日立エコキュートの修理や交換をするには?費用や注意点を解説

「急にお湯が出なくなった」「リモコンにエラー表示が出ている」などのトラブルに直面したら、日立エコキュートの修理や交換を検討するタイミングかもしれません。
この記事では、まず確認すべきポイントから修理と交換の判断基準、費用の目安、業者選びの注意点まで詳しく解説します。
また、実際に寄せられる質問にも答えながら、エコキュートを長く快適に使うためのヒントも紹介します。
安心・納得のいく選択ができるよう、ぜひ最後までご覧ください。
日立エコキュートのトラブルの際にまず確認すること
日立エコキュートに不具合が発生した場合、修理を依頼する前に確認すべきポイントが5つあります。
- 修理を依頼せずに簡単な操作で解決できないか
- 修理が必要な故障内容か
- 保証期間内かどうか
- 修理費用はどれくらいかかるか
- 日立エコキュートの修理に関する問い合わせ先
順に解説します。
修理を依頼せずに簡単な操作で解決できないか
リモコンにエラーコードが表示された場合やお湯が出ない場合でも、操作や設定の確認で解決するケースがあります。
例えば、ブレーカーが落ちていたり、給湯モードが「OFF」になっていたりするだけのパターンなどです。
日立公式サイト「よくある質問 故障かな?」では、症状ごとに確認ポイントが掲載されており、自己解決できるかどうかを判断する参考になります。
慌てて修理を依頼する前に、まずはこうした情報をチェックしましょう。
修理が必要な故障内容か
操作で解決しない場合は、修理が必要な故障かどうかを見極める必要があります。
よくある故障の例は、下記の3つのケースです。
- お湯が出ない
- 貯湯タンクからの水漏れ
- 異音がする
これらは経年劣化や部品の摩耗、配管の不具合などが原因で発生する場合が多く、専門的な点検や修理が必要な場合が多いです。
症状が複雑な場合は、安全のためにもメーカーや専門業者への相談を優先しましょう。
保証期間内かどうか
修理が必要だと判断したら、次に確認すべきは「保証期間」です。
日立のエコキュートのメーカー保証は、下表のとおりです。
日立エコキュートの保証期間 | |
本体(タンク・冷媒回路以外の機器) | 1年間 |
リモコン | 1年間 |
冷媒系統(ヒートポンプユニット) | 3年間 |
貯湯タンク | 5年間 |
また、設置から3カ月以内に申し込めば、最長10年の延長保証を受けられます。(有料、保証限度額に累積上限あり)
保証期間内であれば、修理費が無料または割引になる可能性があるため、購入時の保証書や延長保証の登録状況をチェックしましょう。
日立エコキュートの保証の詳細に関しては、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートの保証期間はどのぐらい?延長保証やメーカーごとの違いを解説
修理費用はどれくらいかかるか
保証外の場合、修理費用がどのくらいかかるのかも気になる点です。
日立エコキュートの修理費用は、故障内容によって大きく異なりますが、おおよそ33,000~80,000円程度が目安です。
【修理費例】
- 追い焚きができない:33,000~63,000円
- 排水管から水が流れ続けている:76,000~78,000円
軽度な修理であれば比較的安価ですむ場合もありますが、高額になるケースもあるため、事前の確認が大切です。
日立エコキュートの修理費用に関するより詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】エコキュートの修理代はいくら?水漏れや室外機の故障など状況別に解説!
日立エコキュートの修理に関する問い合わせ先
自己判断での修理は危険をともなう場合があるため、不安があるときは日立のサポート窓口に問い合わせましょう。
電話・FAX・メールでの相談が可能で、修理受付やカタログ請求にも対応しています。
公式サポートページにはよくある質問も掲載されており、初期対応に役立ちます。
問い合わせの詳細は、以下のページを参考にしてください。
参考:日立公式サイト「エコキュート:お問い合わせ」
修理ではなく交換した方がいいケース
修理だけで対応できる不具合もありますが、場合によっては交換した方が経済的にも安心な選択になることがあります。
ここでは、交換を検討すべき代表的な3つのケースを紹介します。
- 保証期間が過ぎており修理費用が高くなりそうな場合
- 設置して10年程度経つ場合
- 購入後10年未満でも故障の頻度が多い場合
順に説明します。
保証期間が過ぎており修理費用が高くなりそうな場合
保証期間を過ぎたエコキュートは、修理費用が全額自己負担になります。
故障内容によっては、主要部品の交換だけで5万~10万円以上かかることも珍しくありません。
しかも1カ所直しても、別の場所がすぐに壊れる可能性もあります。
こうしたリスクと費用を総合的に考えると、必ずしも修理を重ねるよりも、早めに本体の交換を検討した方が長期的には安心です。
設置して10年程度経つ場合
エコキュートの耐用年数はおよそ10〜15年とされています。
10年を超えると、タンクや配管、基板などの部品に劣化がみられ、さまざまな不具合が起こりやすくなります。
