電気温水器のメリット・デメリットは?エコキュートとの違いや性能を比較!

「電気温水器を使いたいが、どのようなものかわからない」
「メリットとデメリットを理解したい」
「エコキュートとどちらを使うべきか悩んでいる」
これらで悩んでいる方は多いでしょう。
電気温水器にはさまざまなメリットとデメリットがあり、それを理解したうえで導入するのが大切です。
この記事では電気温水器のメリットやデメリット、エコキュートとの違いを解説するので参考にしてください。
そもそも電気温水器とは?
電気温水器とは、電気器ヒーターによってお湯を温めて給湯する設備を指します。
ガスを使わないため、ガス代がかからないのが最大の特徴。
一般的な設備であり、多くの住宅で採用されています。
また、オール電化住宅との相性がよいことも知られています。
電気温水器の4つのデメリット
電気温水器には、以下4つのデメリットがあります。
- ガス給湯器よりも初期費用が高い
- 湯切れが起こることがある
- 設置スペースを求められる
- 停電すると使えなくなる
まず、ガス給湯器よりも初期費用が高いのが懸念点です。
また、停電時の使用などにも注意が必要です。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
ガス給湯器よりも初期費用が高い
ガス給湯器よりも高い初期費用がかかる点はデメリットです。
ガス給湯器の初期費用は10〜30万円ですが、電気温水器の導入には、18〜35万円かかります。
予算が十分ではないとき、初期費用の高さは問題となるでしょう。
また、電気温水器にはほとんど補助金が存在しないため、初期費用を安く抑えることは難しいです。
湯切れが起こることがある
湯切れを起こす可能性もデメリットです。
電気温水器には、タンクに一時的にお湯を貯める仕組みがあります。
これを使い切った場合、次の沸き上げがおこなわれるまで給湯できません。
特に使用量が多い環境では注意が必要です。
電気温水器を使うときは、計画的にお湯を使う必要があるでしょう。
設置スペースを求められる
電気温水器を使用するには、広い設置スペースが必要です。
電気温水器を導入する際は、設置できるスペースがあるか、きちんと確認しましょう。
また、設置スペースに至るまでの搬入経路があるかどうかも重要です。
本体の大きさによっては、そもそも運び込めないケースがあるので注意しましょう。
停電すると使えなくなる
電気を使っているため、停電すると使えなくなる点にも注意しましょう。
そうすると、お湯を得られないなどのトラブルが起こります。
電気温水器を利用する場合、別な方法で停電に備える必要があります。
一例として、入浴の必要がない清拭剤やドライシャンプーを備蓄する方法があげられるでしょう。
電気温水器の3つのメリット
一方で電気温水器には、以下のメリットがあります。
- 10年保証を受けられる
- 非常用水を確保できる
- 動作音が小さい
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
10年保証を受けられる
まず、10年保証を受けられるメリットがあります。
保証とは、電気温水器が故障した際に、無償での修理を受けられるサービス。
つまり、故障があっても10年間は修理費を心配する必要がありません。
電気温水器の寿命は10〜15年であるため、実費で修理費を負担するケースは少ないでしょう。
非常用水を確保できる
非常用水を確保できるのもメリットです。
電気温水器は、電気熱で加熱した湯を、タンク内に一時的に保存します。
これは、タンクを開けることで非常用水として利用可能。
ただし消毒はされていないので、飲用には向いていません。
飲料水として利用する場合は、煮沸消毒などを実施する必要があります。
動作音が小さい
動作音が小さいのは、一般的にメリットだとされます。
電気温水器には電気熱を発生させる機器が搭載されています。
しかし、ほとんど動作音がないので、騒音に悩まされることはほぼありません。
ほかの給湯器では、動作音にまつわる問題が起こりがちですが、電気温水器ならその心配はありません。
電気温水器とよく比較される「エコキュート」とは?
