エコキュートの故障が多いメーカーは?各社の特徴・モデルの選び方を解説

「エコキュートの故障が多いメーカーはある?」「購入前に故障の少ないメーカーを知りたい」などとお考えではありませんか。
エコキュートに故障や不具合が起こるとお湯が出なくなったり、湯温が安定しなくなったりと、日常生活に不便を感じるでしょう。
本記事では、故障しやすいエコキュートメーカーはあるのか、各エコキュートメーカーの特徴などを解説します。
また、エコキュートの故障を防ぐ方法やエコキュートの選び方も説明するので、ぜひ参考にしてください。
エコキュートの故障が多いメーカーは?
各メーカーともに製品の品質は一定以上で、メーカーごとでエコキュートの故障しやすさに違いはありません。
そのため、搭載している機能やタンク容量などでモデルを選んで問題ありません。
実際の故障リスクは、エコキュートの使用環境や日頃の使い方、定期的なメンテナンスの有無に左右されます。
エコキュートの故障を防止したい場合は、メーカー選びよりもエコキュートの使い方に注意が必要なことを覚えておきましょう。
エコキュートが故障しやすい季節は冬
エコキュートに故障が起きやすい季節は冬です。
冬は気温の低下によって配管が凍結しやすくなり、機器内部の循環不良や水漏れ、凍結破損が発生するケースが増えます。
また、寒さでお湯を使用する頻度が高くなるため、エコキュートに負荷がかかりやすい点も不具合が起きやすい理由です。
特に朝晩の冷え込みが厳しい時期には、ブレーカーが落ちていたり、リモコンの表示が不安定になるなどのトラブルが起きやすいです。
冬季のエコキュートの故障を防ぐためには、あらかじめ凍結防止ヒーターが作動しているかの確認や、保温材の点検などをおこないましょう。
エコキュートが故障する3つの原因
エコキュートの故障にはさまざまな原因がありますが、代表的な故障原因は以下の3点があげられます。
- 初期不良
- 使用にともなう経年劣化
- 台風や落雷などの災害
それぞれの故障原因を説明します。
初期不良
設置して間もないにも関わらず、エコキュートに不具合が起きた場合は、初期不良の可能性があります。
リモコンにエラーコードが表示される、タンクにお湯が貯まらないなどの症状が設置直後にみられる場合は、初期不良を疑いましょう。
初期不良が起こる原因は、製造時の不具合や運送中の衝撃などが考えられます。
初期不良の場合は、メーカー保証の範囲内で修理や交換が対応できるケースが多いです。
設置後すぐに不具合があった場合は、設置業者に連絡し、点検を依頼してください。
使用にともなう経年劣化
エコキュートは電化製品であるため、長年使用するうちに内部部品が徐々に劣化します。
ヒートポンプユニットのコンプレッサー、ファンモーター、制御基板などの経年劣化しやすい箇所です。
特に、使用から10年以上経過したエコキュートでは、部品の寿命が原因で動作不良や異音が発生するケースが増えます。
定期的な点検やメンテナンスをおこない、劣化した部品は早めの交換が重要です。
台風や落雷などの災害
自然災害もエコキュートの故障原因の1つです。
台風による強風でエコキュートのタンクやヒートポンプユニットに物が衝突したり、大雨による浸水が機器にダメージを与えたりするケースがあります。
また、落雷による基板のショートにも注意が必要です。
災害のあとに異常がみられた場合は、無理に使用を続けず、専門業者に点検を依頼してください。
代表的なエコキュートメーカーの製品の特徴
ここでは主要なエコキュートメーカー5社の特徴を紹介します。
- ダイキン
- 日立
- パナソニック
- 三菱電機
- コロナ
各社の製品は性能や機能に特徴や違いがあるため、ご家庭に合ったエコキュートを選ぶ際の参考にしてください。
ダイキン
ダイキンは空調機器の開発で知られるメーカーです。
ヒートポンプ技術に優れており、高効率でお湯を沸かせます。
また、使用できる入浴剤の種類が多い点や微細な泡を発生させて温浴効果や美肌効果、洗浄効果を高める独自機能などを利用できる点がダイキンのエコキュートの特徴です。
外出先からエコキュートを操作できるスマートフォンアプリも利用でき、お湯の残量をチェックしたり、帰宅時間に合わせてお湯はりをおこなったりできます。
ダイキンのエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】ダイキン製エコキュートの評判や口コミ・特徴を紹介!価格やお得な補助金制度も解説
日立
日立のエコキュートは「ナイアガラ出湯」と呼ばれる高い給湯圧が特徴です。
シャワーの水圧が強く、複数の場所で同時にお湯を使っても安定して給湯できます。
ステンレス配管を採用していることや、紫外線を利用してお湯を清潔に保つ「きらりUVクリーン」などの機能を搭載していることから、お湯を清潔に保てます。
また、タンク外周を高密度ウレタンフォームで覆い、断熱性能と耐震性能を高めた「ウレタンク」により、地震時の転倒による故障を防止可能です。
「インテリジェント制御」機能を搭載しているモデルでは、毎日の使用状況を学習し最適なタイミングでお湯を沸かすことで無駄な電力消費を抑えられることから、光熱費の節約も可能です。
