エコキュートのメンテナンス方法は?お手入れのペースや具体的な掃除のやり方を解説

エコキュートのメンテナンス方法は?お手入れのペースや具体的な掃除のやり方を解説

「エコキュートにはどのようなお手入れが必要?」
「どれくらいのペースでメンテナンスをやればいい?」
「そもそもメンテナンスは必要?」

このような疑問を持っている方は多いでしょう。

結論、エコキュートは、ある程度のお手入れやメンテナンスが必要です。

この記事では必要なお手入れやメンテナンス、掃除方法、適切な頻度などを解説します。

エコキュートのメンテナンス方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

エコキュートの仕組みとお手入れ・メンテナンスを実施する理由

エコキュートの仕組みとお手入れ・メンテナンスを実施する理由

エコキュートのお手入れをはじめる前に、まず仕組みを知りましょう。

エコキュートは、ヒートポンプユニット・貯湯タンクユニット・リモコンユニットと、大きく分けて3つの装置で構成されます。

まずヒートポンプに電力エネルギーが供給され、同時に大気熱エネルギーが送られます。

この異なる2つのエネルギーを熱エネルギーに変換。

ヒートポンプユニットでお湯を沸かし、貯湯ユニットで貯めておきます。

そして、貯湯したお湯をリモコンユニットの操作によって給湯する、ここまでが基本的な仕組みです。

特に2つのタンクとそれに付随する配管は重要なため、しっかりとしたメンテナンスや清掃が求められます。

これらのメンテナンスは、詰まりや故障・早期劣化・臭いの発生などを避けるうえで重要です。

エコキュートのメンテナンス・掃除方法一覧

エコキュートのメンテナンス・掃除方法一覧

エコキュートのメンテナンス・掃除が必要な箇所は、大きく分けて以下のとおりです。

  • リモコン画面
  • 配管
  • 浴槽フィルター
  • 貯水タンク
  • ヒートポンプユニット
  • 給水口トレーナー
  • 漏電遮断機
  • 逃し弁
  • 配管接続部

それぞれのメンテナンス方法と、その頻度を解説します。

リモコン画面|必要に応じて拭きあげる

リモコン画面が汚れたら、布などで拭きあげましょう。

しつこい汚れがついているなら、食器用の洗剤を使って軽く磨くと効果的です。

リモコン画面は普段から掃除がしやすい位置にあるので、日常の掃除できれいにしておきましょう。

メンテナンス頻度は、1週間に一度ほどがおすすめです。

配管|洗浄剤を流し込んでメンテナンスする

配管は、専用の洗浄剤を使ってメンテナンスします。

「パイプユニッシュ」などを使用し、以下の手順で進めましょう。

  1. 浴槽にお湯を貯めて、洗浄剤を入れて撹拌する
  2. よく混ざったら「追い焚き運転」に切り替える
  3. しばらくしてからお湯を排水し、浴槽内を丹念に洗う

このようにすれば、配管に洗浄剤が流れ込むため、一気にメンテナンスできます。

メンテナンス頻度は、1週間に一度ほどがおすすめです。

浴槽フィルター|取り外してブラッシングする

浴槽フィルターとは、排水溝の部分についている網目状のパーツです。

取り外して、歯ブラシなどで磨くとよいでしょう。

浴槽フィルターに関しては簡単にメンテナンス可能です。

普段の掃除や入浴時のついでに、1週間に一度のペースで、メンテナンスするとよいでしょう。

貯水タンク|水抜を実施する

貯水タンクは、水抜きと清掃、2つのステップでメンテナンスします。

  1. ふろ配管の残水を抜くため、浴槽リモコンで「追いだき」を設定する
  2. 循環口からの排水が止まったら、「追いだき」を停止する
  3. 台所リモコンで「タンク水抜き設定」を選ぶ
  4. ブレーカールームを開き、配線用遮断器を「切」にする
  5. 貯湯ユニットの漏電遮断器を「切」にする
  6. 貯湯ユニットのお湯を排出して水に入れ替える
  7. 給水元栓を止め、貯湯ユニットの逃し弁レバーを上げる
  8. 排水栓を開いて排水する
  9. 貯湯ユニットのすべての水抜き栓・非常用水栓を緩める
  10. ストレーナーを開く
  11. ヒートポンプユニットの水抜き栓を緩める
  12. 10・7・5・4で開いた、切った部分をもとに戻す
  13. 排水栓を閉じる

やや複雑な操作ですが、動画をみながら進めれば問題ありません。

ただし、メーカーが異なると、操作が異なる場合があります。

メンテナンスの際には、取扱説明書など公式の情報を必ず確認しましょう。

メンテナンス頻度は、半年に一度ほどをおすすめします。

ヒートポンプユニット|空気抜きを実施する

ヒートポンプユニットは、定期的な水の入れ替えが必要です。

  1. ヒートポンプユニットにある水栓をすべて解放する
  2. 2〜3分排水し、再度水栓を締める

また、ユニットの外観は、適宜水拭きするなどしてメンテナンスするとよいでしょう。

メンテナンス頻度は、半年に一度ほどをおすすめします。

給水口ストレーナー|フィルター部分のゴミを取り除く

給水口ストレーナーとは、貯湯タンクにつながる配線に設置されているものです。

これは、ユニット内部にゴミなどが入らないよう、それらを吸着するフィルターとしての役割を担っています。

メンテナンスの手順は以下のとおり。

  1. 貯湯タンクにつながる配管部にあるネジを外す
  2. ストレーナーを取り外す
  3. ストレーナーに強い水流を当て、ゴミを除去する
  4. 再度ストレーナーを装着し、ネジを締め直す

