エコキュートの種類は?タンク容量や給湯タイプ・メーカーなどの違いから選び方まで解説

エコキュートの種類は?タンク容量や給湯タイプ・メーカーなどの違いから選び方まで解説

「エコキュートにはどのような種類がある?」「エコキュートの選び方が分からない」とお悩みではありませんか。

エコキュートは、タンク容量や給湯タイプ、メーカーの違いによって、搭載されている機能や適した家族構成が異なります。

この記事ではエコキュートの種類を紹介し、ご家庭にあったエコキュートを選べるように詳しく解説します。

エコキュートの種類や選び方が分からないとお悩みの際は、ぜひ参考にしてください。

目次

エコキュートの種類:タンク容量・形状の違い

エコキュートの種類:タンク容量・形状の違い

エコキュートの種類は、タンク容量やタンクの大きさの違いで分けられます。

  • 370L
  • 460L
  • 550〜560L

エコキュートは電気料金が安い夜間にお湯を沸かし、日中はタンク内のお湯を使用します。

そのため、使用量に対してタンク容量が小さすぎると、お湯切れが起こる可能性が高まります。

1〜2人で生活する場合は370L以下でも問題ないことが多いですが、4人以上の家族では460L以上のタンク容量を選ぶとお湯切れの可能性が低くなり安心です。

また、エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプの2つの機器が必要で、設置スペースを確保する必要があります。

その際、標準の「角形」以外に「薄型」や省スペースの「コンパクト型」など、設置スペースが狭い場所でも設置可能なエコキュートがあります。

タンク容量と設置スペースのバランスを考慮して、ご家庭に適したエコキュートを選びましょう。

エコキュートの容量とサイズは以下のページでくわしく説明しているので、参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュートの容量やサイズの選び方!お湯の使用量や家族構成別に解説!

エコキュートの種類:給湯タイプの違い

エコキュートの種類:給湯タイプの違い

エコキュートは給湯タイプにも違いがあり、次の3つの給湯タイプに分けられます。

機能 フルオートタイプ オートタイプ 給湯専用タイプ
湯はり機能 あり(自動) あり(自動) あり(手動)
足し湯機能 あり(自動) ありorなし(モデルによる) あり(自動)
沸き増し機能 あり あり なし
追い焚き機能 あり なし なし

各タイプの詳細をみていきましょう。

フルオートタイプ

フルオートタイプは、湯はりや足し湯を全自動でおこない、沸き増しや追い焚き機能を含めた多機能を搭載したハイグレードなエコキュートです。

機能が豊富で快適に使えるものの、設置費用が高くなりやすいことに注意しましょう。

一人暮らしで給湯器に多機能を求めない場合や、機能が多くても使いこなせないと感じる場合は、オートタイプや給湯専用タイプでも問題ありません。

ただし、追い焚き機能が使えるのはフルオートタイプのみです。

追い焚きが必要な場合は、フルオートタイプのエコキュートを選びましょう。

【関連記事】エコキュートの追い焚き機能がまるわかり!仕組みや足し湯との違い・電気代への影響を解説!

