エコキュートの省エネ効果は高い?仕組みと省エネ以外の魅力を解説

「エコキュートの省エネ効果は本当にすごいの?」「エコキュートはどれくらい電気代を節約できる?」など疑問に思っていませんか。
エコキュートは従来の給湯器と比較すると省エネ効果が高く、電力消費量は約3分の1まで抑えられます。
この記事では、エコキュートの省エネ効果と仕組みを解説します。
また、省エネ効果以外のエコキュートの魅力も紹介するので、エコキュートの設置や新しいモデルのエコキュートへの交換を検討している際の参考にしてください。
エコキュートの省エネ効果
エコキュートの省エネ効果を以下にまとめました。
- 従来型の給湯器に比べて電力消費量は約3分の1
- 夜間の電力を使うため光熱費を安くできる
- 太陽光発電との組み合わせで電気代削減が期待できる
エコキュートの省エネ効果、期待できる電気代節約効果を詳しくみていきましょう。
従来型の給湯器に比べて電力消費量は約3分の1
エコキュートは従来型の電気温水器と比較すると、電力消費量は約3分の1です。
エコキュートは屋外の熱を取り込んでお湯を温める仕組みで、従来の電気温水器とお湯を沸かす方法が異なります。
電気だけで熱エネルギーを生み出す電気温水器よりも、エコキュートは電力の消費を抑えられます。
また、1世帯あたりの消費電力のうち、半分以上を占めるのは給湯と暖房です。
参考:資源エネルギー庁「エネルギー白書2024」
エコキュートは、給湯の電力消費を抑えることで、電気代を大幅に節約する効果が期待できます。
夜間の電力を使うため光熱費を安くできる
エコキュートは夜間電力を使用してお湯を沸かすため、光熱費を安くできます。
エコキュートは沸かしたお湯をタンク内にため、日中はタンク内のお湯を使用するため日中の消費電力を抑えられます。
夜間電力は昼間の半分程度の単価に設定されている場合が多く、日中よりも夜間に電力を消費するエコキュートは、従来の給湯器よりも大幅に光熱費を節約可能です。
エコキュートの設置や交換にあわせて、電気料金プランを見直すことで、より電気代を節約できる可能性があります。
エコキュートの電気代の詳細は、以下のページを参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの電気代はどれくらい?安くできる節約方法やシミュレーションを紹介
太陽光発電との組み合わせで電気代削減が期待できる
エコキュートは太陽光発電と組み合わせると、さらなる電気代節約が期待できます。
太陽光発電で日中に生み出した余剰の電力をエコキュートで利用すると、電力消費の削減が可能です。
また、オール電化と電力消費を抑えられるエコキュートは相性がよく、ガスの基本料金を支払う必要がない分、光熱費の節約につながります。
太陽光パネルを設置しているご家庭やオール電化のご家庭では、エコキュートの省エネ効果のメリットをより感じやすいでしょう。
エコキュートの仕組み
エコキュートは、エアコンの室外機に似たヒートポンプユニットで、屋外から取り込んだ空気中の熱エネルギーを使ってお湯を沸かす仕組みです。
夜間にお湯を沸かし、日中のお風呂やキッチンなどで使うお湯は貯湯タンクから使用します。
貯湯タンクは高断熱設計で、長時間お湯の温度を保てます。
またエコキュートは制御ユニットで全体の動作を管理し、使用状況に応じた運転によって高い省エネ効果を発揮します。
エコキュートの仕組みやメリット、デメリットは以下のページでくわしく説明しているので、参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートとは?省エネ技術の仕組み・メリット・デメリット・選び方を徹底解説
エコキュートが環境にも優しい理由
エコキュートは電気代節約だけでなく、環境にも優しい給湯器です。
エコキュートが環境への負担を抑えられる理由は次のとおりです。
- 一次エネルギー消費量が少ないから
- 二酸化炭素排出量が少ないから
環境にも優しいことから、エコキュートの設置には補助金を活用できる場合があります。
エコキュートが環境に優しい理由の詳細をみていきましょう。
また、エコキュートの補助金の詳細は以下のページでまとめているので、参考にご覧ください。
【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説!
