エコキュート設置に必要な基礎工事とは?寸法・費用・注意点をわかりやすく解説

エコキュート設置に必要な基礎工事とは?寸法・費用・注意点をわかりやすく解説
  1. 費用が高め:型枠や生コン費用がかかり、エコベースに比べて高額になりやすい。
    ※工事費用の目安3~5万円程度(エコベースを用いた費用目安は1~3万円)
  2. 施工期間が長い:コンクリートの養生期間が必要で、設置まで数日~1週間程度かかることがある。
  3. やり直しが難しい:固まった後は修正が困難で、寸法ミスや水平精度の不足が致命的になる。

つまり、打ち基礎は「頑丈で安心」な反面、「コスト」と「施工時間」にデメリットがあります。

信頼できる業者に依頼し、丁寧な施工をしてもらうことが重要です。

目次

エコキュートの基礎の種類②:エコベース

エコキュートの基礎の種類②:エコベース

出典:Yahoo!ショッピング|エコベース

ながお
エコベースとは、工場で製造された専用のコンクリート台を設置し、その上にエコキュートを据え付ける方法です。

プレキャスト型のため施工が簡単で、短期間かつ低コストで導入できます。

※プレキャスト型とは:工場であらかじめ製造されたコンクリート製の型枠材で、現場で組み立てて使用する型枠のこと。

エコベースを選択する3つのメリット

エコベースは手軽に導入できるため、費用や工期を重視する家庭に選ばれやすい基礎です。

エコベースのメリットは、下記の3点です。

  1. 施工がスピーディー:現場での打設作業が不要で、設置当日から使用可能。
  2. 費用が安い:型枠や生コンを使わず、打ち基礎に比べてコストを抑えられる。
    ※エコベースを用いた費用の相場1~3万円(打ち基礎の費用相場は3~5万円)
  3. 品質が安定している:工場生産のため寸法精度や強度が一定で、仕上がりにムラがない。

    このように、エコベースは「コストと時間の節約」を重視する場合に適しており、標準的な家庭用エコキュートに向いているでしょう。

    エコベースを選択する3つのデメリット

    ただし、利便性の反面でデメリットもあります。

    デメリットは、下記の3点です。

    1. 耐久性は打ち基礎に劣る:長期間の使用で沈下やズレが生じやすい。
    2. 設置場所に制約がある:不整地や傾斜地では安定せず、補強が必要になる場合がある。
    3. 大型タンクには不向き:重量の大きい高容量タイプは、打ち基礎の方が安心。

    つまり、エコベースはコスト面とスピードで優れている一方、設置環境やタンク容量によっては不向きな場合もあります。

    大容量タンクを想定するなら、打ち基礎の検討が望ましいでしょう。

    すぐにお問合せの場合はこちら

    エコキュートの基礎工事の流れ

    エコキュートの基礎工事の流れ

    エコキュートの基礎工事は、打ち基礎とエコベースで工程が異なります。

    ここでは、それぞれの工事手順をわかりやすく解説します。

    1. 打ち基礎の工事手順
    2. エコベースの工事手順

    順にみていきましょう。

    打ち基礎の工事手順

    打ち基礎は現場でコンクリートを打設して作るため、しっかりとした工程管理が必要です。

    掘削と整地:基礎を据える場所を30~40cmほど掘削し、地面を平らに整える。
    砕石敷きと転圧:砕石を敷き詰めて転圧し、地盤を安定させる。
    型枠の設置:木枠を組んで基礎の形状と寸法を整える。
    コンクリート打設:厚み100mm以上を目安に生コンクリートを流し込み、内部の空気を抜く。
    アンカーボルト埋め込み:水平を確認しながら所定の位置にアンカーボルトを固定する。
    養生期間:3日以上乾燥させ、十分な強度が出てから本体を設置。

    この手順により、耐久性と安定性を兼ね備えた基礎が完成します。

    エコベースの工事手順

    エコベースは、工場製品を設置する方式のため、打ち基礎に比べて短時間で工事が完了します。

    整地作業:設置場所の草や土を取り除き、水平に均す。
    砕石敷きと転圧:地盤を強化するため、砕石を敷いて転圧する。
    エコベースの設置:プレキャスト製のエコベースを所定の位置に設置。
    水平確認:水平器で傾きを確認し、ズレがないか調整する。
    アンカーボルトで固定:本体とエコベースをしっかり固定して完了。

