【最新版】東京都府中市のエコキュート補助金ガイド|都や国の制度も併用して効果的に導入しよう!

家庭の省エネ化が進むなか、光熱費の削減や災害時の備えとしてエコキュートを導入する家庭が増えています。
東京都府中市では、家庭の省エネ設備導入を支援する「エコハウス設備設置費助成金交付事業」を実施しています。
ヒートポンプ給湯器(エコキュート)を設置すれば、1台あたり1万5千円の助成が受けられるうえ、東京都の「クール・ネット東京」や国の「給湯省エネ2025事業」など、他の補助金制度との併用も可能です。
この記事では、府中市の助成制度の内容から申請方法、注意点までを詳しく解説します。
補助金を上手に使って、快適で環境にも優しい暮らしを始めましょう。
この記事は、2025年7月時点の東京都府中市の情報を参考にしています。
参考:「東京都府中市|【令和7年4月7日受付開始】エコハウス設備設置費助成金交付事業」
東京都府中市エコハウス設備設置費助成金交付事業とは
東京都府中市が実施する「エコハウス設備設置費助成金交付事業」は、地球温暖化対策と市民の省エネルギー促進を目的とした支援制度です。
対象となるのは、府中市内の住宅に太陽光発電システムやエコキュート(ヒートポンプ給湯器)などの環境配慮型設備を新たに導入する個人です。
市が定める基準を満たした設備に対し、設置費用の一部を助成します。
受付は令和7年4月7日からスタートしており、申請は予算の範囲内で先着順に審査・採択されます。
助成金の交付により、導入コストを抑えながら持続可能な住環境の実現が目指せる注目の制度です。
エコハウス設備設置費助成金交付の対象となるエコキュートを含む設備および助成金額
助成金の対象となるのは、環境への負荷が少ないとされる設備で、主に以下のものが含まれます。
例えばエコキュート(ヒートポンプ給湯器)は1台につき1万5千円が支給され、太陽光発電システムは2万円/kW(上限10万円)、家庭用蓄電池は2万円/kWh(上限10万円)が交付されます。
このほか、断熱窓の改修や雨水貯留槽・雨水浸透施設の設置、家庭用燃料電池なども対象設備に含まれます。
対象となる設備はすべて未使用かつ市が定める性能要件を満たす必要があり、助成金は設備ごとに定められた金額の範囲内で交付されます。
設備によっては追加書類が必要になるため、事前に詳細を確認しておきましょう。
東京都府中市エコハウス設備設置費助成金交付を受けるための要件
助成金の交付を受けるためには、いくつかの要件を満たす必要があります。
まず、申請者は府中市内に居住し、市税に滞納がないことが前提条件です。
助成対象は、未使用の対象設備を市内の住宅に設置した個人であり、法人や事業用途での申請は原則対象外となります。
また、同一世帯が過去に同じ種類の設備で助成を受けている場合、再度の申請は認められません。
設置後の写真や費用明細、保証書などの証憑類も必要で、書類に不備があると審査対象外になる可能性もあります。
助成金の申請は設備設置後におこなう「事後申請方式」で、交付申請から実際の支給まで一定の手続きが求められます。
対象条件を事前に確認し、正確な準備をしましょう。
エコハウス設備設置費助成金交付までの5ステップ
東京都府中市のエコハウス設備設置費助成金は、申請から交付までにいくつかの手順を踏む必要があります。
流れを正しく理解して準備を進めれば、スムーズに補助金を受け取ることが可能です。
ここでは5つのステップをわかりやすく解説します。
- 対象となる設備を設置する
- 助成金の交付申請をする
- 交付決定の通知書を受け取る
- 請求書を提出する
- 助成金の交付を受ける
順にみていきましょう。
ステップ①:対象となる設備を設置する
まずは、助成対象となるエコキュートや太陽光発電システムなどの設備を、府中市内の自宅に設置します。
設置する機器は、未使用かつ市が指定する性能基準を満たす必要があります。
購入や工事の契約時点ではなく、設備の「設置完了」が確認できる状態になってから申請が可能です。
設置後には、製品保証書や施工後の写真、領収書などを確実に保管しておきましょう。
これらの書類は申請で必要になるため、紛失に注意が必要です。
ステップ②:助成金の交付申請をする
設備の設置が完了したら、必要書類をそろえて府中市役所の環境政策課へ交付申請をおこないます。
申請は原則として郵送または窓口持参のいずれかで、申請書(第1号様式)に加え、契約書の写し、領収書、保証書、設置後の写真などが必要です。
不備があると審査が進まないため、丁寧に書類をチェックしましょう。
申請受付は平日8:30~17:15で、助成金は予算がなくなり次第終了するため、早めの対応がおすすめです。
ステップ③:交付決定の通知書を受け取る
申請内容に不備がなければ、後日「交付決定通知書」が市から送付されます。
これは正式に助成金の支給が決定したことを示す重要な書類です。