日立のエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】日立製エコキュートの評判や口コミ・特徴を紹介!おすすめポイント・注意点も解説
パナソニック
パナソニックは、家庭用電化製品で培ったノウハウを生かした製品設計が特徴です。
「AIエコナビ」機能が搭載されており、使用状況に応じて最適な運転をおこない、電気代を節約できます。
また、使用者の好みに合わせた湯温選択が可能な「温浴セレクト」機能を利用すると、家族それぞれが自分好みの湯温で入浴を楽しめます。
パナソニックのエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】パナソニック製エコキュートの評判・口コミは?おすすめ製品の価格や補助金制度を紹介
三菱電機
三菱電機のエコキュートは耐久性に優れており、「バブルおそうじ」や「ハイパワー給湯」など独自の快適機能を搭載しています。
特に「バブルおそうじ」機能は、浴槽の栓を抜くだけでマイクロバブルで配管内の汚れを取り除き、配管の詰まりによる故障の防止に効果的です。
さらに、浴槽のお湯の熱を回収してタンクに戻し、翌日の給湯に活用する機能「ホットりたーん機能」を利用できるモデルもあります。
省エネ性能が元々高い三菱電機のエコキュートですが、ホットりたーん機能を活用すると、より光熱費の節約が可能です。
三菱電機のエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】三菱電機のエコキュートの特徴は?評判と製品の選び方・価格相場を解説
コロナ
コロナのエコキュートは、4つの運転モードを切り替えて、生活スタイルに合わせた使い方が可能です。
普段は省エネ性能を高めるモードを使用し、来客がある場合はタンクの湯量を満タンに設定するモードを切り替えるなど、シーンによってモードを使い分けられます。
また、コロナのエコキュートでは人感センサーや水位センサーでの入浴サポート機能を利用できます。
浴室の以下の状況を人感センサー・水位センサーが検知し、台所リモコンから確認できるので、子どもや高齢のご家族がいるご家庭に特におすすめです。
コロナのエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】コロナ(CORONA)のエコキュートの特徴は?製品ごとの機能や選び方を解説
エコキュートの故障を防止するための3つのポイント
エコキュートの故障を防止し、長持ちさせる3つのポイントを以下にまとめました。
- 定期的なメンテナンスを実施する
- エコキュートの周辺環境を整える
- 長期間使用しないときは水抜きをおこなう
各項目を詳しくみていきましょう。
定期的なメンテナンスを実施する
定期的なメンテナンスは、エコキュートの故障を防ぐうえで特に重要です。
フィルターの清掃や貯湯タンクの排水作業、周辺部品の点検などを定期的におこないましょう。
特に汚れや水垢が溜まりやすいフィルター部分は、給湯効率にも影響するためこまめな手入れが必要です。
もし、異音や異常なエラー表示があり、メンテナンスをしても改善できない場合は、早めに専門業者に点検を依頼してください。
エコキュートの周辺環境を整える
設置場所の環境もエコキュートの寿命に大きく関わります。
直射日光が長時間当たる場所や風雨にさらされやすい場所は、エコキュートに負担がかかりやすいです。
また風通しが悪く湿気がこもる場所では、内部にサビやカビが発生しやすくなります。
エコキュートの設置後も定期的に周囲の雑草や落ち葉を除去し、風通しの確保を徹底してください。
長期間使用しないときは水抜きをおこなう
エコキュートを長期間使用しないときは、水抜きをおこないましょう。
旅行や長期出張などで数日以上使用しない場合は、水抜きをおこなうと機器内部の劣化を防げます。
タンク内に水が長期間溜まったままだと、雑菌が繁殖したり、配管内に汚れがたまりやすくなるためです。
また寒冷地では配管凍結のリスクも高まるため、水抜きでトラブルを予防しましょう。
エコキュートが故障した際の修理費用相場
エコキュートが故障した場合、症状や修理内容によって費用は大きく異なります。
主な修理費用の目安は以下のとおりです。
故障箇所 | 費用相場 |
リモコンの交換 | 2〜5万円 |
基板の交換 | 3〜8万円 |
ヒートポンプユニットの修理 | 5〜15万円 |
配管やタンクの修理 | 3〜10万円 |
エコキュート本体の交換 | 40〜80万円 |
保証期間内であれば無償対応されるケースもありますが、経年劣化による故障は保証の対象外になる場合があります。
設置から10年以上が経過している場合は、修理よりも本体の買い替えを検討するほうが結果的にコストを抑えられるケースもあります。
エコキュートの修理費用の詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの修理代はいくら?水漏れや室外機の故障など状況別に解説!