仮に1回の修理費が比較的安くても、今後も何度も修理を繰り返す可能性があるなら、思い切って最新型に交換する方が省エネ性能や使い勝手の面でもメリットがあるでしょう。
購入後10年未満でも故障の頻度が多い場合
まだ設置して間もないにもかかわらず、何度も故障を繰り返すケースでは、機器そのものの品質や設置環境との相性に問題がある可能性も考えられます。
毎回の修理に時間や費用がかかるうえ、生活への影響も大きくなりがちです。
こうした場合には、長く使い続ける前提を見直し、より信頼性の高い機種へ交換する方が、結果的に安心感と経済的メリットが得られます。
日立エコキュートを交換する際のチェックポイント
エコキュートを交換する際は、ただ古い機種を取り替えるだけでなく、現在の製品仕様や家庭環境に合ったモデル選びが重要です。
交換する際に、失敗しないための3つのチェックポイントを解説します。
- 日立エコキュートの特徴をあらためて確認する
- 日立エコキュートの交換費用を把握する
- 現在の生活環境に合った機能を選ぶ
順にみていきましょう。
日立エコキュートの特徴をあらためて確認する
日立のエコキュートには、「ナイアガラ出湯」や「ウレタンク保温構造」などの独自技術が搭載されています。
お湯の立ち上がりが早く、大量出湯にも強い特長を持ち、寒冷地にも対応した機種もラインアップされています。
交換の際は、こうした特長を再確認したうえで、今の住環境や使用スタイルに合ったタイプを選ぶのがポイントです。
性能や便利機能を把握しておくことで、納得のいく機種選定につながります。
日立エコキュートの評判や口コミ、特徴などより詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】日立製エコキュートの評判や口コミ・特徴を紹介!おすすめポイント・注意点も解説
日立エコキュートの交換費用を把握する
交換にかかる費用は、本体価格に加えて設置工事費、撤去費、処分費なども含めて総額でおおよそ40〜80万円程度が目安です。
選ぶ機種や設置環境によっても費用は変動します。
特に、ヒートポンプの設置場所が狭い場合や配管の延長が必要なケースでは、追加工事費が発生するケースもあります。
ただ、エコキュートを交換する際には、国や自治体による補助金を活用できる場合があります。
国がおこなっている「給湯省エネ2025事業」では、エコキュートからエコキュートへの交換に対して最大で13万円の補助が受けられる可能性があるので、ぜひ下記の記事をご覧いただき活用を検討しましょう。
【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説!
現在の生活環境に合った機能を選ぶ
家族構成やライフスタイルの変化に応じて、必要な機能も変わってきます。
例えば共働き世帯なら、スマホ連携でお風呂を遠隔操作できる機能が便利です。
子どもがいる家庭では、節電モードや自動保温機能の有無も重要な判断材料になります。
将来を見据え、快適かつ省エネに使える機種を選べば、長く満足できるエコキュートライフが実現するでしょう。
日立エコキュートの修理・交換業者を選ぶ4つのポイント
エコキュートの修理や交換は、信頼できる業者に依頼するのが何よりも重要です。
後悔しない業者を選ぶポイントは以下の4つです。
- 日立エコキュートを取り扱っている業者か
- 料金体系が明確か
- 施工実績や技術に問題はないか
- 保証やアフターサービスが充実しているか
順に説明します。
①日立エコキュートを取り扱っている業者か
まず確認したいのは、その業者が日立エコキュートを正規に取り扱っているかどうかです。
日立製品に精通している業者であれば、機種の仕様や修理方法を熟知しており、的確な対応が期待できます。
正規取り扱い業者であることは、交換時の部品供給やメーカーとの連携にもつながるため、対応スピードや信頼性にも差が出ます。
②料金体系が明確か
見積もり時には、料金体系が明確かどうかを必ず確認しましょう。
「基本料金+部品代+出張費+作業費」の表示の仕方など、内訳が不透明な場合はトラブルの元です。
費用が安くみえても、後から追加請求が発生する場合もあります。
事前に総額を提示してくれる業者や、公式サイトに価格表を掲載している業者の方が安心です。
③施工実績や技術に問題はないか
施工の質も重要な判断材料です。
特にエコキュートは設置条件によって性能に差が出るため、技術力のある業者を選ぶ必要があります。
施工実績が豊富で、かつ利用者の口コミ評価が高い業者であれば、信頼性が高いといえるでしょう。
可能であれば、施工事例の写真や担当者の資格・経験もチェックしておきたいところです。
④保証やアフターサービスが充実しているか
修理・交換後のサポート体制も確認しておきましょう。
例えば、工事に対する保証期間が設けられているか、トラブル時の対応窓口があるかなどは重要です。
メーカー保証とは別に、業者独自のアフターサービスがある場合もあります。
万が一のトラブルに備えて、こうしたサービス内容まで含めた比較・検討が大切です。
日立エコキュートに関するよくある質問
出典:日立公式サイト|エコキュート総合カタログ
日立エコキュートに関して寄せられるよくある質問を4つ紹介します。
- 日立エコキュートのお湯は飲める?