通知書を受け取るまでの期間は、市の審査状況や申請件数により変動しますが、通常は数週間以内に届きます。
この時点ではまだ助成金は支給されていないため、通知書を受け取ったあとに次のステップへ進みましょう。
交付決定前に請求書類を提出しても無効となるため、順番には注意が必要です。
ステップ④:請求書を提出する
交付決定通知書を受け取ったら、次におこなうのが助成金の「請求」です。
請求書(第2号様式)を記入し、必要に応じて振込先口座の確認書類などを添えて提出します。
請求の手続きも原則として郵送または窓口での対応となり、交付決定通知後の速やかな提出が推奨されます。
提出が遅れると助成金の支給時期が延びる場合もあるため、通知書が届いたら早めに準備しましょう。
ステップ⑤:助成金の交付を受ける
請求内容に問題がなければ、府中市から指定口座に助成金が振り込まれます。
金額は設備ごとに定められており、例えばエコキュートの場合は1万5千円が支給されます。
振込のタイミングは、請求書の提出から数週間程度が目安ですが、年度末や申請集中時期は遅延する可能性もあります。
助成金が支給されたら、交付事業は完了です。今後の省エネライフの一歩として、しっかりと制度を活用していきましょう。
助成金の申請に必要な書類
助成金を受け取るには、必要書類を漏れなく提出することが不可欠です。
提出漏れや不備があると受理されないため、書類の内容をしっかり確認して準備しましょう。
- 必要な書類
- 場合によって必要になる書類
- 申請書などのダウンロードおよび申請先
順に説明します。
必要な書類
交付申請時に必ず提出が求められるのは、以下の書類です。
- 交付申請書(第1号様式)
- 工事請負契約書などの写し(設備の費用が記載されたもの)
- 領収書の写し(申請者名義で金額・支払日が明記されていること)
- 設備の性能がわかるカタログの写し
- 設置状況が確認できる写真(施工後の状態が鮮明なもの)
- 設備の保証書の写し
これらの書類はすべて助成金審査の対象資料となるため、1つでも欠けると申請が受理されません。
提出前に内容や名義、記載情報に誤りがないかをよく確認しましょう。
場合によって必要になる書類
設置する設備の種類や内容によっては、追加で提出が求められる書類もあります。
例えば、蓄電池や太陽光発電などの設備で必要になる書類は、設計図や接続図などの技術資料です。
また、雨水貯留槽や雨水浸透施設の申請では、見積書や設置位置図が求められることもあります。
その他、住宅の名義が本人でない場合には所有者の同意書、共有名義の場合は代表者の確認書類が必要です。
書類の種類が多岐にわたるため、個別の設備ごとに市の担当窓口や公式サイトで事前確認しておくと安心です。
申請書などのダウンロードおよび申請先先
申請に必要な様式は、府中市公式サイトの「エコハウス設備設置費助成金交付事業」ページからPDF形式でダウンロードできます。
交付申請書(第1号様式)や請求書(第2号様式)のほか、記入例やチェックリストもあわせて公開されているため、初めて申請する方でも安心です。
最新情報や記入上の注意点もあわせて確認できるので、事前に一読してから準備を始めましょう。
▼申請書などのダウンロード先
・府中市エコハウス設備設置費助成金交付申請書(第1号様式)
・(要綱第6条)エコハウス設備設置等証明書(第2号様式)
・第3号様式(要綱第6条)既設窓の断熱改修製品確認書(第3号様式)
・府中市エコハウス設備設置費助成金交付請求書(第6号様)
・委任状
▼記載例および提出資料の例など
・府中市エコハウス設備設置費助成金交付申請書(第1号様式)
・既設窓の断熱改修製品確認書(第3号様式)
・設置場所がわかる資料について
▼申請先
府中市生活環境部環境政策課環境改善係 〒183-8703 府中市宮西町2-24 府中市役所おもや3階電話:042-335-4196 |
申請方法ならびに注意事項
申請方法は、府中市役所環境政策課への窓口持参または郵送のいずれかとなります。
受付時間は平日の8時30分から17時15分までで、土日祝は対応していません。
郵送の場合は、必着であるため余裕を持った投函が必要です。
提出する書類には、交付申請書や契約書の写し、領収書、保証書、施工後の写真などが含まれます。
不備や記載漏れがあると受理されないため、提出前に内容を丁寧に確認しましょう。
年度途中で予算が尽きる可能性もあるため、設備を設置したら早めに申請をしましょう。
さらに、設備の設置前には申請できない「事後申請方式」である点にも注意してください。
府中市のエコキュート助成金は都や国の助成金制度との併用が可能
府中市の助成金は、市独自の制度でありながら、東京都や国の補助制度と併用が可能です。
条件を満たせば複数の支援を同時に活用できるため、初期費用の大幅な削減が実現します。
ここでは併用できる代表的な4つの制度を紹介します。