オートタイプ

オートタイプは自動湯はりできる、シンプルな機能を搭載したエコキュートです。

メーカーごとに「セミオート」や「エコオート」とも呼ばれます。

機能がシンプルなエコキュートを希望する場合や、追い焚き機能が必要ない場合は、設置費用を抑えられるオートタイプがおすすめです。

オートタイプはリモコンで操作が必要なものの、差し湯機能や足し湯機能も使えます。

給湯専用

給湯専用タイプは、手動で湯はりをするタイプのエコキュートです。

湯量の設定はできるものの自動湯はり機能がないため、蛇口の開け閉めは自分でする必要があります。

給湯専用タイプは、フルオートタイプやオートタイプと比較すると、手動での操作が必要かつ使用できる機能も限られます。

ただし、機能がシンプルな分、本体価格がリーズナブルです。

エコキュートのタイプ選びでは、自動湯はり機能や追い焚き機能など機能の必要性を考えると、タイプ選びで迷いません。

エコキュートの種類:給湯圧の違い

エコキュートの種類:給湯圧の違い

エコキュートは給湯圧(水圧)で以下2つのタイプに分けられます。

  • 標準圧タイプ
  • 高圧タイプ

給湯圧の違いをくわしくみていきましょう。

標準圧タイプ

標準圧タイプは、水圧の目安が170〜210kPa(パスカル)のタイプで、特別水圧が強くないエコキュートです。

浴室が1階でシャワーの水圧にこだわりがない場合は、標準圧タイプで問題ありません。

また、標準圧タイプの定義はメーカーごとに異なります。

高圧タイプを選ぶほどではないものの、できるだけ高い水圧を希望する場合、標準タイプの水圧の基準が高いメーカーのエコキュートがおすすめです。

高圧タイプ

高圧タイプは、水圧の目安が300kPa前後のエコキュートのモデルです。

浴室が2階にある場合や水圧にこだわりたい方は、高圧タイプが適しています。

さらに、3階に浴室がある場合は高圧タイプのなかでも特に圧力が高く、500kPa程度のエコキュートを選ぶと水圧に不満を感じにくいです。

高圧タイプが適しているかを判断する際、お湯と水をそれぞれ出したときの勢いを比較してみましょう。

水だけ出したときよりもお湯を出したときに勢いが弱まる場合は、高圧タイプのエコキュートが適していると判断できます。

エコキュートの水圧タイプは以下のページで詳しく説明しているので、参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュート高圧・標準タイプ徹底比較!水圧や費用などの違いから最適な選び方を解説

エコキュートの種類:環境に適したタイプの違い

エコキュートの種類:環境に適したタイプの違い

エコキュートは屋外に設置する給湯器で、環境の影響を受けやすいです。

そのため、お住まいの環境に適したタイプを選ぶ必要があります。

  • 寒冷地仕様
  • 耐塩害地仕様

それぞれのタイプをくわしくみていきましょう。

寒冷地仕様

寒冷地仕様のエコキュートは、最低気温が-10度を下回る地域でも使用できるエコキュートです。

エコキュートは空気中の熱を取り込み、取り込んだ熱エネルギーを活用してお湯を沸かす仕組みです。

一般的なエコキュートが使用できないほど気温が低い地域では、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶ必要があります。

ただし、最低気温が-25度を下回る地域では寒冷地仕様でもエコキュートを使えないので注意してください。

耐塩害地仕様

耐塩害地仕様は、潮風が当たる地域に適したエコキュートです。

屋外に設置するエコキュートは、潮風に当たるとさびて劣化するため、さびを防止する可能を施した耐塩害地仕様を選びましょう。

直接潮風が当たらない場合は耐塩害地仕様、海から300m以内で潮風が直接当たる場合はよりさびにくい加工を施した耐重塩害仕様のエコキュートが適しています。

エコキュートの種類:メーカーの違い

エコキュートの種類:メーカーの違い

エコキュートはメーカーごとに搭載されている機能やグレード、費用が異なります。

エコキュートの主要メーカーは、以下の5社です。

  • ダイキン
  • 日立
  • パナソニック
  • 三菱電機
  • コロナ

どのメーカーもエコキュートの基本的な性能に優劣はなく、独自機能や必要とする仕様からエコキュートのメーカーを選びましょう。

各エコキュートメーカーの特長を以下のページで説明しているので、参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュートのおすすめメーカー5選を徹底比較|特長や利用可能な補助金も解説