    最短半日程度で完了するため、設置当日から利用できるケースも多いのが特徴です。

    エコキュートの設置にかかる総費用の相場

    エコキュートの設置にかかる総費用の相場

    エコキュートの設置費用は「本体価格」と「工事費用」を中心に構成されます。

    本体は容量によって差があり、200Lクラスの小型なら25〜40万円、400L以上の大型タイプでは30〜50万円が目安です。

    ながお
    工事費用は10〜20万円程度ですが、配管工事の難易度によっては30万円を超える場合もあります。

    さらに、撤去費1〜3万円、配管材料費2〜5万円、保証延長費用なども加わるため、トータルでは40〜80万円程度が相場です。

    ガス給湯器からの交換では100万円前後になるケースもありますが、電気温水器や既存エコキュートからの入れ替えなら比較的コストを抑えやすいでしょう。

    エコキュートの交換費用やメリット、補助金活用など詳しい情報は、下記記事をご覧ください。

    【関連記事】エコキュートの交換費用は?買い替え時期やメリット・補助金活用について徹底解説!

    エコキュートの基礎工事はDIYでも可能?

    エコキュートの基礎工事はDIYでも可能?

    ながお
    エコキュートの基礎工事を、業者に依頼せずDIYでおこなうのはおすすめできません。

    理由は明確で、満水時に400kgを超える重量を支える強度を確保するのは、DIYでは困難なためです。

    さらに、水平がわずかに狂うだけで配管や本体に負担がかかり、故障の原因となります。

    アンカーボルトの施工不良は、地震や強風時の転倒リスクを高め、コンクリート打設や養生管理にも専門知識が不可欠です。

    また、DIYで施工した場合は、メーカー保証や補助金が無効になる可能性がある点も大きなリスクです。

    基礎工事は、見た目以上に専門性が高く、安全性や保証の観点からもDIYは現実的ではありません。

    安心して長く使用するためには、必ず専門業者に依頼しましょう。

    なお、基礎工事だけでなく、エコキュート本体の設置も資格や知識がない状態でDIYはできません。

    設置作業に必要な条件やリスクについては、下記の記事で詳しく解説しています。

    【関連記事】「エコキュートはDIYで交換できる?自分でするリスクや必要資格・費用を解説

    エコキュートの基礎工事〜設置はプロの専門業者に任せよう!

    エコキュートの基礎工事〜設置はプロの専門業者に任せよう!

    エコキュートの基礎工事は、400kgを超えるタンクを支えるために欠かせない工程です。

    打ち基礎とエコベースにはそれぞれ特徴があり、設置環境や予算に応じて適切に選ぶ必要があります。

    手抜き工事やDIY施工は転倒や保証無効のリスクが高く、長期的に見れば大きな損失につながります。

    安心して長く利用するためには、施工基準を理解したうえで信頼できる専門業者に依頼しましょう。

    交換パラダイスでは、最適なエコキュート・打ち基礎を丁寧に説明しながらご提案させていただきます。

    打ち基礎について悩んでいる・エコキュートの導入について悩んでいる方は、ぜひ一度弊社にご相談ください!

    すぐにお問合せの場合はこちら

    エコキュートのご購入をご検討なら交換パラダイスにお任せください!

    「お湯が突然出なくなった!」「エラーが頻繁に出る!」など、エコキュートに関するお悩みは交換パラダイスへご相談ください。

    エコキュートの買い替えに対する悩みはさまざまで、どう対処したらいいのかわからないことも多いですよね。

    交換パラダイスはこれまで、約1,700件以上のエコキュートに関するお悩みを解決してきた実績を持ち、Googleの口コミではありがたいことに★5つの高評価を数多くいただいております。

    交換パラダイスの特徴
    • エコキュートの交換が実質20万円台〜!
    • 経済産業省給湯省エネ事業登録店|補助額最大17万円!※1
    • 商品保証10年無料|工事保証は15年無料!※2
    • 10年間の毎年点検を付帯可能!※3

    さまざまなお悩みに最適な提案をいたしますので、エコキュートについてお困りの場合には、ぜひ一度ご相談ください。

    ※1 ※2 ※3 注意事項はこちら

    ※1 経済産業省の給湯省エネ事業2025の補助金対象のエコキュート(以下EQ)への交換における補助額であり、電気温水器からEQの交換の場合最大17万円支給されます。