外したネジはなくさないように注意しましょう。

メンテナンス頻度は、半年に一度ほどをおすすめします。

漏電遮断器・逃し弁・配管接続部|操作と目視で安全確認する

この3箇所は、メンテナンスではなく、正常に機能しているかを操作と目視で確認することが重要です。

まず漏電遮断器では、テストボタンを押しましょう。

その際、電源が切れたなら、正常に機能しています。

逃し弁は、排水管ときちんと連動しているかを確認する必要があります。

レバーを数回上下させ、開放状態になったとき、実際に排水されているか確認しましょう。

配管接続部は、「漏水が生じていないか」のみを確認すれば問題ありません。

漏水があった場合は、早急に専門業者にみてもらうようにしましょう。

メンテナンス頻度は、半年に一度ほどをおすすめします。

凍結防止ヒーター|切断などがないか確認する

凍結防止ヒーターに関しては、1年に1回ほど、切断や脱落がないか確認するとよいでしょう。

ヒーターは、配線内での水の凍結を解消し、正常な給湯がおこなわれるようにサポートする重要な役割を担っています。

それだけに、正しく配管に巻きついていないのは問題です。

冬のシーズンが来る前に確認する習慣をつけておきましょう。

メンテナンス頻度は、半年に一度ほどがおすすめです。

エコキュートのメンテナンスをしていないとどうなる?

エコキュートのメンテナンスをしていないとどうなる?

エコキュートのメンテナンスが行き届いていないと、以下の問題が起こる可能性があります。

  • 本体の稼働寿命が縮む
  • 電気代が高くなる
  • 汚れたお湯が出てくるようになる
  • 臭いが出てくることがある

いずれも、生活の満足度を保つうえで重要な問題です。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

本体の稼働寿命が縮む

メンテナンスを怠ってしまうと、本体そのものの稼働寿命が縮んでしまいます。

たとえばどうしても取れないような汚れが、タンクや配管に定着してしまうと、早期に交換せざるを得なくなるかもしれません。

異常を察知して寿命を伸ばすためにも、メンテナンスとお手入れは定期的におこないましょう。

エネルギー効率が低下し電気代が高くなる

給湯に関わるエネルギー効率が低下し、電気代が高くなる可能性があります。

たとえば水垢が蓄積して、加熱が阻害されるケースなどです。

従来よりも多くの電力が必要になるので、電気代が高くなっていきます。

汚れたお湯が出てくるようになる

しだいに汚れたお湯が出てくるようにもなってしまいます。

エコキュートは、タンク類の水抜きなどをしないと、内部に汚れや垢などが溜まってしまいます。

そうすると、給湯時に垢のかたまりなどが排出されるかもしれません。

臭いが出ることがある

タンクや配管が不衛生だと、お湯から不快な臭いが発生する可能性があります。

これも汚れや垢などが原因でしょう。

臭いの発生を避けるには、やはりタンクや配管の水抜きや掃除などのメンテナンスが重要です。

エコキュートのメンテナンスに関するよくある質問

エコキュートのメンテナンスに関するよくある質問

エコキュートのメンテナンスに関して、よくある質問をまとめました。

  • 業者によるエコキュートの訪問メンテナンス料金相場は?
  • エコキュートのメンテナンスは自分だけでやったほうがよい?
  • エコキュートの稼働寿命は何年くらい?

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

業者によるエコキュートの訪問メンテナンス料金相場は?

業者にもよりますが、メンテナンス費用は一回あたり1万円から25,000円ほどと考えましょう。

ただしそのあとで異常が発見された場合は、修理費や部品費などがかかることもあります。

エコキュートのメンテナンスは自分だけでやったほうがよい?

基本的には、メンテナンスは自身で実施するとよいでしょう。

たとえば排水溝フィルターや排水管などをメンテナンスするのは容易であるため、自身で取り組みたいところです。

しかし、重大な隠れた故障などを発見するためには、業者に依頼することが有効です。

2・3年に1回のペースでメンテナンスを依頼し、故障がないかチェックしてもらうと安心できるでしょう。

エコキュートの稼働寿命は何年くらい?

メンテナンスの頻度やその質などにも左右されますが、おおむね10年から15年程度です。

きちんとしたお手入れができていれば、それ以上稼働できるかもしれません。

エコキュートのメンテナンスが不安な場合は業者に依頼しよう!

この記事ではエコキュートのメンテナンスに関して解説しました。

エコキュートは、きちんとしたお手入れ・メンテナンスで長持ちさせることが大切です。

丁寧に掃除・点検をしておけば、稼働寿命を伸ばせるので、ぜひこまめにメンテナンスしましょう。

また、業者のチェックも定期的に取り入れることがおすすめです。

自分では気付けない重要な故障が発見される場合もあるので、定期的に業者へメンテナンスを依頼しましょう。

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