エコキュートのおすすめの選び方

エコキュートのおすすめの選び方

エコキュートはお住まいの環境やご家庭の生活スタイルに沿ったモデルを選びましょう。

エコキュートのおすすめの選び方を以下にまとめました。

  • 大きなスペースを確保できない場合:薄型・コンパクト型の製品
  • 家族の人数が4人以上の場合:タンク容量が大きい460Lの製品
  • 追い焚き機能が必要な場合:給湯タイプがフルオートタイプの製品

エコキュートの選び方の参考にしてください。

大きなスペースを確保できない場合:薄型・コンパクト型の製品

エコキュートを設置するスペースが限られている場合は、薄型やコンパクト型の製品がおすすめです。

薄型は奥行きが薄く、隣家と距離が近い住宅に向いています。

コンパクト型は設置面積が小さく、より省スペースでの設置におすすめです。

また、エコキュートの設置には本体を設置するスペースに加え、搬入ルートを確保する必要があります。

スペースに余裕があると思っていても、搬入を考慮した際に薄型やコンパクト型を選んだほうがよいケースがあります。

搬入やメンテナンスの際の出入りも考慮してエコキュートのモデルを選びましょう。

家族の人数が4人以上の場合:タンク容量が大きい460Lの製品

家族の人数が4人以上の場合、タンク容量が大きい460Lのエコキュートがおすすめです。

家族の人数が多いと、入浴のタイミングがばらつくことで足し湯や差し湯をする機会が増えます。

お湯の使用量が多いと、標準的な容量のエコキュートではタンク内のお湯が不足しやすくなり、快適に給湯できない可能性があります。

家族が3人以下でも来客が多い場合や入浴回数が多い場合は、お湯をたくさん使うため、容量が大きいエコキュートを選ぶと安心です。

追い焚き機能が必要な場合:給湯タイプがフルオートタイプの製品

追い焚き機能が必要な場合は、フルオートタイプのエコキュートを選びましょう。

フルオートタイプのみ、追い焚き機能が搭載されているため、オートタイプや給湯専用タイプでは追い焚き機能は利用できません。

オートタイプや給湯専用タイプを設置したあと、追い焚き機能を追加する場合はエコキュート本体をフルオートタイプに交換する必要があります。

現在は使用の予定がなくても、今後追い焚き機能が必要になりそうな場合は、フルオートタイプがおすすめです。

フルオートタイプは自動足し湯をはじめ多彩な機能が利用できるので、より快適な入浴時間の実現が期待できます。

家族構成や周辺環境に適したエコキュートの種類を選ぼう!

家族構成や周辺環境に適したエコキュートの種類を選ぼう!

エコキュートの種類は、以下の違いでタイプが分けられます。

  • タンク容量・形状の違い
  • 給湯タイプ
  • 給湯圧
  • 環境に適した仕様

エコキュート選びの際、ご家庭の状況やエコキュートに求める機能を考えて、各項目を比較しましょう。

また、エコキュートの寿命は一般的に10年程度です。

生活の変化や家族構成の変化も想定したエコキュートを選ぶと、設置してから長い期間、快適に生活できます。

家族構成やお湯の使用量、お住まいの地域環境を考慮して、最適なエコキュートを選びましょう。

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この記事の監修者

長尾 太一のアバター 長尾 太一 エコキュートのプロ

交換パラダイスの長尾です。

・「何よりもお客様を大切にする」という会社の理念に共感し、北海道から「愛と情熱」を原動力に上京
・現在、家回り全般に対応できる総合リフォーム会社のエコキュート専門チームに所属
・お客様一人ひとりと真剣に向き合うことを最優先に生きています。
・モットーは「猪突猛進」
・「長尾さんにお願いして本当によかった!」という言葉が一番の大好物
・「エコキュートのことなら長尾」とお客様だけでなく社員からも頼られる存在

エコキュートのプロフェッショナルとして、商品知識・施工知識・住宅全般の知識、すべてに精通し、お客様のどんなお悩みにもお応えいたします。皆様の生活がより豊かにできるような安心・快適な住まいづくりのお手伝いに全力投球いたします。

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