エコキュートのリモコンがつかなくなった!対処法や原因・修理費用の相場を解説

エコキュートのリモコンがつかなくなった!対処法や原因・修理費用の相場を解説

「エコキュートのリモコンがつかなくなった」「リモコンのボタンを押しても反応しない」などトラブルでお困りではありませんか。

エコキュートのリモコンの不具合は症状・原因によって、自身で対処できる場合と専門業者に依頼するべき場合があります。

本記事ではエコキュートのリモコンの不具合の原因と対処法を解説します。

また、修理費用相場やDIYでの修理を控えたほうがいい理由も説明するので、エコキュートのリモコンのトラブルでお困りの際は参考にしてください。

 

目次

エコキュートのリモコンが故障?状態別の原因を解説

エコキュートのリモコンが故障?状態別の原因を解説

まずエコキュートのリモコンの故障や不具合の原因を確かめましょう。

トラブルの原因が異なると対処法も変わります。

エコキュートのリモコンにみられる不具合の代表的な状態をまとめました。

  • 画面に何も表示されない
  • 画面が点滅する
  • 画面の時計表示が点滅する
  • ボタンを押しても反応しない
  • 英数字が表示される

状態ごとの原因を詳しく説明します。

画面に何も表示されない

リモコンの画面に何も表示されず、ボタンを押しても反応がない場合は、以下の原因が考えられます。

交換・修理が不要
  • リモコンの電源がオフ
  • 漏電遮断器が落ちている
  • ブレーカーが落ちている
交換・修理が必要
  • リモコン電源が故障している
  • リモコン配線が断線している
  • エコキュート本体の基板が故障している

故障や断線が原因で画面に何も表示されないときは、リモコンやエコキュート本体の交換・修理が必要です。

電源をオンにしたり、ブレーカーを上げたりしても画面に何も表示されない場合は、交換・修理が可能な業者に相談しましょう。

画面が点滅する

画面表示が消えたり点灯に時間がかかったりする際は、節電機能がオンになっている可能性があります。

節電機能が原因の場合は故障や不具合ではないため、リモコンやエコキュート本体の修理や交換は必要ありません。

一方、落雷や停電のあとに画面が点滅する場合や操作中に画面表示が突然消える場合は、リモコンの基盤が故障している可能性があります。

節電機能をオフにしても画面の点滅が続く場合は、業者へのリモコンの交換・修理を検討してください。

画面の時計表示が点滅する

画面の時計表示が点滅する原因は、次の2つが考えられます。

  • 時刻設定が完了していない
  • エコキュート本体の基盤が故障している

停電や落雷でリモコンへの電力供給がなくなった、リモコンの設定がリセットされたなどの理由で時刻設定が消えた際、時計表示が点滅する場合があります。

ただしエコキュート本体の基盤が故障している場合は、再度時刻を設定しても時計表示の点滅が解消されません。

ボタンを押しても反応しない

エコキュートのリモコン画面は表示されていてもボタンが反応しない場合、次の原因が考えられます。

  • ロック機能がオンになっている
  • リモコンの基盤が故障している
  • ボタンだけが故障している

エコキュートには誤操作を防止するロック機能を搭載しているモデルがあります。

ロック機能がオフの状態でもボタンが操作できる場合は故障ではないため、リモコンの交換・修理は必要ありません。

一方ロック機能がオフの状態で特定のボタンが反応しない場合は、ボタンの故障が考えられます。

さらにすべてのボタンが反応しない場合は、リモコンの基盤が故障している可能性があります。

英数字が表示される

エコキュートのリモコンの画面に英数字が表示される場合は、エコキュートがエラーを検知していることが原因です。

リモコンに表示される「H20」「C01」などの英数字は「エラーコード」と呼び、エコキュートのメーカーごとに設定されています。

エラーコードが表示された際はただちにエコキュートの交換や修理が必要とは限りません。

エラーの内容によって自身で対処できる場合があります。

メーカーごとのエラーコードの意味や対処法は以下のページにまとめているので、参考にご覧ください。

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エコキュートのリモコンがつかなくなったときの対処法

エコキュートのリモコンがつかなくなったときの対処法

エコキュートのリモコンがつかなくなったときの対処法は次のとおりです。

  • エコキュート本体を再起動する
  • エコキュートの電源プラグを確認する
  • ブレーカーが落ちていれば上げる
  • 節電機能をオフにする
  • ロック機能を確認する
  • 時刻設定をおこなう
  • 業者に依頼する

