水圧が高いエコキュートメーカーランキングを紹介!高水圧のメリット・デメリットも解説

エコキュートの水圧が弱くて困った経験はありませんか?
特に、シャワーを使うときに水流が弱いとストレスを感じる方もいるでしょう。
しかし、エコキュートには高圧タイプがあり、これを選ぶことで水圧の問題を解消できます。
この記事では、水圧が高いエコキュートメーカーをランキング形式で紹介し、それぞれの特徴や利点を徹底解説します。
またエコキュートの高圧タイプのメリットだけでなく、デメリットについても触れ、交換前に試せる水圧改善方法もお伝えするので、エコキュートの水圧で悩んでいる方は参考にしてください。
エコキュートの水圧が弱いといわれる理由
エコキュートの水圧が弱いといわれている主な原因は「エコキュートの給湯方式」にあります。
一般的なガス給湯器の給湯方式は、水道水の水圧をそのままの勢いで供給する「水道直圧式」です。
一方エコキュートの場合は、使用するお湯を水道管から直接供給するのではありません。
「貯湯式」という給湯方式を採用しており、1日に使用するお湯をまとめて作り、貯湯タンクに貯めておき、必要なときにタンクからお湯を取り出す仕組みです。
この貯湯タンクは、水道水の水圧には耐えられないため「減圧弁」という強制的に水圧を下げるための弁が取り付けられています。
これが、エコキュートのお湯の水圧が低いといわれるゆえんです。
エコキュートの水圧が弱い原因をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
【関連記事】エコキュートの水圧は弱いって本当?原因から強くする方法まで解説!
エコキュートの高圧タイプとは
近年のエコキュートは、加圧ポンプを内蔵した「高圧タイプ」や「パワフル高圧タイプ」も登場しており、ガス給湯器に近い快適な水圧を実現できます。
エコキュートには水圧の違いによって複数の種類が存在し、使用環境に適した選択が求められます。
ここでは高圧タイプの基本と、さらに水圧が高いタイプについて解説します。
エコキュートには「高圧タイプ」と「標準圧タイプ」がある
エコキュートは「標準圧タイプ」と「高圧タイプ」に分けられます。
標準圧タイプは、タンク内の自然圧を利用してお湯を供給する方式で、水圧は控えめです。
2階での使用やシャワーの勢いが物足りないと感じる場面もあります。
一方、高圧タイプは加圧構造を備えており、より高い水圧を確保できます。
これにより、複数の蛇口やシャワーを同時に使っても水圧が落ちにくく、家族全員が快適に使用できます。
高圧タイプよりさらに高圧の「パワフル高圧」「ウルトラ高圧」がある
高圧タイプのなかでも、特に水圧が強化された「パワフル高圧」や「ウルトラ高圧」モデルもあります。
これらのタイプは、標準圧タイプの約1.6倍である300kPa前後の水圧を実現し、2階・3階の浴室でもストレスなくお湯が使えます。
複数の水まわりを同時に使用しても水圧が安定するため、家族が多い世帯にもおすすめです。
【水圧比較】
水道水 | 200~400KPa |
標準圧タイプのエコキュート | 190KPa前後 |
高圧タイプ(パワフル高圧、ウルトラ高圧タイプを含む)のエコキュート | 300KPa前後~ |
エコキュートの水圧に関するさらに詳しい情報に関しては、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】エコキュート高圧・標準タイプ徹底比較!水圧や費用などの違いから最適な選び方を解説
水圧が高いエコキュートメーカーランキング
ランク | メーカー | 名称 | 水圧(KPa) |
1 | 日立 | ナイアガラ出湯 | 500 |
2 | ダイキン | パワフル高圧給湯 | 330 |
3 | パナソニック | ウルトラ高圧 | 325 |
4 | 三菱電機 | ハイパワー給湯 | 290 |
5 | コロナ | 高圧力パワフル給湯 | 260 |
家庭での快適なシャワーや給湯には、水圧が重要です。
ここでは、水圧性能に定評のあるエコキュートメーカーをランキング形式で紹介します。
それぞれの特徴を理解し、自宅に合った製品選びに役立てましょう。
1.日立エコキュート「ナイアガラ出湯」
出典:日立公式サイト「エコキュート総合カタログ」
日立の「ナイアガラ出湯」は、水道直圧式を採用し、他メーカーとは一線を画す500KPaという高水圧を実現しています。
シャワーや複数箇所での同時使用でも水圧が落ちにくく、給湯速度も速いのが特長です。
朝の忙しい時間帯でも、ファミリー全員がストレスなくお湯を使えます。
2.ダイキンエコキュート「パワフル高圧」
出典:ダイキン公式サイト「家庭用ヒートポンプ給湯機 総合カタログ」
ダイキンの「パワフル高圧」は、最大水圧約330kPaを実現しました。
2階建てや3階建ての住宅でも十分な水圧を保ちます。
浴室やキッチンなど複数の場所でお湯を使っても、快適な水圧を維持できます。
水圧に敏感なユーザーからの評価も高いモデルです。
また、ダイキン独自の水流制御技術により、高い省エネ効果を発揮します。
3.パナソニックエコキュート「ウルトラ高圧」