エコキュートの選び方
エコキュートを選ぶ際は、メーカーだけでなく、家庭の使用状況に合ったモデルを選ぶことが大切です。
ここでは、後悔しないエコキュートを選ぶ際の4つのポイントを紹介します。
- 搭載している機能で選ぶ
- 家族構成や生活スタイルに合ったモデルを選ぶ
- 自宅の環境に適したモデルを選ぶ
- 保証内容を確認する
エコキュートのモデル選びの参考にしてください。
搭載している機能で選ぶ
エコキュートには「自動お湯はり」「追い炊き」「ふろ自動洗浄」などさまざまな機能が搭載されています。
日常生活で便利な機能が多いモデルは価格が高くなる傾向がありますが、入浴時の快適さを重視する際は機能性を重視しましょう。
特に共働き家庭や子育て世代では、省エネ機能や予約運転があるモデルが便利です。
生活スタイルに合った機能があるかを確認して選びましょう。
エコキュートの種類の詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの種類は?タンク容量や給湯タイプ・メーカーなどの違いから選び方まで解説
家族構成や生活スタイルに合ったモデルを選ぶ
エコキュートの容量は、家族の人数やお湯の使用量に応じて選ぶ必要があります。
例えば、3〜4人家族であれば370L〜460Lのモデルが一般的です。
ただし、来客が多い家庭や湯船を何度も張り替える習慣がある家庭では、やや大きめの容量のモデルがおすすめです。
容量が小さいと湯切れのリスクがあるため、生活スタイルを踏まえて選定しましょう。
エコキュートのタンク容量の詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの容量やサイズの選び方!お湯の使用量や家族構成別に解説!
自宅の環境に適したモデルを選ぶ
設置スペースの広さや配管ルートなども、モデル選びで重要です。
エコキュートは貯湯タンクを設置する必要があるため、設置にある程度のスペースが必要になります。
狭小地では、スリムタイプや薄型のエコキュートがおすすめです。
また、高低差のある敷地や寒冷地では、対応可能なモデルを選ばないと十分に機能しない可能性がある点に注意してください。
事前に設置業者と現地調査をおこない、設置に適したモデルを相談すると安心です。
寒冷地仕様のエコキュートの詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】寒冷地仕様のエコキュートの選び方とおすすめメーカー5選!価格差や注意点を徹底解説
保証内容を確認する
メーカーによって保証期間や保証範囲が異なるため、事前に確認しておきましょう。
本体保証は1〜2年、部品保証は5年程度が一般的ですが、有償で延長保証に加入できる場合もあります。
特に基板やリモコン、ヒートポンプユニットなど高額修理になりやすい部品は、保証の対象に含まれているかチェックしましょう。
エコキュートの保証期間の詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの保証期間はどのぐらい?延長保証やメーカーごとの違いを解説
エコキュートの寿命の目安は?
エコキュートの寿命は、一般的に10〜15年とされています。
ただし、使用環境やメンテナンスの有無によって前後します。
使用時の環境が悪い場合やメンテナンス不足の場合は、10年未満で不具合が発生する場合があります。
定期的なメンテナンスの実施が、エコキュートを長持ちさせるためのコツです。
10年以上使用しているエコキュートで、頻繁にエラーが出る場合や修理回数が増えてきた場合は、本体の交換をおすすめします。
エコキュートの寿命の詳細は、以下のページにまとめているので参考にご覧ください。
【関連記事】エコキュートの寿命はどれくらい?長持ちさせる方法と買い替えのタイミングを解説
エコキュートは機能や容量からご家庭にあったモデルを選ぼう
エコキュートは家庭にとって長く使う設備だからこそ、信頼できるメーカーや自宅の環境に合ったモデルを選ぶことが大切です。
また「生活スタイルに応じた機能を搭載しているか」「家族の人数に合ったタンク容量のモデルか」などの要素もエコキュートを選ぶ際は確認しましょう。
エコキュートの故障リスクを下げるためには、定期的なメンテナンスや設置環境の見直しが必要です。
万が一のトラブル時にも慌てずに対応できるよう、保証内容や修理費用の相場をあらかじめ把握しておくと安心です。
ご家庭に合ったエコキュートのメーカー、モデルを選んで、エコキュートをできるだけ長持ちさせましょう。
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