エコキュートで水道代は高くなる?導入後の変化や目安・節水ポイントを解説

「エコキュートを利用すると水道代が高くなる?」
「ガス代が安くなっても水道代や電気代が高ければ損をするのは?」
このような疑問を持っている方は多いでしょう。
エコキュートを導入しても水道代が高くなってしまうとなれば、給湯器を変えずに今のまま使用したいという方も多いと思います。
しかしご安心ください。エコキュートを導入しても、水道代が高くなることはありません。
むしろ、電気代が安くなることで、月々の光熱費の負担は小さくなるでしょう。
この記事では、エコキュートによる水道代への影響や節約効果などに関して解説します。
エコキュート導入前に、水道代がどうなるか気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
エコキュートを導入しても水道代は高くならない!
結論、エコキュートを導入しても、水道代が高くなることはありません。
なぜなら給湯の仕組み自体は変わりますが、使用する水量が大きく増えるわけではないからです。
むしろ、エコキュートの導入には、電気代やガス代を含めた費用を削減する効果があります。
ここでは、コスト削減の効果やエコキュート使用時の平均的な水道代の目安に関して解説します。
エコキュートにすると基本的にはコストが低くなる
エコキュートを導入すると、ガス給湯時に生じるガス代がかかりません。
またエコキュートは、空気熱を利用してお湯を温められるため、電力の消費量を抑えることができます。
さらに、節電につながる機能が多数搭載されていることから、電気代は安くなるでしょう。
エコキュートで、使用する水量はガス給湯器と大きく変わらないことを考えると、基本的には全体のコストが安くなるといえます。
エコキュート使用時の平均的な水道代の目安
エコキュート使用時の平均的な水道代は、地域によって異なります。
目安として、東京都内で4〜5人家族、かつ一般的な貯湯容量のエコキュートを使用する場合では、月々6,500円ほどの水道代がかかります。
総務省統計局によれば、東京都内全体の4人家族における水道代の平均月額は6,465円です。
参考元:総務省統計局
1つの目安ではありますが、水道代が大きく上がることはないのでご安心ください。
エコキュートの水道代が高くなる3つの原因
基本的に水道代が高くなることはないものの、以下3つの原因に該当する場合には、今よりも水道代が上がる可能性があります。
- 高水圧タイプを使用している
- 自動配管洗浄や沸き増しなどを頻繁に使用している
- 水漏れなどでロスが発生している
それぞれについて詳しく解説するので参考にしてください。
高水圧タイプを使用している
高水圧タイプのエコキュートを使用している場合、水道代が高くなりやすいです。
高水圧タイプでは、シャワーなどの水量が増えるため、より強い水圧を確保できます。
その一方で、シャワー使用時により多くの水を使用するため、水道代が高くなる可能性があるのです。
水道代を安く抑える必要がある場合には、高水圧タイプを避けてエコキュートを選びましょう。
【関連記事】エコキュート高圧・標準タイプ徹底比較!水圧や費用などの違いから最適な選び方を解説
自動配管洗浄や沸き増しなどを頻繁に使用している
エコキュートの機能である、自動配管洗浄や沸き増しを頻繁に利用している場合には、水道代が高くなりがちです。
これらの機能では、新たに水道水を利用するため、そのぶん水道代がかかってしまいます。
一方で自動配管洗浄は衛生管理、沸き増し運転は利便性向上のために必要な機能です。
水道代を考えつつも必要に応じて活用するのが大切です。
コントロールすることも可能なため、使用後に最適な使い方を見つけていく方法がよいでしょう。
水漏れでロスが発生している
急激に水道代が上がった場合には、給湯器や配管からの水漏れでロスが発生している可能性があります。
当たり前のことではありますが、水漏れすればそのぶん使用する水量が増えるため、水道代がかさみます。