    EQからEQの場合は最大13万円となります。

    当社はお客様の代わりに申請書類作成のサポートを行いますが、申請者はあくまでお客様自身となります。

    また行政・自治体の判断で補助金が打ち切りになる等、給付が確約するわけではございませんので、あらかじめご承知おきください。

    ※2 実質無料キャンペーン含む。無償保証規約はこちらから。

    ※3 10年間毎年1回点検について… 当社で製品を購入していただいたお客様限定で、ご契約時に定期点検(別途有料:49,500円(税込))をお申し込みいただいた場合に限ります。

    施工後10年間にわたり、毎年1回(初年度は3か月後、1年後の2回)、合計11回にわたり弊社が設置した給湯器に不具合がないかを無償で点検いたします。 

    購入した製品の製品不備確認(リコールだった場合メーカーへ打診協議をお客様の代わりに行います)や施工不備による部分修理などを全て無償で行います。 

    蓄電池や太陽光パネルを設置している場合、それらの点検・簡易修理も無償で承ります。

    その他住宅関連の点検も希望される場合は、点検のご連絡の際にお伝えいただければ無償で点検対応いたします。

     なお、一部エリアは対象外となります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

    エコキュートは大容量の貯湯タンクを備えているため、設置にはしっかりとした基礎工事が必要です。

    基礎が不十分だと転倒や故障のリスクが高まり、修理費用もかさみます。

    エコキュートの基礎にはどのような種類があり、おすすめはあるのか気になる方もいるでしょう。

    そこでこの記事では、エコキュートの基礎工事に関して主に下記の4点を解説します。

    1. エコキュート設置に必要な基礎工事の基礎知識
    2. 打ち基礎とエコベースの特徴やメリット・デメリット
    3. 工事手順や費用の目安
    4. DIYの可否

    後悔しない設置のために、知っておきたいポイントをまとめているので、エコキュートの基礎工事が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

    すぐにお問合せの場合はこちら

    エコキュートの設置に必要な基礎工事とは?

    エコキュートの設置に必要な基礎工事とは?

    ながお
    エコキュートは、重い貯湯タンクを支えるため、安定した基礎工事が欠かせません。

    耐久性や安全性に直結するため、設置前に正しい基礎知識を理解しておきましょう。

    • エコキュートの設置に基礎工事が必要な理由
    • 法律により定められている転倒防止のための基準
    • エコキュートの設置に基礎工事が必要ない場合もある

    順に解説します。

    エコキュートの設置に基礎工事が必要な理由

    エコキュートの貯湯タンクは、満水時で約400kg以上に達し、台座が不安定だと転倒や故障のリスクが高まります。

    そのため、水平で強度のある基礎工事が必要です。

    特に地震や強風の際、しっかりした基礎がないと設備が傾き、配管破損や水漏れなど大きなトラブルにつながりかねません。

    また、基礎が整っていないと騒音や振動が伝わりやすくなり、深夜の運転時に自宅や近隣の寝室に影響するケースもあります。

    基礎をしっかり整備しておけば、こうした生活トラブルも未然に防げます。

    結果として、長期間安心してエコキュートを利用でき、余計な修理費用やクレームを避けることにつながるでしょう。

    エコキュートの騒音問題に対する苦情・トラブル対策の記事は、下記をご覧ください。

    【関連記事】エコキュートは騒音対策が必須!苦情・トラブルを避けるための対策9選!

    法律により定められている転倒防止のための基準

    エコキュートの設置は、平成25年4月以降、転倒防止措置が法律で義務化されています。

    主な基準は以下のとおりです。

    項目 基準の目安
    アンカーボルト 直径10mm以上を最低4本使用
    埋め込みの深さ コンクリートへ60mm以上
    基礎の厚み 100mm以上
    水平制度 ±5mm以内
    施工基準 メーカーごとに寸法・固定方法をマニュアルで規定

    これらを満たさないと、地震や強風時に転倒リスクが高まり、保証や保険の対象外となる恐れがあります。

    基準を知っておけば、手抜き工事を見抜きやすくなり、安心して長く利用できる環境が整うでしょう。

    参考:独立行政法人 国民生活センター|「地震に備えてしっかり固定を!」

    エコキュートの設置に基礎工事が必要ない場合もある

    すべてのケースで新たに基礎工事をおこなう必要はありません。

    基礎工事が必要ないケースは、以下のとおりです。

    基礎工事が不要になる例 基礎工事が不要になる条件
    電気温水器→エコキュートへの交換 既存基礎の寸法・強度がエコキュート設置基準を満たしている場合
    エコキュート → エコキュートへの交換 同じサイズ・同じメーカーで、既存基礎に劣化(ひび割れ・沈下)が見られない場合
    特殊な設置環境 専用の設置台や補強材を使用すれば基礎工事が省略できる場合

