「お湯が突然出なくなった!」「エラーが頻繁に出る!」など、エコキュートに関するお悩みは交換パラダイスへご相談ください。 エコキュートの買い替えに対する悩みはさまざまで、どう対処したらいいのかわからないことも多いですよね。 交換パラダイスはこれまで、約1,700件以上のエコキュートに関するお悩みを解決してきた実績を持ち、Googleの口コミではありがたいことに★5つの高評価を数多くいただいております。 さまざまなお悩みに最適な提案をいたしますので、エコキュートについてお困りの場合には、ぜひ一度ご相談ください。 ※1 経済産業省の給湯省エネ事業2025の補助金対象のエコキュート(以下EQ)への交換における補助額であり、電気温水器からEQの交換の場合最大17万円支給されます。 EQからEQの場合は最大13万円となります。 当社はお客様の代わりに申請書類作成のサポートを行いますが、申請者はあくまでお客様自身となります。 また行政・自治体の判断で補助金が打ち切りになる等、給付が確約するわけではございませんので、あらかじめご承知おきください。 ※2 実質無料キャンペーン含む。無償保証規約はこちらから。 ※3 10年間毎年1回点検について… 当社で製品を購入していただいたお客様限定で、ご契約時に定期点検(別途有料:49,500円(税込))をお申し込みいただいた場合に限ります。 施工後10年間にわたり、毎年1回(初年度は3か月後、1年後の2回)、合計11回にわたり弊社が設置した給湯器に不具合がないかを無償で点検いたします。 購入した製品の製品不備確認(リコールだった場合メーカーへ打診協議をお客様の代わりに行います)や施工不備による部分修理などを全て無償で行います。 蓄電池や太陽光パネルを設置している場合、それらの点検・簡易修理も無償で承ります。 その他住宅関連の点検も希望される場合は、点検のご連絡の際にお伝えいただければ無償で点検対応いたします。 なお、一部エリアは対象外となります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。エコキュートのご購入をご検討なら交換パラダイスにお任せください!
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