自身で行える簡単な操作で問題解決する場合があります。

まず以下で説明する対処法を試してみてください。

エコキュート本体を再起動する

エコキュート本体を再起動しましょう。

エコキュート本体の漏電ブレーカーのカバーを外すと、漏電ブレーカーとテストボタンを確認できます。

テストボタンを押すと漏電ブレーカーがオフになります。

再度、漏電ブレーカーをオンにするとエコキュートの再起動が完了です。

またエコキュート本体の再起動だけでなく、リモコンの電源も確認してください。

エコキュートの電源プラグを確認する

エコキュートの電源プラグが正常に挿さっているか確認しましょう。

電源プラグが挿さっていないと、リモコンの画面に何も表示されません。

屋外のエコキュート本体の電源プラグを確認し、もし抜けているときは挿しなおしてください。

電源プラグをコンセントに挿し込むことで、エコキュート本体とリモコンが再起動され、問題解決する場合があります。

ブレーカーが落ちていれば上げる

リモコンやエコキュート本体の電源が入らない場合はブレーカーを確認してください。

ブレーカーが落ちていると電力が供給されないため、リモコン・エコキュート本体に電源が入りません。

ブレーカーが落ちている理由は、長期間の外出前にブレーカーを落としたことを忘れている場合や、業者が修理点検のあとにブレーカーを上げ忘れている場合があります。

ブレーカーのエコキュート用のスイッチを確認し、スイッチが下がっている際はスイッチを上げましょう。

節電機能をオフにする

エコキュートの節電機能をオフにすることで、リモコンの画面が時折消える問題を解決できる場合があります。

節電機能は電気代を抑えるために便利な機能ですが、使用時に不便だと感じる場合は、オフにしましょう。

節電機能はエコキュートのモデルごとに名称や操作方法が異なるため、取り扱い説明書を確認してオン・オフを設定してください。

ロック機能を確認する

リモコンの画面が正常に表示されているうえでボタンが反応しない場合は、ロック機能を確認してください。

チャイルドロックやセーフティ機能などボタンの誤操作を防止する機能が働くと、リモコンを操作できなくなります。

ロック機能の設定方法や解除方法はエコキュートのモデルごとに異なるので、取り扱い説明書を確認して操作しましょう。

ロック機能がオフになっている状態、あるいはロック機能が搭載されていないモデルでボタンが反応しない場合は、リモコンやエコキュート本体の修理・交換が必要な場合があります。

時刻設定をおこなう

エコキュートのリモコンの時計表示が点滅している場合は、あらためてエコキュートの時刻を設定すると問題が解決する可能性があります。

また、時刻設定がずれていると沸き上がりの時間が指定のとおりにならず、リモコンの故障と感じるケースがあります。

リモコンのボタンは反応するものの、指定したとおりの操作ができない場合は時刻設定を再度おこなってみてください。

業者に依頼する

電源プラグの確認や再起動、各種設定を見直してもリモコンの問題が解決しない場合は、業者に交換や修理を依頼しましょう。

リモコンやエコキュート本体の基盤や配線に故障・不具合が生じている場合は、自身での対処は難しいです。

またエラーコードがリモコンに表示されている際は、エラーの内容を確認して自身で解決できない場合は業者に相談してください。

エコキュートのリモコンが異常なときの修理費用相場

エコキュートのリモコンが異常なときの修理費用相場

エコキュートのリモコンに異常がみられるときの修理費用相場は以下のとおりです。

修理内容 修理費用相場
リモコンの交換・修理 2〜7万円
エコキュート本体の交換 40〜80万円

リモコンの交換・修理のみ:2〜7万円

リモコンの交換や修理で対処できる場合は、2〜7万円程度が費用相場です。

ボタンの不具合やリモコンの基盤が故障している場合は、リモコンの交換や修理で十分な場合があります。

またメーカー保証期間内なら無償での交換や修理が期待できます。

リモコンの交換や修理を検討する際はメーカー保証期間内か確認し、メーカーの対応が可能か調べましょう。

エコキュートのメーカー保証期間は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュートの保証期間はどのぐらい?延長保証やメーカーごとの違いを解説

エコキュート本体の交換:40〜80万円

エコキュート本体の交換は、40〜80万円が費用相場です。

エコキュート本体の不具合や故障でリモコンに異常が発生しているときは、リモコンの交換や修理だけでは対処できません。

エコキュート本体の交換費用は、メーカーやモデルによって異なります。

またエコキュートの寿命は、10年から15年程度です。

現在のエコキュートを設置してから10年以上経過しているなら、リモコンのみの不具合であっても、本体も交換したほうがいい場合があります。

エコキュートの交換費用の詳細や買い替え時期の目安、費用を抑える方法をまとめた以下のページも参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュートの交換費用は?買い替え時期やメリット・補助金活用について徹底解説!