    ただし「基礎工事が不要」とされるのは、あくまで既存基礎が強度や寸法を満たしている場合に限られます。

    「劣化が見られる」「メーカー指定の基準を満たしていない」場合には、新設工事が必要です。

    また、再利用する際にもアンカーボルトの固定状態の確認が重要です。

    ながお
    工事の要否を自己判断するのは危険なため、必ず専門業者に点検を依頼し、安全を確保したうえで交換を進めるようにしましょう。

    要注意!エコキュートの手抜き基礎工事のNG例

    要注意!エコキュートの手抜き基礎工事のNG例

    基礎工事が不十分だと、転倒や故障のリスクが高まり、最悪の場合は保証対象外となることもあります。

    以下のような施工は要注意です。

    NG例 問題点
    地面へ直置き 沈下や傾きでタンクが不安定になる
    ブロックを並べただけ 強度不足で地震・強風時に転倒リスクがある
    アンカーボルト未使用 法令違反で安全性が確保されない
    アンカーの径が基準未満 固定力不足で揺れに耐えられない
    基礎の厚み不足(100ミリ未満) コンクリートが割れやすく寿命が短い

    このような手抜き工事は、一見すると安く済むように見えても、後々の修理費や安全リスクを考えると大きな損失につながります。

    見積もり時には、施工方法を必ず確認し、怪しい点があれば他業者に相談する姿勢が大切です。

    エコキュートの基礎の種類①:打ち基礎

    エコキュートの基礎の種類①:打ち基礎

    出典:Panasonic|リフォームの工事工程をご紹介! エコキュート

    ながお
    打ち基礎とは、地面を掘削し、砕石や型枠を設けたうえでコンクリートを流し込んで固める基礎工事の方法です。

    住宅基礎と同じように頑丈で、長期的に安定性を確保できるのが特徴です。

    打ち基礎を選択する3つのメリット

    打ち基礎は、もっともオーソドックスな施工方法で、安定性に優れるため多くの現場で採用されています。

    打ち基礎のメリットは、下記の3点です。

    1. 耐久性が高い:厚み100mm以上のコンクリートで施工されるため、重いタンクを長期間支えられる。
    2. 転倒防止効果が高い:アンカーボルトをしっかり固定でき、地震や強風時でも安心。
    3. 自由度が高い:寸法や形状を現場ごとに調整でき、敷地の条件に合わせた施工が可能。

    このように、打ち基礎は長期利用を見据える家庭や、設置環境に制約がある場合に特に向いています。

    費用や工期はかかりますが、それ以上に「安心して長く使える基礎」を得られるのが魅力です。

    打ち基礎を選択する3つのデメリット

    一方で、打ち基礎にはデメリットもあり、施工時の注意が必要です。

    打ち基礎のデメリットは、下記の3点です。

    1. 費用が高め:型枠や生コン費用がかかり、エコベースに比べて高額になりやすい。
      ※工事費用の目安3~5万円程度(エコベースを用いた費用目安は1~3万円)
    2. 施工期間が長い:コンクリートの養生期間が必要で、設置まで数日~1週間程度かかることがある。
    3. やり直しが難しい:固まった後は修正が困難で、寸法ミスや水平精度の不足が致命的になる。

    つまり、打ち基礎は「頑丈で安心」な反面、「コスト」と「施工時間」にデメリットがあります。

    信頼できる業者に依頼し、丁寧な施工をしてもらうことが重要です。

    エコキュートの基礎の種類②:エコベース

    エコキュートの基礎の種類②:エコベース

    出典:Yahoo!ショッピング|エコベース

    ながお
    エコベースとは、工場で製造された専用のコンクリート台を設置し、その上にエコキュートを据え付ける方法です。

    プレキャスト型のため施工が簡単で、短期間かつ低コストで導入できます。

    ※プレキャスト型とは:工場であらかじめ製造されたコンクリート製の型枠材で、現場で組み立てて使用する型枠のこと。

    エコベースを選択する3つのメリット

    エコベースは手軽に導入できるため、費用や工期を重視する家庭に選ばれやすい基礎です。

    エコベースのメリットは、下記の3点です。

    1. 施工がスピーディー:現場での打設作業が不要で、設置当日から使用可能。
    2. 費用が安い:型枠や生コンを使わず、打ち基礎に比べてコストを抑えられる。
      ※エコベースを用いた費用の相場1~3万円(打ち基礎の費用相場は3~5万円)
    3. 品質が安定している:工場生産のため寸法精度や強度が一定で、仕上がりにムラがない。