- 日立エコキュートは故障が多い?
- 日立エコキュートの欠点は?
- 2階に浴槽がありますが大丈夫ですか?
順にみていきましょう。
Q.日立エコキュートのお湯は飲める?
A.日立のエコキュートは、水道直圧式のため、給湯したお湯をそのまま飲用できます。
水道水を瞬間的に加熱して給湯するため、タンクに貯めたお湯と混ざらず、そのまま利用できます。
災害時にも備蓄用の水として活用できる点も大きなメリットでしょう。
Q.日立エコキュートは故障が多い?
A.日立のエコキュートは、決して特別故障が多い給湯器ではありません。
日立は国内でも高いシェアを誇るメーカーであり、製品の品質や耐久性には定評があります。
ただし、設置環境や使用状況によっては部品の劣化が早まることもあるため、定期的なメンテナンスや正しい使い方を心がけることで、故障のリスクは大幅に軽減できるでしょう。
エコキュートの評判をネット上で調べると、よく「〇〇製のエコキュートは壊れやすい」などの口コミを目にします。
注意深くみてみると「故障が多い」と指摘されているメーカーは基本的に、シェアが高いところが多いです。
故障割合が同じであっても、利用者が多くなればその分トラブルの報告も増えていくため、故障が多いと勘違いされてしまうのです。
「故障が多い」などの口コミ評判が増えるのは、有名メーカーゆえの悩みといえるのかもしれません。
Q.日立エコキュートの欠点は?
A.日立のエコキュートの欠点は、水道直圧式のため、水圧が高く配管に負担がかかりやすい点です。
水圧が高く、シャワーの勢いが強い、湯はりがスピーディにおこなえるなどメリットがある一方、配管への圧力が強く、古い配管の場合は破裂する可能性も少なくありません。
設置する前に、依頼する専門業者に相談しましょう。
Q.2階に浴槽がありますが大丈夫ですか?
A.問題ありません。日立エコキュートの多くの機種は2階への給湯にも対応しています。
特に「高圧力型」や「フルオート」タイプのモデルであれば、2階浴室でも十分な水圧と温度で快適な入浴が可能です。
ただし、設置環境や配管の長さによっては事前に確認が必要な場合もあるため、導入前に専門業者に相談しましょう。
日立エコキュートの修理や交換はどちらがベスト?プロに相談して賢く選択しよう!
エコキュートの不調時には、修理で済むのか交換が必要なのかで悩む方も多いでしょう。
修理費用や保証の有無、製品の使用年数などの総合的な判断が大切です。
特に10年以上経過している場合や、故障頻度が高い場合は交換の方が結果的にコストパフォーマンスに優れることもあります。
最終的な判断に迷ったときは、日立製品に詳しい専門業者に相談して、状況にあった最適な選択をしましょう。
「お湯が突然出なくなった!」「エラーが頻繁に出る!」など、エコキュートに関するお悩みは交換パラダイスへご相談ください。 エコキュートの買い替えに対する悩みはさまざまで、どう対処したらいいのかわからないことも多いですよね。 交換パラダイスはこれまで、約1,700件以上のエコキュートに関するお悩みを解決してきた実績を持ち、Googleの口コミではありがたいことに★5つの高評価を数多くいただいております。 さまざまなお悩みに最適な提案をいたしますので、エコキュートについてお困りの場合には、ぜひ一度ご相談ください。 ※1 経済産業省の給湯省エネ事業2025の補助金対象のエコキュート(以下EQ)への交換における補助額であり、電気温水器からEQの交換の場合最大17万円支給されます。 EQからEQの場合は最大13万円となります。 当社はお客様の代わりに申請書類作成のサポートを行いますが、申請者はあくまでお客様自身となります。 また行政・自治体の判断で補助金が打ち切りになる等、給付が確約するわけではございませんので、あらかじめご承知おきください。 ※2 実質無料キャンペーン含む。無償保証規約はこちらから。 ※3 10年間毎年1回点検について… 当社で製品を購入していただいたお客様限定で、ご契約時に定期点検(別途有料:49,500円(税込))をお申し込みいただいた場合に限ります。 施工後10年間にわたり、毎年1回(初年度は3か月後、1年後の2回)、合計11回にわたり弊社が設置した給湯器に不具合がないかを無償で点検いたします。 購入した製品の製品不備確認(リコールだった場合メーカーへ打診協議をお客様の代わりに行います)や施工不備による部分修理などを全て無償で行います。 蓄電池や太陽光パネルを設置している場合、それらの点検・簡易修理も無償で承ります。 その他住宅関連の点検も希望される場合は、点検のご連絡の際にお伝えいただければ無償で点検対応いたします。 なお、一部エリアは対象外となります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。エコキュートのご購入をご検討なら交換パラダイスにお任せください!
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