重大な水漏れの場合は、水道代が大幅に上がることもあるでしょう。
水漏れは家庭での修復が難しいため、専門業者に点検や修理を依頼して対処しましょう。
エコキュートの水道代を安く抑える方法
水道代を抑えるコツを知ることで、エコキュートの省エネ機能にプラスしてより高い節約効果が得られるでしょう。
具体的なコツとして、以下があげられます。
- 適切なタンク容量を選択する
- 適切な湯量と温度に設定する
- 自動配管洗浄や沸き増し機能を再設定する
- 節水シャワーヘッドを使用する
- 長期外出時は電源をオフにする
- 節水モードを利用する
- 入浴剤を活用して温熱効果を得る
- 普段から水やお湯を使いすぎないようにする
それぞれについて詳しく解説するので参考にしてください。
適切なタンク容量を選択する
水道代を安く抑えるには、適切なタンク容量を選択するのが大切です。
エコキュートには「370L」「460L」「550L」といったタンク容量がありますが、必要以上に大きなタンク容量を選ぶと、余分なお湯が作られてしまいます。
また、タンク容量に余裕があると感じると、普段からより多くのお湯を使ってしまうかもしれません。
これを避けるためには、ライフスタイルや家庭の人数に合わせたタンク容量を選ぶことが大切です。
ながお
適切な湯量と温度に設定する
水道代を安く抑えるには、適切な湯量と温度に設定するのが大切です。
供給する湯量を、利便性が落ちない範囲で制限すれば、水道代は安くなるでしょう。
また、設定温度が高すぎると、それを冷ますためにより多くの水を使ってしまいます。
設定温度を低めにし、水道代が余計にかからないようにしましょう。
自動配管洗浄や沸き増し機能を再設定する
自動配管洗浄や沸き増し機能の再設定も実施しましょう。
先述のとおり、これらの機能では新たに水道水を使用するため、使いすぎると水道代がかさみます。
自動配管洗浄は週1回程度で十分とされるので、このペースを保ちましょう。
沸き増しは、減った量のお湯を自動的に設定した水準まで追加して、浴槽の湯量を保つ機能です。
そのため、頻繁に使用すると、その度に貯湯タンクのお湯と混ぜる水道水が供給されてしまいます。
入浴のタイミングなどを調整し、沸き増しに頼りすぎないようにしましょう。
節水シャワーヘッドを使用する
節水シャワーヘッドを使用することも、水道代を安く抑えられるおすすめの方法です。
節水シャワーヘッドとは、使用する水量を制限しつつ、高い水圧で出水できるシャワーヘッドを指します。
これを使えば、一般的なシャワーヘッドと比較して、水の使用量を半分に抑えられることも可能です。
節水シャワーヘッドは、ホームセンターなどで数千円で購入できるため、利用を検討するとよいでしょう。
長期外出時は電源をオフにする
基本的に、長期外出時はエコキュートの電源をオフにしておきましょう。
住宅に人がいなくても、貯湯タンク内でお湯が再加熱されるケースがあります。
再加熱の際には、蒸発した水分を補うために自動的に給水されてしまいます。
つまり、使う必要がないのに水道代がかかってしまうのです。
長期外出時はエコキュートの電源をオフにする習慣を身につけましょう。
節水モードを利用する
エコキュートに節水モードが搭載されているなら、積極的に活用しましょう。
節水モードとは、湯量を自動調整したり、不要な沸き増しを抑えたりする機能です。
節水モードを利用すれば、ある程度の節水効果が得られ、水道代も抑えられます。
使用しているエコキュートに搭載されているなら、積極的に活用しましょう。
入浴剤を活用して温熱効果を得る
入浴剤を使用すれば、水道代を安く抑えられるでしょう。
一般的に入浴剤には保温効果があり、入浴時に温かさを感じられます。
したがって、少ない給湯量でも、入浴剤を使用すれば十分に温まることが可能です。
入浴剤を活用し、給湯量を抑えながら入浴を楽しみましょう。
ただし、一部の入浴剤はエコキュートには使えないので、事前に使用できるか確認しましょう。
普段から水やお湯を使いすぎないようにする
普段から、水やお湯を使いすぎないように意識しましょう。