一次エネルギー消費量が少ないから
エコキュートは少ない電力消費でお湯を沸かせるため、一次エネルギーの消費量を抑えられます。
一次エネルギーは石油や天然ガス、風力など自然から直接採取できるエネルギーです。
参考:独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構「一次エネルギーとは? 二次エネルギー、最終消費エネルギーとの関係性も解説」
省エネ性能が高いエコキュートは、ガス給湯器や電気温水器と比較すると、化石燃料をはじめとする一次エネルギーの消費量が少ないです。
ガスや石炭など、枯渇が懸念される一次エネルギーの消費を抑えられるため、エコキュートは環境に優しい給湯器です。
二酸化炭素排出量が少ないから
エコキュートは、二酸化炭素の排出量が少ない給湯器です。
家庭で消費する電力は発電時に二酸化炭素を排出するケースが多く、各家庭の消費電力を抑えると二酸化炭素の排出量を抑えられます。
エコキュートは発電時にガスを使わないため、直接二酸化炭素を排出しません。
さらに、エコキュートは電力消費が少ないことにより、従来の電気温水器よりも発電時に排出する二酸化炭素量が少ない給湯器です。
日本政府は2020年10月に、二酸化炭素の排出量ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すと宣言しました。
参考:環境省「カーボンニュートラルとは」
二酸化炭素排出量を抑えられるエコキュートは、設置に補助金が出る場合もあるため、環境にも家計にも優しいです。
【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説!
エコキュートの省エネ効果以外の魅力
エコキュートには省エネ効果以外にも設置のメリットがたくさんあります。
- 学習機能でお湯切れを防止する
- キッチンとお風呂で同時にお湯を使える
- 非常時の生活用水に活用できる
エコキュートの省エネ以外の魅力をくわしくみていきましょう。
学習機能でお湯切れを防止する
エコキュートは夜間に沸かしたお湯を貯湯タンクにためて日中に使用する仕組みのため、タンク内のお湯切れが心配になることもあるでしょう。
しかし、エコキュートは学習機能で生活に必要なお湯の量を学習し、タンク内のお湯切れを防止できます。
急にお湯の使用量が増えた場合でも、沸き増しが可能なためお湯切れの心配は不要です。
ただし、家族構成や入浴のタイミングなどによってタンク容量が大きいエコキュートが適している場合があります。
エコキュートの選び方は以下のページでくわしく説明しているので、参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの容量やサイズの選び方!お湯の使用量や家族構成別に解説!
キッチンとお風呂で同時にお湯を使える
エコキュートは、キッチンとお風呂で同時にお湯を使えます。
貯湯タンクには370Lや460Lなど大量のお湯をためられるため、お風呂とキッチンでお湯を同時に使ってもお湯切れの心配がありません。
特に家族の人数が多い場合、複数の箇所で同時にお湯を使うシーンが増えます。
タンク容量が大きいエコキュートを設置すると、大家族でも安心してお湯を快適に使えるので安心です。
非常時の生活用水に活用できる
エコキュートは、貯湯タンクにためたお湯を非常時の生活用水として使用できます。
エコキュートは断水、停電時でも電力を使わずタンクから水を取り出せて、トイレや手洗いの水を確保できます。
飲料水には使用できないものの、ご自宅の飲料水を生活用水として使用する必要がないため、飲料水の節約にも効果的です。
エコキュートは電気代を抑えられるだけでなく、災害時の生活用水の備蓄として活用できる点もメリットです。
エコキュートの省エネ効果についてよくある質問
エコキュートの省エネ効果について、よくある質問に回答します。
- エコキュートの初期費用の元は何年で取れる?
- エコキュートの省エネ効果を維持するために必要なことは?
エコキュートの設置や交換に迷っている際の参考にご覧ください。
エコキュートの初期費用の元は何年で取れる?
エコキュートの初期費用は、4年から10年で元が取れる可能性が高いです。
エコキュートは従来の電気温水器と比較すると月1万円、年間で約12万円節約できる場合があります。
さらに、エコキュートはモデルによって補助金を利用しての設置が可能です。
補助金を利用してエコキュート設置や交換の初期費用を抑えた場合、初期費用の元がとれるまでの期間はさらに短くなると見込めます。
エコキュートの省エネ効果を維持するために必要なことは?
エコキュートの省エネ効果を維持するためには、定期的なメンテナンスを実施しましょう。
エコキュートは使用にともない、内部に空気や汚れが溜まって性能が低下します。
定期的にエア抜きや水抜き、フィルターの掃除などのメンテナンスをおこなうと、エコキュートの性能低下を予防できます。
また、メンテナンスをせずエコキュートを使い続けると故障のリスクも高くなるため、エコキュートを長持ちさせるためにも定期的なメンテナンスが必要です。
エコキュートのメンテナンスについて以下のページで詳しく説明しているので、参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートのメンテナンス方法は?お手入れのペースや具体的な掃除のやり方を解説
エコキュートは高い省エネ効果で光熱費の節約が可能!
エコキュートは高い省エネ効果で、光熱費を節約できる給湯器です。
また、エコキュートは電力消費が少なく、二酸化炭素排出量も抑えられる環境にも優しい給湯器なため、設置や交換に補助金の利用も可能です。
タンク内の水を災害時の生活用水として使用できるため、エコキュートの設置は非常時の備えにも活用できます。
この機会に、省エネ効果が高くお風呂やキッチンの給湯が快適な、エコキュートの設置や交換を検討しましょう。
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