- クール・ネット東京のエコキュート助成金
- 給湯器省エネ2025事業
- 子育てグリーン住宅支援事業
- 東京ゼロエミポイント
順にみていきましょう。
クール・ネット東京のエコキュート助成金
東京都が展開する「クール・ネット東京」の補助制度は、災害に強く健康にも配慮した住宅を広めるための取り組みで「令和7年度熱と電気の有効利用促進事業」に該当します。
断熱改修や高効率給湯器(エコキュート)の導入も支援対象に含まれており、内容によっては窓・給湯・太陽光設備など複数の工事をセットで補助対象とする場合もあります。
府中市の助成金と併用すれば、都・市の両方から支援を受けられるため、自己負担を最小限に抑えることができます。
ただし、各制度の要件や受付期間が異なるため、事前に確認のうえスケジュール調整が重要です。
クール・ネット東京のエコキュート助成金に関する詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】クール・ネット東京のエコキュート助成金とは?条件と申請方法【最大22万円】
給湯器省エネ2025事業
経済産業省が主導する「給湯省エネ2025事業」は、エコキュートやハイブリッド給湯器など高効率な給湯設備を対象とした補助金制度です。
対象機器の導入により、基本6万円の補助に加え、インターネット接続対応(A要件)で+4万円、CO2削減型(B要件)で+6万円と、最大で13万円の補助を受け取ることができます。
さらに、既存の電気温水器や蓄熱暖房機の撤去により4~8万円の加算補助があるため、古い設備からの切り替えにも最適です。
施工業者が代理申請をする形式のため、手間が少なく導入しやすいのもメリットです。
府中市の助成と合わせて申請すれば、トータルで十数万円以上の補助が見込めます。
給湯器省エネ2025事業の最新情報に関しては、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説!
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、国土交通省が実施する住宅の省エネ化推進制度です。
名前に「子育て」とありますが、リフォーム対象であればすべての世帯が申請可能です。
リフォーム工事のうち、2つ以上の必須工事(例:断熱窓+高効率給湯器)を組み合わせると、最大で60万円の補助を受けることができます。
エコキュートの導入はこの必須工事の一部に含まれ、条件を満たせば支援対象になります。
府中市の助成金との併用も可能なため、特に断熱や太陽光など複数の省エネ対策を検討している家庭には大きなメリットです。
事前に登録された施工業者を通じて申請する必要があります。
また、給湯器省エネ2025事業との併用はできないため注意が必要です。
子育てグリーン住宅支援事業の最新情報を知りたい方は、下記記事もご覧ください。
【関連記事】【2025年最新】子育てグリーン住宅支援事業とは?新設された補助金の詳細や注意点を解説
東京ゼロエミポイント
「東京ゼロエミポイント」は、家庭の省エネ化と脱炭素社会の実現を目指す東京都の独自制度です。
対象となるエアコンや冷蔵庫、照明などの省エネ家電や給湯器の購入・設置に対し、ポイント(商品券等)での還元が受けられます。
エコキュートも対象設備に含まれており、機種や購入条件によって支給されるポイント数は異なります。
ポイントは東京に在住する個人が対象で、条件を満たせば都民1人あたり1回までの申請が可能です。
申請書類には購入証明や領収書が必要となるため、購入前から対象機種やキャンペーン状況を確認しておくと安心です。
なお、府中市の補助金や国の制度とあわせて活用すれば、より実質負担を抑えられるでしょう。
東京ゼロエミポイントのより詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】東京ゼロエミポイントで家電が最大8万円安くなる!メーカー別の割引額を紹介
府中市の方は都や国の助成金もあわせてお得にエコキュートを導入しよう!
エコキュートの導入を検討している府中市在住の方は、市の「エコハウス設備設置費助成金」を活用すれば、設置費用の一部を補助してもらえます。
さらに、東京都の「クール・ネット東京」や「東京ゼロエミポイント」、国の「給湯省エネ2025事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」のいずれかとも併用が可能です。
条件を満たせば、合計で十数万円の補助が受けられる可能性もあり、導入コストを大幅に抑えることができます。
補助制度ごとに要件や申請方法が異なるため、事前にしっかりと情報を確認し、必要書類を整えたうえで、タイミングを逃さずに申請しましょう。
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