エコキュートのリモコン交換・修理にDIYが向かない理由

エコキュートのリモコン交換・修理にDIYが向かない理由

エコキュートのリモコンにトラブルが発生した際、DIYで修理・交換して費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。

しかしDIYでのエコキュートのリモコン修理・交換は、以下の理由からおすすめできません。

  • 専門的な知識や技術が必要だから
  • かえって費用や時間がかかる場合があるから
  • 対応するリモコンが見つからない場合があるから

各理由を詳しく説明します。

専門的な知識や技術が必要だから

エコキュートのリモコン交換・修理には専門的な知識や技術が必要です。

リモコンの交換は電圧36V以下の二次側の配線工事に該当し、電気工事士の資格は必要ありません。

しかし電気設備の技術基準に沿って適切に作業しなければ危険をともないます。

エコキュートのリモコン交換のために、時間をかけて知識と技術を身につけるよりも、専門家に依頼したほうがスムーズかつ的確な施工が期待できます。

【参考】経済産業省「電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは」

かえって費用や時間がかかる場合があるから

DIYでエコキュートのリモコンを交換・修理すると、コストや労力、時間が余計にかかる可能性があります。

費用を抑えるために、DIYでのリモコン交換・修理を検討するケースが多いでしょう。

しかし電気工事の専門的な知識がない状態でDIYした場合、作業に失敗してリモコン本体やケーブルが無駄になるリスクがあります。

DIYで失敗したあと業者にリモコンの修理・交換を依頼する場合、費用と時間が無駄にかかります。

専門的な知識・技術がない場合はDIYで失敗する可能性が高いため、業者への依頼がおすすめです。

対応するリモコンが見つからない場合があるから

DIYで交換・修理する際、自宅のエコキュートに対応するリモコンが見つからない場合があります。

エコキュートのリモコンはメーカーやモデルによって異なり、原則として同一型番しか使用できません。

メーカーから直接購入ができない一般の方がリモコンを手に入れるためには、ネットオークションやフリマアプリから購入する必要があります。

同一型番のリモコンが出品されていない場合はリモコンを入手できず、DIYでの交換はできません。

一方でメーカーから同一型番のリモコンを手に入れられる業者なら、エコキュートのリモコン交換・修理をスムーズに行えます。

エコキュートのリモコンに関するよくある質問

エコキュートのリモコンに関するよくある質問

エコキュートのリモコンに関して、よくある質問に回答します。

  • エコキュートのリモコンの寿命は?
  • エコキュートのリモコン交換はどの業者に依頼できる?

リモコンのトラブルを解決するための参考にご活用ください。

エコキュートのリモコンの寿命は?

エコキュートのリモコンの寿命は、5〜15年程度です。

エコキュート本体の寿命は10〜15年程度で、リモコンは本体よりも劣化する場合があります。

リモコンは直接触れて操作するため、寿命よりも早くボタンや内部の基盤が故障する可能性があります。

また、エコキュートの寿命を長持ちさせるコツや交換タイミングの目安は、以下のページで詳しく解説しているので、参考にご覧ください。

【関連記事】エコキュートの寿命はどれくらい?長持ちさせる方法と買い替えのタイミングを解説

エコキュートのリモコン交換はどの業者に依頼できる?

エコキュートのリモコン交換が可能な業者は以下があげられます。

  • エコキュートのメーカー
  • 給湯器交換に対応しているリフォーム業者

メーカーは、自社製品の修理交換をスムーズに行える一方で、施工業者を選べない点やメーカーの製品しか選べない点に注意が必要です。

給湯器交換に対応している業者を利用する場合、業者選びの手間がかかりますが、施工業者を選べる点やアフターケアが充実している点が特徴的です。

エコキュートの保証期間内であれば交換費用を抑えられるため、メーカーの利用をおすすめします。

保証期間外なら、柔軟な対応やアフターケアが充実しているリフォーム業者の利用がおすすめです。

まとめ:エコキュートやリモコンの交換・修理は業者がおすすめ

まとめ:エコキュートやリモコンの交換・修理は業者がおすすめ

エコキュートのリモコンにトラブルが発生した際は、再起動やブレーカーの確認、時刻設定、ロック機能など自身で対処できる方法を試しましょう。

自身で対処できない場合は、業者にリモコンやエコキュート本体の交換・修理を依頼してください。

DIYでのリモコンの交換・修理は専門的な資格を必要としませんが、かえって時間や費用がかかる可能性があるため、プロに任せることをおすすめします。

信頼できる業者に修理・交換を依頼し、エコキュートのリモコンのトラブルをスムーズに解決して、快適な生活を取り戻しましょう。

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この記事の監修者

長尾 太一のアバター 長尾 太一 エコキュートのプロ

交換パラダイスの長尾です。

・「何よりもお客様を大切にする」という会社の理念に共感し、北海道から「愛と情熱」を原動力に上京
・現在、家回り全般に対応できる総合リフォーム会社のエコキュート専門チームに所属
・お客様一人ひとりと真剣に向き合うことを最優先に生きています。
・モットーは「猪突猛進」
・「長尾さんにお願いして本当によかった!」という言葉が一番の大好物
・「エコキュートのことなら長尾」とお客様だけでなく社員からも頼られる存在

エコキュートのプロフェッショナルとして、商品知識・施工知識・住宅全般の知識、すべてに精通し、お客様のどんなお悩みにもお応えいたします。皆様の生活がより豊かにできるような安心・快適な住まいづくりのお手伝いに全力投球いたします。

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