出典:パナソニック公式サイト「Panasonicの由来 – パナソニック ホールディングス」
パナソニックの「ウルトラ高圧」モデルは、圧倒的な水圧性能(最大325kPa)が魅力です。
高層住宅でも勢いのあるシャワーが可能で、ストレスのない入浴環境を実現します。
また、複数の蛇口の同時使用時も安定した水圧の維持が可能です。
水圧の高さを重視するなら、有力候補の1つです。
4.三菱電機エコキュート「ハイパワー給湯」
出典:三菱電機公式サイト「家庭用エコキュート 総合カタログ」
三菱電機の「ハイパワー給湯」は、安定した高水圧とスムーズな温度調整が特長です。
断続的な水使用でも快適さを保ち、細かな設定が可能な点もユーザーに支持されています。
静音性や省エネ性能とのバランスも良好です。
5.コロナエコキュート「高圧力パワフル給湯」
出典:コロナ公式サイト「集合住宅専用エコキュートカタログ」
コロナの「高圧力パワフル給湯」は、給湯時の圧力損失を抑え、安定した水圧を提供する設計になっています。
特に寒冷地仕様モデルも揃っており、寒い地域でもしっかりとした湯量を確保できます。
水圧と使い勝手のバランスを重視する家庭におすすめです。
水圧が高いエコキュートのメリット
水圧の高いエコキュートを選ぶことで、日常の給湯環境が大きく向上します。
高圧タイプがもたらす3つの主なメリットを具体的に紹介します。
- 湯はりも早くシャワーの勢いが強く快適
- 2階や3階でも快適にシャワーが使える
- 2箇所同時にお湯が使える
順に解説します。
湯はりも早くシャワーの勢いが強く快適
高圧エコキュートは、従来の標準タイプに比べて水圧が高いため、シャワーの勢いが格段に強くなります。
しっかりとした水流が体に当たることで、リラックス感や爽快感が増すだけでなく、石けんやシャンプーの泡を素早く洗い流せるため、入浴の時短にもつながります。
また、浴槽への湯はりもスピーディーで、設定した湯量まであっという間に完了するため、疲れて帰宅した夜にすぐお風呂に入れるのも魅力の1つです。
2階や3階でも快適にシャワーが使える
エコキュートを1階に設置している家庭では、2階や3階の浴室で水圧が弱くなる現象がしばしば発生します。
特に高層階に水まわりを配置している住宅では、標準タイプではシャワーの勢いが物足りなく感じることも少なくありません。
高圧タイプであれば、高所でも安定した水圧を確保できるため、どのフロアでも変わらない使い心地を実現します。
2世帯住宅や3階建ての戸建てにお住まいの方にとっては、家全体で水まわりのストレスを感じない点で大きな安心感があります。
さらに、水圧に影響されにくい構造により、使用する時間帯を問わず一定の快適さを保てる点もメリットです。
2箇所同時にお湯が使える
高圧エコキュートは、キッチンや洗面所、浴室など複数の場所で同時にお湯を使っても、水圧の低下が起きにくい設計になっています。
例えば家族の誰かがシャワーを使っている最中に、別の家族がキッチンで洗い物をしたり、洗面台で顔を洗ったりしても、どちらか一方の水圧が著しく下がるような心配はありません。
これにより、朝の支度時間や帰宅後の時間帯など、複数人が同時に水を使うタイミングでもストレスなく給湯できます。
家族のライフスタイルに合わせた使いやすさが高まり、家事や入浴がスムーズに進むようになることで、日常の小さなイライラを減らせるのも大きな魅力です。
水圧が高いエコキュートのデメリット
高圧タイプのエコキュートには多くの利点がありますが、導入前に知っておきたい注意点も存在します。
ここでは主なデメリットを3つに分けて解説します。
水道料金が高くなる可能性がある
高圧エコキュートは、短時間に大量のお湯を出せる性能がありますが、その分多くの水を消費する傾向があります。
家族の人数が多かったり、1人あたりのシャワー時間が長かったりする家庭では、水道料金の上昇が目立つこともあるでしょう。
水圧の快適さを重視する一方で、使用量のコントロールも大切です。
使用していないときはこまめにシャワーや流し台の蛇口をよく閉めるか、節水シャワーヘッドを取り付けるなどの節水対策も心がけましょう。
水圧が高いエコキュートは初期費用が高い
高圧タイプは、タンクの耐圧構造が強化されており、水道料金だけでなく、標準タイプより製品価格自体が高くなる傾向があります。
例えばダイキンエコキュートの場合、標準圧タイプのエコキュートが約115万円であるのに対して、高圧タイプは約127万円です。
三菱電機のエコキュートは、標準圧タイプのエコキュートが約98万円であるのに対して高圧タイプは約127万円であり、いずれも10万円以上の価格差があります。
加えて、設置環境に応じた対応工事や機器の選定が必要となり、トータルでの初期費用がかさむケースもあります。
予算に余裕をもって検討しましょう。
ただ、エコキュート導入の際には、国や自治体より補助金を受けられる場合があります。
特に国がおこなっている「給湯省エネ事業」では、最大17万円の補助金が受けられる場合があります。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
【関連記事】【最新版】エコキュート補助金「給湯省エネ2025事業」を徹底解説!