エコキュートとは、給湯システムの一種です。
電気温水器でも使われる電気熱に加え、空気から得られる熱を使って給湯します。
省エネ性能が高く、また補助金制度なども用意されていることから、現在では一般家庭に普及するようになりました。
電気温水器と異なり、給湯におけるエネルギーの一部を空気熱から得るため、電気料金を安く抑えられます。
電気温水器とエコキュートの違い!性能を比較
電気温水器とエコキュートには、以下の違いがあります。
項目 | エコキュート | 電気温水器 |
給湯方式 | 電気熱と空気熱による加熱 | 電気熱による加熱 |
設置スペース | 2つのユニットがあるため、広いスペースが必要 | 1つのユニットしかないため、設置しやすい |
ランニングコスト | 安くなる | 高くなる |
耐用年数 | 10〜15年 | 10〜15年 |
動作音 | ヒートポンプの動作音に対策が求められるケースがある | 動作音はあるが一般的には静かだとされる |
補助金の有無 | あり | なし |
代表的な機能 | 追い焚きオート湯はり自動足し湯など自動保温 | 追い焚き保温など |
最大のポイントは、エコキュートのほうがランニングコストが安い点です。
初期費用は、エコキュートのほうが高いですが、長く使い続けると最終的にコストパフォーマンスが見合ってきます。
また、自動足し湯をはじめとした、便利な機能を多数利用できます。
【関連記事】エコキュートの買い替え費用はいくら?交換にも使える補助金やコストを抑える方法を紹介!
エコキュートを利用する5つのメリット
エコキュートを利用するメリットとして、以下があげられます。
- 電気代を抑えられる
- 補助金を利用できる
- 非常用水を確保できる
- スマートフォン連携での操作など、便利な機能を利用できる
- ガスを使わないため、安全性が高い
補助金を利用しながら導入すれば、実質的に割引を受けながら、電気代を抑えられるようになります。
豊富な省エネ機能が搭載され、ガスによる事故が考えられないのも大きなポイントです。
エコキュートを利用する4つのデメリット
一方で、エコキュートには以下のデメリットがあります。
- より広い設置スペースが必要になる
- ヒートポンプの動作音がやや大きい
- 湯切れする可能性がある
- 定期的なメンテナンスが必要になる
エコキュートには、タンクのほか、ヒートポンプユニットと呼ばれるものを設置する必要があります。
したがって、通常よりも広いスペースが必要です。
電気温水器にも共通していますが、湯切れの可能性がある点にも注意しましょう。
また、定期的なメンテナンスを実施し、故障や劣化を防ぐ必要がある点にも注意してください。
電気温水器に関するよくある質問
本記事では電気温水器のメリット・デメリットに関して解説しました。
ここではよくある質問に回答します。
- 電気温水器の電気代は高すぎる?
- 電気温水器の水圧は低い?
- エコキュートと電気温水器の仕組みの違いは?
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
Q.電気温水器の電気代は高すぎる?
電気温水器を利用していても、電気代が不自然に高まることはありません。
特に、心当たりなく、突然電気代が高くなったなら、ヒーターなどの故障が考えられます。
ただし、利用頻度や設定温度が変わるなどした場合、電気代がやや高くなるのはごく自然なことです。
Q.電気温水器の水圧は低い?
一般的に、電気温水器の水圧はやや低いとされます。
例えばシャワーの勢いが弱くなったり、同時に複数の蛇口でお湯を使うと水量が不安定になったりします。
ただ、近年では高圧型と呼ばれる電気温水器も販売されるようになりました。
また、専用のシャワーヘッドを使うなどすれば、一定の水圧を確保できます。
水圧に関しては、「エコキュートの水圧は弱いって本当?原因から強くする方法まで解説!」で解説しているので、参考にしてください。
Q.エコキュートと電気温水器の仕組みの違いは?
エコキュートは、電気に加えて大気中の空気から得られた熱を使いお湯を温めます。
一方で電気温水器は、電気熱だけで加熱します。
電気温水器は、すべてのエネルギーを電力によってまかなうため、電気代が高くなりがち。
一方でエコキュートなら、ある程度電気代を抑えられます。
まとめ:電気温水器とエコキュートのメリットとデメリットを理解しよう
この記事では、電気温水器のメリットとデメリットに関して解説しました。
電気温水器には、ガス給湯器と比較して初期費用が高い、湯切れが起こるなどのデメリットがあります。
電気温水器は便利ですが、デメリットを理解したうえで購入するかどうか検討しましょう。
また、必要に応じてより省エネ性能の高いエコキュートへの買い替えを検討するのもおすすめです。
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