    このように、エコベースは「コストと時間の節約」を重視する場合に適しており、標準的な家庭用エコキュートに向いているでしょう。

    エコベースを選択する3つのデメリット

    ただし、利便性の反面でデメリットもあります。

    デメリットは、下記の3点です。

    1. 耐久性は打ち基礎に劣る:長期間の使用で沈下やズレが生じやすい。
    2. 設置場所に制約がある:不整地や傾斜地では安定せず、補強が必要になる場合がある。
    3. 大型タンクには不向き:重量の大きい高容量タイプは、打ち基礎の方が安心。

    つまり、エコベースはコスト面とスピードで優れている一方、設置環境やタンク容量によっては不向きな場合もあります。

    大容量タンクを想定するなら、打ち基礎の検討が望ましいでしょう。

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    エコキュートの基礎工事の流れ

    エコキュートの基礎工事の流れ

    エコキュートの基礎工事は、打ち基礎とエコベースで工程が異なります。

    ここでは、それぞれの工事手順をわかりやすく解説します。

    1. 打ち基礎の工事手順
    2. エコベースの工事手順

    順にみていきましょう。

    打ち基礎の工事手順

    打ち基礎は現場でコンクリートを打設して作るため、しっかりとした工程管理が必要です。

    掘削と整地:基礎を据える場所を30~40cmほど掘削し、地面を平らに整える。
    砕石敷きと転圧:砕石を敷き詰めて転圧し、地盤を安定させる。
    型枠の設置:木枠を組んで基礎の形状と寸法を整える。
    コンクリート打設:厚み100mm以上を目安に生コンクリートを流し込み、内部の空気を抜く。
    アンカーボルト埋め込み:水平を確認しながら所定の位置にアンカーボルトを固定する。
    養生期間:3日以上乾燥させ、十分な強度が出てから本体を設置。

    この手順により、耐久性と安定性を兼ね備えた基礎が完成します。

    エコベースの工事手順

    エコベースは、工場製品を設置する方式のため、打ち基礎に比べて短時間で工事が完了します。

    整地作業:設置場所の草や土を取り除き、水平に均す。
    砕石敷きと転圧:地盤を強化するため、砕石を敷いて転圧する。
    エコベースの設置:プレキャスト製のエコベースを所定の位置に設置。
    水平確認:水平器で傾きを確認し、ズレがないか調整する。
    アンカーボルトで固定:本体とエコベースをしっかり固定して完了。

    最短半日程度で完了するため、設置当日から利用できるケースも多いのが特徴です。

    エコキュートの設置にかかる総費用の相場

    エコキュートの設置にかかる総費用の相場

    エコキュートの設置費用は「本体価格」と「工事費用」を中心に構成されます。

    本体は容量によって差があり、200Lクラスの小型なら25〜40万円、400L以上の大型タイプでは30〜50万円が目安です。

    ながお
    工事費用は10〜20万円程度ですが、配管工事の難易度によっては30万円を超える場合もあります。

    さらに、撤去費1〜3万円、配管材料費2〜5万円、保証延長費用なども加わるため、トータルでは40〜80万円程度が相場です。

    ガス給湯器からの交換では100万円前後になるケースもありますが、電気温水器や既存エコキュートからの入れ替えなら比較的コストを抑えやすいでしょう。

    エコキュートの交換費用やメリット、補助金活用など詳しい情報は、下記記事をご覧ください。

    【関連記事】エコキュートの交換費用は?買い替え時期やメリット・補助金活用について徹底解説!

    エコキュートの基礎工事はDIYでも可能?

    エコキュートの基礎工事はDIYでも可能?

