電気温水器とエコキュートは何が違う?電気代や寿命・メリット・デメリットを解説!

「電気温水器とエコキュートでは何が違うの?」
「どっちのほうが便利?」
「安く済むのはどっち?」

エコキュートの導入を検討している場合、このような疑問を持っている方は多いでしょう。

たしかに導入の経験がなければ、どちらがどのような特徴を持っているかわからないですよね。

この記事では、電気温水器とエコキュートの特徴や違い、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

電気温水器とエコキュート、どちらを導入するか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

目次

そもそも電気温水器・エコキュートとは?違いを解説

そもそも電気温水器・エコキュートとは?違いを解説

まず電気温水器とエコキュート、それぞれがどのようなものか解説します。

また、電気温水器とエコキュートの違いを表で比較します。

まずは両者の特徴と違いを理解しましょう。

電気温水器とは?

電気温水器とは、電熱ヒーターで水をお湯にして、貯水タンクに貯めておく給湯器です。

非常にシンプルな仕組みであり、電子ケトルや電気ストーブなどと同様の原理で給湯しています。

エコキュートとは?

エコキュートは、ヒートポンプ技術を利用して大気中の空気熱を集めて熱エネルギーを蓄え、そこに少量の電力エネルギーを流し、双方のエネルギーを組み合わせてお湯をつくる給湯器です。

大気中の熱を利用してエネルギー効率が向上させ、光熱費を安く抑える効果が得られます。

電気温水器とエコキュートの違い

電気温水器とエコキュート、それぞれの違いをまとめたので参考にしてください。

項目 電気温水器 エコキュート
加熱方法 電力エネルギー 電力エネルギー+熱エネルギー
初期費用の目安 20〜40万円 40〜60万円
光熱費の目安(年間) 8〜18万円 2〜5万円
寿命の目安 10〜15年 10〜15年

初期費用では電気温水器、年間の光熱費ではエコキュートが優秀です。

電気温水器の3つのメリット

電気温水器の3つのメリット

電気温水器のメリットは以下の3点です。

  • 初期費用が抑えられる
  • 設置場所の選択肢を広げられる
  • 機械音を抑えられる

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

①初期費用を抑えられる

やはり初期費用を抑えられる点は、電気温水器の大きなメリットです。

エコキュートは、初期費用に40〜60万円ほどかかりますが、電気温水器の場合は20〜40万円程度で抑えられます。

導入にかかる出費を抑えたい場合には魅力的な選択肢となるでしょう。

②設置場所の選択肢を広げられる

設置場所の選択肢を広げられる点も、電気温水器のメリットです。

電気温水器は比較的コンパクトにデザインされているため、場所を取りません。

エコキュートの設置を断念せざるを得ない場合でも、電気温水器ならスペースが足りることも多々あります。

③機械音を抑えられる

エコキュートと比較すれば、機械音も小さく抑えられています。

夜間や早朝でも騒音を心配せず使用できるでしょう。

ただしエコキュートの機械音も、さほど大きなものではありません。

そのため、特別に音に敏感であるなどのケースを除けば、エコキュートでも問題はないでしょう。

電気温水器の2つデメリット

一方で、電気温水器にはデメリットもあります。

  • 光熱費が高くなる
  • 湯切れを起こす可能性がある

両方とも重要なデメリットなので、きちんと理解しておきましょう。

①光熱費が高くなる

電気温水器では、光熱費が高くなる点に注意が必要です。

エコキュートは、年間2〜5万円ほどで利用できます。

一方で電気温水器の場合は、高ければ年間20万円ほどかかります。

初期費用は安いですが、導入以降はエコキュートと比較して高いランニングコストがかかる点に注意しましょう。

長く使い続けるほど、エコキュートのほうがコストパフォーマンスが高くなるため、トータルの費用を考えれば、エコキュートのほうがお得です。

②湯切れする可能性がある

古いタイプの電気給湯器の場合、湯切れする可能性があります。

電気温水器はタンク内にお湯を蓄えますが、貯湯を使い切ってしまうと、再び給湯されるまで待つ必要があります。

大家族が同一の時間帯に入浴するなどがあれば、湯切れになるケースはありえるでしょう。

湯切れを避けるためには、適切な容量のタンクを選択するのがポイントです。

また、最新のフルオートなどの機種であれば、基本的に湯切れにはなりにくい設計になっています。

エコキュートの3つのメリット

エコキュートの3つのメリット

エコキュートを利用する、3つのメリットを解説します。

  • ランニングコストを抑えられる
  • 補助金が利用できお得に導入できる
  • ガス漏れや火災のリスクを低減できる

それぞれ詳しく解説します。

①ランニングコストを抑えられる

まず、ランニングコストを抑えられる点が魅力です。

電気温水器の場合は、高ければ年間20万円ほどの光熱費がかかることもあります。

一方でエコキュートの場合、たいていは年間2万円から5万円の費用で抑えられるでしょう。

長く使い続けるほど、コストパフォーマンスはエコキュートのほうが高くなっていきます。

②補助金が利用できお得に導入できる

エコキュートを導入する場合、補助金を利用可能です。

たとえば経済産業省がおこなう給湯省エネ2024事業では、導入時に8万円の補助金が支給されます。

また、エコキュートの性能が一定水準を満たしているなら、さらなる追加補助を受けることも可能。

導入の際は、必ず利用したい補助金です。

【関連記事】【2024年最新】エコキュート補助金|対象機種や申請方法・期限を徹底解説!