水圧の低いエリアでは高圧タイプの機能が活かせない
どれほど高性能な高圧エコキュートでも、設置地域の水道本管の水圧が低ければ、その性能を発揮しにくくなります。
特に山間部や水道管が古いエリアでは水圧不足が懸念されるため、導入前に地域の水道環境や水圧状況の確認が重要です。
必要に応じて給湯加圧ポンプの併用も検討するとよいでしょう。
水圧が高いエコキュートに交換する前に試せる水圧改善方法
高圧タイプのエコキュートに交換を検討する前に、まずは現在の給湯設備や使用環境を見直すことで、水圧に関する不満が解消できる場合もあります。
無駄な出費を避け、現状の設備を有効活用するためにも、簡単かつ効果的な水圧改善方法を一度試してみることをおすすめします。
特に実行しやすく、多くの家庭で改善効果が期待できる4つの方法を紹介します。
- シャワーヘッドの交換
- 給湯温度の設定変更
- フィルターや配管の点検
- 給湯加圧ポンプの導入
順にみていきましょう。
シャワーヘッドの交換
現在使用しているシャワーヘッドが標準タイプの場合、加圧機能付きや低水圧対応のシャワーヘッドに変更すれば、水の勢いを体感的にアップさせられます。
これらのタイプは、節水効果も兼ね備えており、水道料金の節約にもつながります。
設置も簡単で、工具不要で交換できるモデルが多く販売されています。
コストも比較的抑えられるため、もっとも手軽に実行できる改善策の1つとしておすすめです。
給湯温度の設定変更
エコキュートの設定温度が低すぎると、水とお湯の混合比率が上がり、結果的にお湯の勢いが弱くなる傾向があります。
例えば設定温度を50〜60度に調整すれば、より高温のお湯が供給され、混合時の水の割合を減らすことができ、水流の勢いを維持できます。
ただし、温度を上げすぎると火傷のリスクもあるため、利用者全員の安全を考慮して適切な温度設定が重要です。
フィルターや配管の点検
フィルターや配管の点検も重要な水圧改善の1つです。
給湯器本体やシャワーまわりのフィルターは、知らないうちにゴミや汚れが詰まりやすく、水圧低下の原因になります。
また、長年使用している配管にも水あかや鉄サビが蓄積して水の流れを妨げることがあります。
定期的に清掃や点検をおこなえば、適正な水圧を維持しやすくなります。
最近水圧が急に弱くなったと感じる場合は、まずフィルターや配管に問題がないか確認してみるとよいでしょう。
給湯加圧ポンプの導入
加圧ポンプは、既存の給湯システムに追加して使用する装置で、水圧不足を補うための最終手段ともいえる存在です。
2階や3階の浴室で水圧が不足している家庭では、導入によって目に見える改善が期待できるでしょう。
最近のポンプは省エネ性や静音性にも優れており、ライフスタイルに応じたモデルを選ぶことで快適さが向上します。
ただし、設置には電気工事や配管工事が必要になるため、費用や工期に関して事前に業者との相談が大切です。
水圧にこだわるなら高圧タイプのエコキュートがおすすめ!
エコキュートの水圧に不満を感じている方には、高圧タイプの導入がおすすめです。
シャワーの勢いが格段に向上し、2階や3階の浴室でも快適に使用できます。
さらに、複数箇所で同時に給湯しても水圧の低下が少ないため、人数が多い家族での使用にも最適です。
導入前には、デメリットや既存設備の改善策も確認したうえで最適な機種を選びましょう。
水圧の悩みが解消できれば、毎日の入浴や家事がぐっと快適になります。
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