たとえばシャワーを出しっぱなしにしない、食器洗いは溜め洗いを意識する、足し湯はなるべく使わないなどの方法が考えられます。
また、風呂の残り湯を活用する、水を使わない清掃方法を心掛けるなどの工夫もあるでしょう。
普段から水やお湯を使いすぎないようにすれば、水道代は安く抑えられます。
エコキュートは電気代を安く抑えることも大切
エコキュートを使用する際は、水道代だけではなく、電気代を安く抑える工夫も必要です。
- 季節に応じたモードを使用する
- お湯を使わないときは沸き上げをしない
- ピークカット設定をおこなう
- 追い焚きよりも高温足し湯を利用する
- 休止モードを活用する
- 夜間の電気料金が安い電力会社・プランに変更する
- 生活スタイルにあったエコキュートを選ぶ
- お湯切れが起きないように生活スタイルを見直す
- 給湯温度を低めに設定する
- ヒートポンプ周辺の環境を整える
これらの方法を組み合わせれば、電気代を安くすることが可能です。
詳しくは「エコキュートの電気代を節約する方法10選!入浴時のコツや料金の目安を解説」で説明しているので参考にしてください。
エコキュートや水道代に関するよくある質問
この記事では、エコキュートの水道代に関して解説しました。
ここではよくある質問に回答します。
- エコキュートの水道代が突然高くなるのはなぜ?
- エコキュートに水漏れがあったらどうすればよい?
- 水漏れ工事時に水道代減免を受けられる?
- オール電化にすると水道代が高くなる?
それぞれについて詳しく解説するので参考にしてください。
Q1.エコキュート導入後に水道代が突然高くなるのはなぜ?
エコキュート導入後に、水道代が突然高くなった場合は、目に見えない水漏れが発生していると考えられます。
水漏れは家庭では修理できないため、DIYで対応してはいけません。
かならず修理業者の点検を受け、その上で修理を依頼しましょう。
水漏れがない場合、沸き増しや追い焚きを使いすぎたり、シャワーを長時間使用したりするようになった、などの原因が考えられます。
Q2.エコキュートに水漏れがあったらどうすればよい?
エコキュートに水漏れがあったら、以下のように対応しましょう。
- 水道メーターを確認し、使用していないにもかからずメーターが回るかを確認する
- 問題があれば、修理業者に連絡して点検を受ける
- 必要に応じて相見積もりを実施し、もっとも適切な業者に修理を依頼する
特に相見積もりは、適正価格で修理を依頼する上で重要なステップです。
いくつかの修理業者から見積書を取り、比較検討しましょう。
Q3.水漏れに対して水道代の減免制度を利用できる?
水漏れに対しては、水道代の減免制度を利用できるかもしれません。
一部の自治体では、過失がない水漏れに対して、水道料金の一部を免除するなどの制度を設けています。
ただし、手続きがやや煩雑で、修理証明書や領収書を控えたり、減免申請書を提出したりする必要があります。
また、すべての自治体で減免制度を実施しているわけではないので注意してください。
Q4.オール電化にすると水道代は高くなる?
オール電化にしても、基本的に水道代は高くなりません。
オール電化の場合、ガス代でかかっていた費用が電気代に反映されます。
しかし、水道代にはほとんど影響ありません。
ただし、オール電化で追加された機能、たとえばエコキュートの沸き増しなどを使いすぎると、従来よりも水道代が高くなるかもしれません。
まとめ:エコキュートを導入しても基本的に水道代は高くならない
この記事ではエコキュートの水道代に関して解説しました。
エコキュートを導入しても、水道代は大きく変化しません。
少なくとも大幅に値上がりすることはなく、むしろ光熱費全体が安くなる効果が得られるでしょう。
より高い節約効果を得るには、普段から水道や電気を使いすぎない意識が大切です。
この記事の内容を参考に、省エネを意識し、水道代を安く抑えましょう。
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