③ガス漏れや火災のリスクを低減できる

安全面では、ガス漏れや火災のリスクを低減できる点があげられます。

そもそもエコキュートでは、ガスを使用しないからです。

特に高齢者や子どもがいる場合には、大きな安心材料となるでしょう。

エコキュートの2つのデメリット

一方でエコキュートには、以下のようなデメリットがあります。

  • 初期費用が高くなる
  • 機械音がやや気になる

特に初期費用のほうは、かなり重要なポイントです。

①初期費用が高くなる

まず、初期費用が高くなる点はデメリットです。

電気温水器は20〜40万円で導入できる一方、エコキュートでは40〜60万円ほどの費用がかかります。

初期費用をかけられない場合には、大きなデメリットと感じられるでしょう。

ただ、補助金制度を利用すれば、電気温水器と同程度の初期費用に抑えることが可能です。

補助金も踏まえて、エコキュートと電気温水器のどちらがよいか、慎重に検討しましょう。

②機械音がやや気になる

電気温水器に比べ、機械音が大きい点にも注意しましょう。

エコキュートにはヒートポンプユニット装置があり、給湯がおこなわれる際、一定の騒音が生じます。

さほど大きな音ではありませんが、騒音に敏感な方にとっては懸念点になるでしょう。

電気温水器とエコキュートに関するよくある質問

電気温水器とエコキュートに関するよくある質問

電気温水器とエコキュートに関して、よくある質問をまとめました。

  • 電気温水器からエコキュートへの買い替え・交換費用は?
  • 電気温水器とエコキュートの見分け方は?
  • 電気温水器・エコキュートに水漏れリスクはある?

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

電気温水器からエコキュートへの買い替え・交換費用は?

電気温水器からエコキュートへ買い換える際は、新しい装置と新規工事が必要になるため、新規で導入する際と同等の費用が必要です。

おそらく40〜60万円ほどの費用がかかるでしょう。

また電気温水器の撤去に対しては、工賃が生じるかもしれません。

ただし先述のとおり、補助金を利用すれば費用を抑えることが可能です。

また交換後は年間の光熱費が10万円以上安くなることも珍しくありません。

トータルの費用を安く抑えるなら、早い段階でのエコキュートへの交換がおすすめです。

電気温水器とエコキュートの見分け方は?

エコキュートにのみ付属する、ヒートポンプユニットの有無で見分けることが可能です。

ファンがついた背の低い装置がヒートポンプユニットです。

これがあればエコキュート、なければ電気温水器と判断して問題ありません。

電気温水器・エコキュートに水漏れリスクはある?

どちらの場合でも、水漏れリスクがあります。

両方とも、タンクや配管部分の劣化によって穴が空き、そこから漏水するケースが想定されます。

水漏れを防ぐには、きちんとしたメンテナンスや修理が必要となるでしょう。

詳しいメンテナンス方法を下記記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

【関連記事】エコキュートのメンテナンス方法は?お手入れのペースや具体的な掃除のやり方を解説

まとめ:電気温水器とエコキュートはきちんと比較検討するのが重要

この記事では電気温水器とエコキュートに関して解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

まず電気温水器とエコキュートでは、給湯の方式が異なります。

電気温水器は、電力エネルギー単体でお湯を沸かす仕組み。

一方でエコキュートは、電力エネルギーと大気中から得られた空気熱を組み合わせて給湯します。

初期費用と光熱費、寿命に関しては以下を参考にしてください。

項目 電気温水器 エコキュート
加熱方法 電力エネルギー 電力エネルギー+熱エネルギー
初期費用の目安 20万円〜40万円 40万円〜60万円
光熱費の目安(年間) 8万円〜18万円 2万円〜5万円
寿命の目安 10年〜15年 10年〜15年

電気温水器は、初期費用が安いものの、光熱費が高い点に注意してください。

エコキュートは、初期費用が高いものの、その後の光熱費は電気温水器よりもはるかに安く抑えられます。

初期費用も、補助金を利用すれば安くすることが可能です。

トータルの費用を比較すると、エコキュートを導入するほうが経済的だといえるでしょう。

電気温水器を使っている場合は、エコキュートの導入を検討してみましょう。

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※1 ※2 ※3 注意事項はこちら

※1 経済産業省の給湯省エネ事業2024の補助金対象のエコキュート(以下EQ)への交換における補助額であり、電気温水器からEQの交換の場合最大18万円支給されます。

EQからEQの場合は最大13万円となります。

当社はお客様の代わりに申請書類作成のサポートを行いますが、申請者はあくまでお客様自身となります。

また行政・自治体の判断で補助金が打ち切りになる等、給付が確約するわけではございませんので、あらかじめご承知おきください。

※2 実質無料キャンペーン含む。無償保証規約はこちらから。

※3 10年間毎年1回点検について… 当社で製品を購入していただいたお客様限定で、ご契約時に定期点検(別途有料:49,500円(税込))をお申し込みいただいた場合に限ります。

施工後10年間にわたり、毎年1回(初年度は3か月後、1年後の2回)、合計11回にわたり弊社が設置した給湯器に不具合がないかを無償で点検いたします。 

購入した製品の製品不備確認(リコールだった場合メーカーへ打診協議をお客様の代わりに行います)や施工不備による部分修理などを全て無償で行います。 

蓄電池や太陽光パネルを設置している場合、それらの点検・簡易修理も無償で承ります。

その他住宅関連の点検も希望される場合は、点検のご連絡の際にお伝えいただければ無償で点検対応いたします。

 なお、一部エリアは対象外となります。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

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