    ながお
    エコキュートの基礎工事を、業者に依頼せずDIYでおこなうのはおすすめできません。

    理由は明確で、満水時に400kgを超える重量を支える強度を確保するのは、DIYでは困難なためです。

    さらに、水平がわずかに狂うだけで配管や本体に負担がかかり、故障の原因となります。

    アンカーボルトの施工不良は、地震や強風時の転倒リスクを高め、コンクリート打設や養生管理にも専門知識が不可欠です。

    また、DIYで施工した場合は、メーカー保証や補助金が無効になる可能性がある点も大きなリスクです。

    基礎工事は、見た目以上に専門性が高く、安全性や保証の観点からもDIYは現実的ではありません。

    安心して長く使用するためには、必ず専門業者に依頼しましょう。

    なお、基礎工事だけでなく、エコキュート本体の設置も資格や知識がない状態でDIYはできません。

    設置作業に必要な条件やリスクについては、下記の記事で詳しく解説しています。

    【関連記事】「エコキュートはDIYで交換できる?自分でするリスクや必要資格・費用を解説

    エコキュートの基礎工事〜設置はプロの専門業者に任せよう!

    エコキュートの基礎工事〜設置はプロの専門業者に任せよう!

    エコキュートの基礎工事は、400kgを超えるタンクを支えるために欠かせない工程です。

    打ち基礎とエコベースにはそれぞれ特徴があり、設置環境や予算に応じて適切に選ぶ必要があります。

    手抜き工事やDIY施工は転倒や保証無効のリスクが高く、長期的に見れば大きな損失につながります。

    安心して長く利用するためには、施工基準を理解したうえで信頼できる専門業者に依頼しましょう。

    交換パラダイスでは、最適なエコキュート・打ち基礎を丁寧に説明しながらご提案させていただきます。

    打ち基礎について悩んでいる・エコキュートの導入について悩んでいる方は、ぜひ一度弊社にご相談ください!

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    エコキュートの買い替えに対する悩みはさまざまで、どう対処したらいいのかわからないことも多いですよね。

    交換パラダイスはこれまで、約1,700件以上のエコキュートに関するお悩みを解決してきた実績を持ち、Googleの口コミではありがたいことに★5つの高評価を数多くいただいております。

    交換パラダイスの特徴
    • エコキュートの交換が実質20万円台〜!
    • 経済産業省給湯省エネ事業登録店|補助額最大17万円!※1
    • 商品保証10年無料|工事保証は15年無料!※2
    • 10年間の毎年点検を付帯可能!※3

    さまざまなお悩みに最適な提案をいたしますので、エコキュートについてお困りの場合には、ぜひ一度ご相談ください。

    ※1 ※2 ※3 注意事項はこちら

    ※1 経済産業省の給湯省エネ事業2025の補助金対象のエコキュート(以下EQ)への交換における補助額であり、電気温水器からEQの交換の場合最大17万円支給されます。

    EQからEQの場合は最大13万円となります。

    当社はお客様の代わりに申請書類作成のサポートを行いますが、申請者はあくまでお客様自身となります。

    また行政・自治体の判断で補助金が打ち切りになる等、給付が確約するわけではございませんので、あらかじめご承知おきください。

    ※2 実質無料キャンペーン含む。無償保証規約はこちらから。

    ※3 10年間毎年1回点検について… 当社で製品を購入していただいたお客様限定で、ご契約時に定期点検(別途有料:49,500円(税込))をお申し込みいただいた場合に限ります。

    施工後10年間にわたり、毎年1回(初年度は3か月後、1年後の2回)、合計11回にわたり弊社が設置した給湯器に不具合がないかを無償で点検いたします。 

    購入した製品の製品不備確認(リコールだった場合メーカーへ打診協議をお客様の代わりに行います)や施工不備による部分修理などを全て無償で行います。 

    蓄電池や太陽光パネルを設置している場合、それらの点検・簡易修理も無償で承ります。

    その他住宅関連の点検も希望される場合は、点検のご連絡の際にお伝えいただければ無償で点検対応いたします。

     なお、一部エリアは対象外となります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

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    この記事の監修者

    長尾 太一のアバター 長尾 太一 エコキュートのプロ

    交換パラダイスの長尾です。

    ・「何よりもお客様を大切にする」という会社の理念に共感し、北海道から「愛と情熱」を原動力に上京
    ・現在、家回り全般に対応できる総合リフォーム会社のエコキュート専門チームに所属
    ・お客様一人ひとりと真剣に向き合うことを最優先に生きています。
    ・モットーは「猪突猛進」
    ・「長尾さんにお願いして本当によかった!」という言葉が一番の大好物
    ・「エコキュートのことなら長尾」とお客様だけでなく社員からも頼られる存在

    エコキュートのプロフェッショナルとして、商品知識・施工知識・住宅全般の知識、すべてに精通し、お客様のどんなお悩みにもお応えいたします。皆様の生活がより豊かにできるような安心・快適な住まいづくりのお手伝いに全力投球いたします。

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